「今度の休みはどこへ出かけよう?」と悩む家族やカップルは多いですよね。埼玉県で出かけるなら、動物園と水族館は特におすすめです。
海に面していない埼玉県ですが、実は水族館が1ヶ所あり、動物園は11ヶ所もあるんですよ。実際の動物や魚とふれあうことは、子供たちにとって素晴らしい経験です。
この記事では、埼玉県のおすすめの動物園と水族館12選を紹介します。
※掲載内容は執筆当時のものです。最新情報は事前にご確認ください。
目次
大迫力の餌やり!さいたま水族館
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さいたま水族館は、埼玉県にある唯一の水族館です。
館内は荒川を再現した展示になっており、埼玉で採取できる82種類の内70種類を展示しています。まるで、上流から下流へ川下りしていく感覚で魚達を観察できるので、最後まで見ていて飽きません。
展示の最後には、中に入れるドーム型の金魚鉢があり絶好の写真スポットになっています。インスタ映えするだけじゃなく、中に入った子供も普段と違った金魚の姿に大喜びです。
また、透明な水槽の後ろに家族で座れる場所があり、ここで撮影すると金魚の水槽に入ったような写真が撮れます。忘れられない思い出の1枚を残すこともできますよ。
コイが近い!餌やりコーナー
さいたま水族館でもう一つ注目したいのが、外にあるコイの池なんです。
「コイの池?どこにでもありそう」と思うかもしれませんが、普通の池とは一味違います。餌をあげる際の迫力がすごいんです。
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池の側面がアクリル板になっており、水面が目線に近いところまであるので、目と鼻の先でコイを観察することができます。とにかく、コイとの距離感が近くてびっくり!
子供たちはもちろん大はしゃぎですが、大人も楽しんで餌やりができますよ。
ホワイトタイガーに会える!東武動物公園

動物園と遊園地が融合したハイブリッドレジャーランドとして有名なのが、東武動物公園です。
総面積は関東最大の61ha(ヘクタール)でなんと東京ドーム13個分にもなります。とっても広いので、朝から出かければ家族で一日中遊ぶことができますよ。
遊園地も楽しいんですが、東武動物公園の目玉と言えばホワイトタイガーです。
関東でその貴重な姿を見ることができる場所は、宇都宮動物園と群馬サファリパーク、そして東武動物公園の3か所だけなんですよ。
また、ホワイトタイガーの獣舎はアジアの神殿をイメージした造りになっており、見ているだけでも神秘的です。獣舎には、大きなプールもあるので、運が良ければ水の中にダイブするダイナミックな姿を目撃することもできます。
インドでは、神聖な生き物として崇められているホワイトタイガーは普段なら近づくことはできません。ですが、東武動物公園では土曜日におやつタイムのイベントも開催されているんです。
檻の外から棒を使っておやつを与えるんですが、かなり間近でホワイトタイガーを観察できます。普通では経験できない迫力なので、ぜひ挑戦してみて下さい。
クオッカワラビーが見られる!埼玉県こども動物自然公園
埼玉こども動物自然公園は、200種類以上の動物が約1600点以飼育されている、埼玉県では最大級の動物園です。
国内ではめずらしいコアラが飼育されており、のんびりした愛くるしい姿を見ることができます。他にも、ペンギンの展示としては国内最大級のペンギンヒルズや、冬場に温泉に入るカピバラなども有名です。
そして、一番注目したいのが、世界一幸せな動物クオッカ!
「クオッカってなに?」と疑問に思った方には、今からその魅力を紹介しますよ。
オーストラリア以外の動物園でクオッカが見られるのはここだけ!
「世界一幸せな動物」と称されているクオッカは、オーストラリアに棲息しています。ワラビ―の一種でカンガルーの仲間なんですよ。
そして、オーストラリア以外で姿を見られるのは、なんと世界でも埼玉こども動物自然公園だけなんです。

