広い敷地の中でのびのびと暮らしている動物達とふれあえる、埼玉県こども動物自然公園。
ここでしか見ることのできないクオッカや、みんなの人気者のコアラにも会えるので、お出かけすれば大満足間違いなしです。
また、園内には動物以外にも楽しめるスポットがたくさん!
この記事では、埼玉県こども動物自然公園の魅力を全て紹介します。参考にすれば、より園内を楽しむことができますよ。
※掲載内容は執筆当時のものです。最新情報は事前にご確認ください。
埼玉県こども動物自然公園の情報

まずは、埼玉県こども動物自然公園の基本情報を紹介します。
などなど、気になる情報をわかりやすく、まとめています。
順番に確認していきましょう。
埼玉県こども動物自然公園ってどんなところ?
埼玉県こども動物自然公園は、動物たちとの距離が近いのが最大の特徴です。
小動物とふれあえるのはもちろん、なんと園内ではカンガルーやペンギンが柵の外側を自由に動き回っている姿まで見られます。
そんな埼玉県こども動物自然公園の開園は1980年。200種類以上の動物を約1,600頭も飼育しています。動物を通して40年以上もこども達の教育に一役かっている、歴史ある動物園です。敷地の広さは46haもあり、なんと東京ドーム10個分の広さ。
岩殿丘陵(いわどのきゅうりょう)の豊かな自然に囲まれているので、園内を散歩するだけで四季折々の植物を観察できます。広すぎるため、徒歩で全てを見て回ると、個人差もありますが6時間程かかってしまいます。
マップを確認すると公園全体はこんなに広いんです。

出典:埼玉県こども動物自然公園
「子供もいるから、そんなには歩けないな」という方も安心して下さい。
そんな時は、園内バスを利用しましょう。
真っ赤な蒸気機関車の見た目をした「彩ポッポ」は、子供たちに大人気です。
大人だけなら自然を満喫しながら徒歩で園内を散策するも良し、子供と一緒にゆったりと機関車に揺られながら園内を周るも良しなので、全世帯が楽しめる動物園になっています。
入園料 |
大人(高校生以上)520円 / 小人(小・中学生)210円 |
年間パスポート |
大人(高校生以上)1,560円 / 小人(小・中学生)640円 / 65歳以上 1,040円 |
[ 団体料金 ] 30人以上 |
大人(高校生以上)420円 / 小人(小・中学生)170円 |
埼玉県こども動物自然公園の詳細はこちら
埼玉県こども動物自然公園でしか見られない動物たちをご紹介!!
埼玉県こども動物自然公園には、ここでしか見られない動物たちが数多くいます。
今回はその中でも、8種類の可愛い動物たちを紹介しますね。
クオッカは、日本にやってきた際にはニュースにもなったので知っている方も多いかもしれませんね。ですが、他の動物達もなかなかお目にかかれない希少な動物ばかりですよ。
一つずつ順番に見ていきましょう。
プーズー

チリやアルゼンチンに生息している世界最小のシカです。
プーズーとは、現地の先住民の言葉で小さなシカという意味。大人になっても体長は80cm程で、中型犬ぐらいの大きさにしかなりません。2020年には、日本で初めてプーズーの赤ちゃんも産まれています。
小さな体を木の間から覗かせて、大きな瞳でこちらをジッと見つめる姿はとってもかわいいですよ。
クオッカ

クオッカが見られるのは、生息地のオーストラリア以外では埼玉県こども動物自然公園だけ!絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)にも指定されている珍しい動物なんですよ。成長しても5kg未満と小型ですが、カンガルーの仲間です。
最大の特徴は、口角をキュッと上げて笑っているような可愛らしい笑顔!
あまりに嬉しそうな表情なので世界一幸せな動物と呼ばれています。訪れた際には、そのかわいい笑顔に癒されて下さい。
グンディ

グンディはアフリカの砂漠に生息している、げっ歯類です。抱き締めたくなるようなフワフワした見た目がたまりませんよね。
展示されている小動物舎のecoハウチューでは、自然の岩場を再現しています。岩の割れ目から顔を出したり、岩場をジャンプで飛び越える姿など、活発に動き回っていますよ。
また、リラックスしている時には仲間同士のくっつきポーズが見られます。とってもかわいいので、グンディを観察する際には少し立ち止まって、シャッターチャンスを狙ってみましょう。
キボシイワハイラックス

一見するとネズミに似ているキボシイワハイラックスですが、分類上ではなんとゾウに近い動物です。白い毛が眉毛のように見えて、小さいのにとっても凛々しく見えますよね。
生息地はアフリカ周辺で、普段は木の上で生活している動物です。そのため、ずんぐりした体型の割に動きは素早く見ていて飽きません。2020年には、日本で初めてのキボシイワハイラックスの赤ちゃんも誕生しています。
とても元気な双子が遊びまわる姿を見れば、自然と笑顔になってしまうほど癒されますよ。
コビトコブウシ

