日本の伝統文化・和菓子。お団子にどら焼き、せんべい、上生菓子までさまざまな種類がありますが、さいたま市には大正時代の老舗から新興店まで、評判の和菓子屋がたくさん!
今回はそのなかでも手土産にも利用できるおすすめの和菓子屋10選を紹介します。
※掲載内容は執筆当時のものです。最新情報は事前にご確認ください。
さいたま市の和菓子屋①素朴な美味しさでお財布にも優しい
和菓子工房つかさ
「和菓子工房つかさ」は東武野田線の七里駅前にある地元の人たちに愛されている和菓子屋さんです。
大福やお団子、おまんじゅうにどら焼きなど基本の和菓子はすべてそろっており、手土産にもおすすめです。
美しい練りきりや、花びら餅や桜餅、柏餅などといった季節の和菓子もポイント。お団子が1本90円と100円以下で買える、リーズナブルなお値段も魅力の一つです。
人気のいちご大福は粒あんの中に苺が丸ごと入っており、餡とマッチしています。
このほかちょっとめずらしいあんず大福や、ぶどう大福やクリームチーズ大福、ブルーベリー大福など季節にあわせてさまざまな大福が楽しめます。
さいたま市の和菓子屋②一枚ずつ選びたい絶品おせんべい
手焼岩せんべい 小林屋
「手焼岩せんべい 小林屋」は大宮の武蔵一宮・氷川神社の参道沿いにある60年以上続く老舗せんべい店です。
開店当時から使われているという量り売りのケースにレトロな雰囲気のお店は、どこか郷愁を感じさせられます。遠くから訪れるファンも多く、氷川神社の参拝記念のお土産にぴったりですよ。
「手焼き岩せんべい」をはじめ、せんべいは炭火で一枚一枚手焼きで焼かれており、創業より変わらない味。形が1枚1枚違うのも手焼きならではです。
おかきやあられなども甘いものから辛い物までさまざま。量り売りなので何種類か買って持ち帰り、食べ比べするのがおすすめです。
さいたま市の和菓子屋③駅近で便利◎季節を感じる和菓子がたくさん
和生菓子豆の木
JR日進駅近くにある「和生菓子 豆の木」は、全国菓子研究団体連合会顧問や日本菓子協会東和会名誉会長を務める和菓子のプロ・石川忠久さんが作る季節に合わせた和菓子が楽しめるお店です。
石川さんは数々の賞を受賞した和菓子界でも有名な匠。そんな石川さんの和菓子は贈り物にぴったり!
豆の木ではいちご大福や桜餅、羊羹など、季節に合わせた生菓子を販売しています。北海道小豆を使用した餡はこだわりぬいたプロの技を感じさせる逸品です。
人気のいちご大福(※季節限定)はこし餡と餡に負けない甘さのいちごのバランスが最高ですよ。
さいたま市の盆栽にちなんだ緑のおまんじゅう「さいたま盆栽みどり山」に「大宮豆鉄道」など、さいたま市の和菓子屋さんならではの和菓子もあり、手土産におすすめです。
さいたま市の和菓子屋④繊細な上生菓子にうっとり
和菓子司 あたらし
大宮の和菓子屋さん「和菓子司あたらし」。上生菓子やお団子、どら焼き、最中などさまざまなお菓子を扱っています。
季節商品として人気なのが、色鮮やかな練り切りを中心とした上生菓子の数々。
季節の花に加え、こいのぼりや花火、ハロウィンのかぼちゃ、サンタにお雛様と、さまざまな練りきりが登場します。季節に合わせたおしゃれなお土産にぴったりですよ。
このほか、大宮銘菓のチュイール「むさしの道中」も人気の創作菓子。「あーもんど」と「ごま」があり、パリパリとした食感と香ばしい風味で一番の人気を誇っています。
さいたま市の和菓子屋⑤日替わりや季節限定も!通いたくなるどら焼き専門店
りんごの芯
さいたま市緑区の越谷街道沿いにあるどら焼きのテイクアウト専門店「りんごの芯」。
『嵐にしやがれ』などテレビや雑誌にも取り上げられた人気店です。売り切れ次第終了なので、早めに行くのがおすすめですよ。