世界一幸せな動物と言われる理由は、その幸せそうな笑顔にあります。頬の筋肉が発達しているクオッカは、ローアングルから覗き込むと口がキュッと上がってニッコリ笑ったように見えるんですよ。
そのかわいい笑顔から、人気に火が付いたクオッカは、日本に上陸後あっという間に有名になりました。
クオッカに会えるのは、オーストラリアか埼玉こども動物自然公園だけなので、一緒に写真を撮れば忘れられない思い出になりますよ。
動物園なのに柵がない?放し飼いエリア
埼玉こども動物自然公園は、生き物との距離がすっごく近いんです。園内には、何カ所も動物とふれあえるコーナーがあります。
「動物園でふれあいコーナーなんて、最近は珍しくない」と思った方もいますよね。ですが、埼玉こども自然公園の放し飼いエリアは他とは一味違います。
なんと園内にはロープが張ってあるだけで、柵をしていないエリアがありカンガルーやワラビ―が自由に生活している場所もあるんです。
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ふれあいエリアというよりは、人間が動物たちの生活エリアにおじゃまする感じなので、ドキドキしちゃいますよ。
ウサギや、モルモットなどの小動物とふれあえる動物園は良くありますが、カンガルーたちと同じ空間でくつろげる動物園はなかなかありませんよね。
それに、放し飼いエリアには他にもいろんな動物が自由に暮らしており、運が良ければ道端でかわいいペンギンに出くわすなんてこともあります。放し飼いのペンギンに会えるなんて、人生に何回も訪ずれるチャンスではありません。
公園を訪れた際には、ぜひ家族で探してみて下さい。
埼玉県の動物園には恐竜コーナーがある
最後にもう一つ、埼玉こども動物自然公園で忘れてはいけないエリアがあります。それは、突如森の中にあらわれる恐竜コーナーなんです。
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動物園で最も奥地の森には、大小合わせて20体の恐竜があなた達を待ち構えています。
大人気のティラノサウルスや、ブラキオサウルスが大きなモニュメントとなっているので、子供たちも興奮すること間違いなしのエリアですよ。
大きなものだと3m~4mぐらいの大きさがあるので、不意に視界に入ると大人でも「なんだ?」と驚いてしまいます。
かなり迫力があるので、記念撮影をすれば気分は白亜紀にタイムスリップしたかのような気分に浸れるんです。動物園の隠れた名所となっているので、ぜひ立ち寄ってみましょう。
じゃぶじゃぶ池で水遊びもできる!大崎公園 子供動物園

大崎公園は浦和郊外にある、のんびり過ごすには最適の公園です。
決して派手な公園ではありませんが、芝生の広場やアスレチックがあり、レジャーシートを持参してピクニックをしたくなるような場所ですよ。
休日には混み合いますが、無料の駐車場が400台分ありますので昼頃から出かけても十分駐車することができます。「今日はどこへ行こう?」と迷ってしまったときにもおすすめです。
そして園内には子供動物園もあり、入場料はなんと無料なんです。
動物園には小動物を中心に45種類の生き物が飼育されています。レッサーパンダやフラミンゴなど、子供が喜ぶ動物もしっかり展示されているので、無料でも見ごたえは十分あるんです。
子供動物園の可愛らしい門をくぐると、園内全体に漂っているレトロな雰囲気には大人も癒されます。一度訪れると、どこか懐かしい動物園なので家族の思い出の場所になりますよ。
まるで本物!木陰が気持ちいいじゃぶじゃぶ池
大崎公園にあるもう一つの人気スポットが、じゃぶじゃぶ池です。毎年夏になると、水着を着た子供たちが大勢集まってきて、池の周りは大賑わいになっているんです。
上流から下流まで長い距離で水遊びができるように造られているので、元気いっぱいの子供が満足するまで遊べます。
大崎公園のじゃぶじゃぶ池は、水が流れだす水源が立派な岩でつくられているんです。池の両脇もゴツゴツした岩が、川のように配置されていてとってもワイルドなんですよ。
池の周りには、木陰ができるように木が植えられているため、公園にいながら自然の川で遊んでいるような感覚が味わえますよ。
暑い夏の日には、木陰にレジャーシートを敷いて、水辺で遊ぶ子供たちとゆっくりした時間をすごしてみて下さい。
ロープウェイに乗って行こう!宝登山小動物公園