コビトコブウシには、北園のウシ舎で会えます。日本では馴染みのない動物ですが、インドやスリランカでは神が宿るとされている神聖なウシです。
肩にあるコブはラクダと同じようにも見えますが、中身は全部筋肉でできています。優しそうな顔をしていますが、とってもパワフルな動物ですよ。
コビトコブウシは現在ウシ舎に1匹しか居ないので、ぜひ探してみて下さい。
チビフクロモモンガ

チビフクロモモンガは、世界最小の滑空(かっくう)をする哺乳類です。
前足と後足の間に膜があり木の上から飛び降りることで空中を飛びます。英名はフェザーテイルと呼ばれており、鳥の羽のような平な尻尾で舵を取ります。体長10㎝体重10g程度と、手に乗せられるほど小さな動物ですが、カンガルーの仲間です。
小さな体とは対照的に、吸い込まれてしまいそうなくらい大きな瞳が印象的で、ずっと眺めていたい可愛さがあります。
チビフクロモモンガには、小動物舎のecoハウチューで会えますよ。
ベニインコ

ベニインコは、その名の通り真っ赤な色をした羽が特徴です。
「自然界でこんなに鮮やかな赤色の動物がいるんだ」と驚いてしまいます。展示されている飼育舎は金網になっており、運がいいとあなたの目の前までベニインコがやって来てくれます。
飼育舎の前を訪れたら、少し立ち止まって自然の色とは思えない真っ赤な色を楽しみましょう。
ハツハナインコ
ハツハナインコは、緑色の体に赤い額がトレードマークのカラフルな動物です。体長は16㎝程で、インコにしては大きいです。
また、額の羽が真っ赤になるのはオスだけ。
雌雄の見分け方がとても簡単で、ペアで飼育すると仲睦(なかむつ)まじい姿を見せてくれます。
埼玉県こども動物自然公園で人気の動物たちをご紹介
ここからは、埼玉県こども動画自然公園で人気の動物たちを3種類ご紹介!
コアラ以外は余り馴染みのない名前が並んでいますね。特に「マヌルネコってどんな動物?」なんて声が聞こえてきそうです。
さっそく順番に紹介していきます。
たくさんの品種が見られる「サイチョウ」

埼玉県こども動物自然公園の「花と鳥の丘」では、5種類のサイチョウが見られます。
サイチョウ舎は広々とした大型ゲージになっており、色とりどりのサイチョウ達が自由気ままに暮らしている姿を観察できますよ。
サイチョウは、羽を広げると1m以上もある大型の鳥です。カラフルで綺麗ですが、オスは勇敢な性格をしており羽をバタつかせる姿は迫力があります。
また、埼玉県こども動物自然公園では、難しいとされているサイチョウの繁殖にも成功しています。日本生まれの貴重なサイチョウたちにも出会えるので、ぜひサイチョウ舎まで足を運びましょう。
準絶滅危惧種に指定されている世界最古のネコ「マヌルネコ」

マヌルネコは、イランや中国などの寒く乾燥した岩場に住んでいるヤマネコの一種です。
寒さから身を守るために長い毛が密集して生えており、まん丸な体型に見えます。足も短く、ずんぐりむっくりした見た目がなんとも言えない可愛さです。
マヌルネコが展示されている獣舎は、ログハウス風の造りになっていて中は立体的に動けるようになっています。見た目に反して俊敏に動く姿や、トンネルの中でリラックスしている姿など、様々な表情を観察できるので大人気です。
また、マヌルネコは両方の耳がやや離れていて、少し耳が垂れているように見えます。
姿勢も低いので上目づかいに見えることが多く、タレ耳とあいまって困っているような顔に見えるところが、たまらなくキュートなんですよ。準絶滅危惧種にも指定されている希少な動物なので、その愛くるしい姿をあなたの目で確認してみて下さい。
園内人気No.1「コアラ」

コアラは、言わずと知れた人気の動物です。少しとぼけた表情やスローな動き、寝ている姿などなど…どんな姿でも可愛いですよね。
コアラ達が暮らしているコアラ舎は、園内でも一番の人だかり。入り口からコアラの目の前まで100mほど歩きますが、途中も展示品を使ってさまざまなコアラの豆知識を説明してくれます。
会いたい気持ちが最高潮になったところで、いよいよコアラにご対面となるので、姿を確認できたときの感動はひとしおですよ。
コアラは一日のほとんどを寝て過ごします。
ユーカリの葉には毒が含まれており、その毒素を分解するために多くのエネルギーが必要になるからです。なるべく無駄なエネルギーを使わないように、なんと1日22時間は眠っています。動いている姿を見られたら本当にラッキーです。周りからも感動の声が聞こえてきますよ。
何度見ても飽きない可愛さなので、一日に何回か訪れて起きている姿を狙ってみましょう。
埼玉県こども動物自然公園では様々な体験ができる
「観察するだけじゃなくて、動物とふれあいたい」という方もいますよね。
安心して下さい!埼玉県こども動物自然公園には、ふれあいを通して貴重な体験ができるアクティビティーもあります。
今回はその中でも人気の高い3つをご紹介。
どれも定番の動物とのふれあいですが、定番ゆえに楽しさは折り紙付きですよ。
それぞれ詳細を説明していきます。
乗馬体験