全国でも有数の観光地になる秩父群長瀞(ちちぶぐんながとろ)にあるのが宝登山(ほどさん)小動物公園です。
小動物園があるのは、なんと標高497メートルの宝登山山頂になります。動物園に向かうにはロープウェイに乗る必要があるため、ちょっとした小旅行気分が味わえるんです。
ロープウェイから見える秩父の山々の姿は、日常ではふれることのない大自然を体いっぱいに感じさせてくれます。
山頂までの所要時間はおよそ5分程度なので、小さい子供でも飽きる心配はありませんよ。
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宝登山小動物公園は、ニホンザルやホンシュウジカなどの小動物とふれあうことが人気の施設です。
園内には、餌をあげられるスポットが何ヵ所もあり、大自然の中で動き回る動物達を観察することができます。
山頂の澄んだ空気をおもいっきり吸い込んで、経験することはいつもとは違って感じるはずですよ。
大自然の中で、動物たちとゆったりとした時間をすごしてみませんか。
ハイエナに会える!大宮公園小動物園
スポーツやレジャーで賑わう大宮公園の中にも、動物園はあるんです。大宮公園の小動物園は入場料が無料で、入り口には料金のゲートもありません。
動物目当てじゃなくても、公園を訪れた際に気軽に立ち寄れるのが嬉しいところです。
小動物園の名称にはなっていますが、園内にはツキノワグマなどの大型の動物も展示されているので、なかなか侮れません。
その中でも「サバンナの掃除屋」と恐れられるハイエナに会えるのは、とっても珍しいんです。
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日本でハイエナを実際に展示している動物園は、まだまだ多くはありません。ハイエナはライオンキングに悪役として登場したことで、日本でも一躍有名になりました。
悪役のイメージが強い彼らですが、観察してみると瞳がつぶらで意外とかわいかったりするんです。それに園内では「ブチハイエナのガリガリタイム」という、イベントを開催しています。
ハイエナの生態について、飼育員さんがわかりやすく説明してくれるので、ずる賢い悪役のイメージからは想像できない新たな一面を知ることができますよ。
今までは、怖がっていたハイエナを子供たちと一緒に好きになるチャンスが大宮公園にはあります。実際に動物を観察して、子供たちと新たな発見に胸を躍らせてみて下さい。
ちょうどいい広さ!狭山市立智光山公園こども動物園
狭山市立智光山公園こども動物園は、東京ドーム1つ分よりも小さな広さしかありません。
ですが、狭い範囲に60種類以上の生物が展示されているため、小さな子供と遊びに行くにはちょうどいい動物園なんですよ。
園内でおすすめしたいスポットは、ふれあい広場と猿山です。
動物とのふれあいを大切にしている智光山公園では、ヤギや羊、ハリネズミなどさまざまな動物とのふれあいイベントを用意しています。
その中でも、特に参加したいのが「テンジクネズミのお帰り橋」です。子供たちとのふれあいを終えたテンジクネズミ達が、自分達の寝床まで21mの橋の上を並んで帰ります。
その姿は、なんとも言い難い可愛さがあるんです。小さな体でキッチリと並びながらも、おしりをフリフリしながら帰る姿には、子供も大人も魅了されますよ。
とっても癒されるので、智光山公園を訪れた際には一度見て欲しいイベントです。
また、ふれあい広場を抜けた先には自然界の岩山をモチーフにした、本格的な猿山があります。智光山公園の子ザルたちは特に元気いっぱいで、いつ見ても動き回っているので子供たちも目を離せません。
高い岩場から、猿山の中腹にある温泉に子ザルが飛び込むと、観察している親子からは大きな歓声があがるんです。観察していると、ついつい時間を忘れてしまうので、猿山の前はたくさんの人で賑わっています。
晴れた日には、隣の芝生広場で空気で膨らますふわふわのアスレチックが営業しているので、子供が動物に飽きてしまっても大丈夫です。
近くには、軽食を販売している売店もあるので、子供を遊ばせておいて一休みすることもできますよ。
秩父高原の絶景が楽しめる!彩の国ふれあい牧場