ポニー乗馬コーナーでは、ポニーと大型の馬を飼育しています。こどもはポニー、大人は馬に乗って親子一緒に乗馬体験ができますよ。
実施時間は1日2回で、下記の通り。
しかも料金はとってもリーズナブルなんです。
大人(中学生以上) |
400円 |
小人(4歳~小学生まで) |
300円 |
障害者手帳をお持ちの方 |
無料 |
親子で乗っても1,000円で、お釣りが返ってくるのは嬉しいですよね。
体験中は必ずスタッフが横に付いて、乗り方を教てくれるので、安全面でも心配なしです。週末は親子で風を切りながら、体いっぱいに豊かな自然を感じてリフレッシュしましょう。
ウサギ・モルモットとのコンタクト
なかよしコーナーエリアでは、ウサギやモルモットとふれあえます。
実施時間は1日3回で、下記の通り。
「初めてふれあうから、ちょっと怖いな」というお子さんがいても大丈夫。近くには飼育員さんがいて、さわり方や抱っこの方法を教えてくれます。小動物は小さいので、乱暴にさわってケガをさせてしまわないか、ハラハラしてしまいますよね。
飼育員さんが近くで見守ってくれると、安心できます。親子で思う存分ふれあうことができるので、ウサギとモルモットの可愛い仕草に癒されましょう。
搾乳体験

乳牛コーナーでは、なんと無料で搾乳体験ができます。貴重な体験を無料で経験できるのは、嬉しい限りですよね。
実施時間は平日限定の1日2回で、下記の通り。
時間が短いので、他の動物に夢中になって実施時間を過ぎてしまわなように注意しましょう。
朝の食卓にかかせない牛乳が、どんな風に搾乳されているのかを体験を通して学ぶことができますよ。大人もこどもも楽しんで勉強できるのでおすすめです。
動物以外にも楽しめるスポットをご紹介
埼玉県こども動物自然公園には、可愛い動物達以外にも楽しめるスポットがたくさんあります。
子供達から特に人気のある施設は2つあります。
動物園なのに恐竜やお城まであるなんて、驚きですよね。どちらも動物達に負けないぐらい子供に大人気なので、ぜひチェックしてみましょう。
タイムスリップした気分になれる「恐竜コーナー」

恐竜コーナーには、大小合わせて20体のモニュメントが森の中に散らばっています。
すぐに見つけられる大きな恐竜もいますが、小さい恐竜や木の陰に隠れている恐竜はなかなか見つけるのが大変です。ティラノサウルスや、ブラキオサウルスも潜んでいるので子供達と全部の恐竜を探してみると盛り上がること間違いなしです。
大きな恐竜には、子供達が上に乗って遊ぶこともできます。記念撮影をすれば、親子で恐竜たちと素敵な写真を撮ることができますよ。ちょっとしたタイムスリップ気分を味わえるので、埼玉県こども動物自然公園の隠れた人気スポットです。
室内に滑り台や図書館がある「こどもの城」
こどもの城は、室内で遊べる施設です。坂を上った先にある外観はまさにお城!本格的な姿をしているので驚いてしまいます。
城内には、絵本と図鑑がたくさんある図書館やすべり台まであります。長時間こどもが飽きないようになっているので、動物園で雨が降ってきても安心です。
小学生以上は入場料が100円かかりますが、それ以上に楽しめるアトラクションが満載です。

1階では決まった時間に演奏会を始めるロボットの「ケヤキ大王」が大人気!
演奏が始まると子供は釘付けです。
他にも、映像作品を上映している「こどもの城劇場」など座って楽しめるアトラクションが多いので、歩き回って休憩したくなった場合にはピッタリのスポットになっています。
一日中遊べるお出かけスポット「埼玉県こども動物自然公園」
東京ドーム10個分の敷地内に1,600匹以上の動物達が、飼育されている埼玉県こども動物自然公園。ここでしか会うことのできない貴重な動物がたくさんいます。
珍しい動物だけでなく、人気者のコアラやペンギンなどもしっかりと飼育されているので大人も子供も満足できますよ。
また、動物とのふれあいを通して、普段は味わえないような経験を子供にさせられるのも大きな魅力です。動物園以外にも楽しめる施設があり、まさに一日中遊べるお出かけスポットになっています。
家族みんなで楽しめるので、ぜひ埼玉県こども動物自然公園に遊びに行きましょう。

埼玉県在住のお出かけ大好き人間。妻と娘を連れて埼玉のお出かけスポットを制覇するのが夢です。