アルプスの少女がひょっこりと現れそうな、素晴らしい景色の中にあるのが彩の国ふれあい牧場です。
ふれあえる動物はヤギ、羊、うさぎなどの小動物が中心ですが、とにかく景色が素晴らしいです。
どんな動物とふれあっていても絵になる風景なので、子供と訪れた際にはカメラのシャッターが止まらなくなりますよ。
敷地内にあるモーモーハウスでは、展示を中心に「世界の家畜」や「牧場のしごと」などを紹介しており、遊びだけじゃなくて学習もできる仕組みになっています。
さらに、牧場の施設では、乳製品づくりを体験することもでるんです。
学習で疲れた後には、親子で作ったアイスクリームを食べてリフレッシュなんてこともできます。
また、近年は「天空のポピー」というイベントを開催しており、5月頃には辺り一面が満開のポピー畑になることでも有名ですよ。
彩の国牧場を訪れるなら、最高の景色と満開のポピーが両方楽しめるゴールデンウイークがおすすめです。気持ちのいい5月の風を感じならが、家族で素敵な体験ができますよ。
絶品ジェラートも堪能できる!榎本牧場
上尾市の荒川沿いにある、ジェラートが有名な牧場が榎本牧場です。
「荒川沿いに牧場なんてあるの?」と驚いてしまいますが、小さな北海道と評されている榎本牧場では本格的な酪農をしています。
ヨーグルトや牛乳を販売しているのですが、中でもジェラートが絶品です。
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牧場内のお店フォルトゥーナでは、牧場で絞った牛乳から作る本格的なジェラートが大人気で、暑い日には行列ができます。荒川沿いのサイクリストが、わざわざ自転車を止めて立ち寄る姿もよく見られますよ。
牧場ですが、乳牛の他にもミニブタやモルモット、うさぎなどを間近で見ることができるので、子供も退屈はしません。
また、牧場内の広場では、おもちゃの乗り物や三輪車で自由に遊べるようになっています。週末には家族みんなで、荒川に吹く北海道の風と美味しいジェラートを味わって癒されましょう。
子供のスキが詰まっている!北本市子供公園
子供の大好きな児童館と公園、動物園が合体したような場所が、北本市子供公園です。
園内には児童館が併設されており、さらには噴水や滝、大型の遊具と子供たちを飽きさせない施設がてんこ盛りになっています。
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特に人気なのは、飛び跳ねて遊ぶトランポリンの山「ふわふわドーム」です。休日には多くの子供たちが「ふわふわドーム」の楽しさに魅了され、まだ帰りたくないと親を困らせます。
さらに、園内には野鳥園と動物舎まであるんです。一つの公園にこれだけの施設が詰まっているのは、親としてもありがたいですよね。展示されている動物は、シマリスやアヒルなど身近な動物たちです。
ですが、公園で遊んだついでにちょっとした動物園気分も味わえる場所は、なかなかありません。遊びと観察の両方を楽しみたいという、欲張りなお願いも叶えてくれるので、子供は大満足してくれますよ。
犬や猫とふれあえる!さいたま市動物愛護ふれあいセンター
さいたま市動物愛護ふれあいセンターは、迷子や捨てられたペットを保護する公共の施設です。保護施設というと、ちょっと悲しいイメージをもっている方も多いと思います。
ですが、さいたま市動物愛護ふれあいセンターは、動物たちに新しい家族を見つけるために、ふれあい事業をおこなっているんです。
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月曜日以外の9時30分から16時の間は、希望者であれば誰でも動物たちに会うことができます。
犬と一緒に散歩体験して心を通わせたり、猫やモルモットと部屋の中で遊ぶことができるので、気になる方は一度訪れてみて下さい。
気に入った子がいれば、譲渡会なども定期的に行われているので、新しい家族が増えるかもしれませんよ。
オカメインコが放し飼い!キャンベルタウン野鳥の森

野生では見ることのできない、オーストラリアのカラフルな鳥たちに出会えるのがキャンベルタウン野鳥の森です。
3000平方メートルのバードゲージの中には、オーストラリアのキャンベルタウンから贈られた鳥たちが自由に飛んでいる姿が見られます。
ゲージの中はとても綺麗に管理されており、滝や背の高い木もあるので外とはちょっとした別世界になっていますよ。
カラフルな鳥たちが飛んでいるので、ジャングルのような雰囲気があり、ゲージの中を散歩しているだけでも楽しいです。
また、近年はペットとして大人気のオカメインコもゲージの中で大量に放し飼いされています。
あの特徴的な頬の柄やリーゼントみたいな頭の羽が、大好きという方はそこら中にオカメインコがいるので、とっても癒されますよ。
その他の鳥たちも簡単に見つけることができるので、手軽にバードウォッチング気分を家族で味わうことができます。
休みの日に埼玉の水族館や動物園に行ってみよう
今回は、埼玉県のおすすめ水族館と動物園12選を紹介してきました。
埼玉県には、複合型の大型レジャー施設から公園の一部のような大小さまざまな動物園と水族館があるんです。どの場所が一番適しているかは、動物園でなにをしたいかで変わってきますよ。
一日しっかりと動物メインで遊ぶなら、大型の動物園がおすすめです。その他の観光や、レジャーがメインであれば、短い時間でも満足ができる動物とのふれあいが充実した動物園がいいでしょう。
また、散歩のついでに子供に動物を見せたいなら、動物のいる公園に行くのがベストです。
埼玉県には水族館と動物園が合わせて12もあるので、どんな要望にも応えてくれますよ。

埼玉県在住のお出かけ大好き人間。妻と娘を連れて埼玉のお出かけスポットを制覇するのが夢です。