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どら焼きの皮は一枚一枚手焼きで、はちみつが使われています。一番人気は王道の粒あんがぎっしりつまった「はちみつ焼き」で、優しい甘さの餡と皮がベストマッチ。
このほか名前にちなんだ「りんごクリーム」や「焼きレアチーズ」「焼きカスタード」、季節限定の桜入り餡など、珍しい中身のどら焼きがたくさん!どれを買うか迷ってしまいます。
手土産用には人気の5種類が入った「おすすめ10個セット」が便利。保存料不使用のため賞味期限は2、3日間ですが、冷凍で10日間保存可能です。
さいたま市の和菓子屋⑥氷川神社の参拝帰りに寄りたい有名店
氷川だんご屋
大宮の氷川神社の表参道沿いにあるのが創業1970年の老舗「氷川だんご屋」。
『ヒルナンデス』をはじめテレビや雑誌でよく紹介される有名なお団子屋さんです。店内には喫茶スペースもありますよ。
団子はその日の朝に作られたもので、添加物はゼロ。作り置きしないためもっちりとやわらかいですよ。数が限られるので、売り切れの場合は早く閉まってしまうので注意しましょう。
テイクアウトのお団子は海苔つき団子と醤油団子を用意。砂糖がまぶされた揚げまんじゅうもかりっとした食感が人気です。
このほか、喫茶スペースではお団子に加え、クリームぜんざいやきしめんなども楽しめます。夏は天然氷を使ったかき氷も提供しており人気です。
さいたま市の和菓子屋⑦体に優しいオーガニック和菓子
菓房はら山 浦和伊勢丹店
さいたま市で40年以上の歴史を持つ老舗の和菓子屋さん「菓房はら山」。
「作り手が口に入れたくない添加物は使わない」という信念のもと、合成着色料や保存料等を使わず無添加で和菓子を作り続けています。賞味期限は短めですが、その分自然で優しい味わいが楽しめますよ。
そんな和菓子を実際に目で見て購入できるのは「菓房はら山 伊勢丹浦和店」のみ。さいたま市桜区に本社工場がありますが、こちらは特定日にのみ直売所が開かれています。
和菓子は国産の素材が使われており、鶏の卵は自然に近い環境で育てられた平飼いの鶏のものを使用。商品はどら焼きやおまんじゅう、カステラに羊羹、上生菓子など。
人気商品の「小倉どら焼き」は、卵の美味しさを感じられるもちっとした皮とたっぷりの北海道産の小豆を使った餡がバランスが良いと評判です。
このほか白餡やうぐいす、バターどら焼きもありますよ。
【さいたま市】大宮駅中・駅近くの美味しい和菓子屋3選
最後にご紹介するのは、大宮駅近くのデパートやショッピングモールに入っている和菓子屋さん3選。立地の良さから手土産に買いやすいのも大きな魅力です。
さいたま市の和菓子屋⑧十万石 そごう大宮店
埼玉県を代表する和菓子「十万石まんじゅう」を販売する十万石は、そごう大宮店地下一階にも店舗を設けています。
行田市生まれの「十万石まんじゅう」の名の由来は忍藩十万石から。もちっとした山芋入りの皮のなかに、北海道十勝地方の小豆と特別精製のザラメ糖によるこしあんが入っています。後味がすっきりしており、気づくと何個も食べてしまいます。
棟方志功ゆかりのまんじゅうとしても有名で、パッケージには棟方志功の絵が使われています。
このほか、映画『翔んで埼玉』や浦和レッズなどさまざまなコラボ商品があるので要チェックです。
さいたま市の和菓子屋⑨菓匠右門 エキュート大宮店
川越名物「いも恋」で知られる菓匠右門。川越市以外で唯一の実店舗がJR大宮駅改札内の「エキュート大宮」内にある「菓匠右門 ecute大宮店」です。
「いも恋」はさつまいもの輪切りと北海道産のつぶ餡を山芋ともち粉の生地で一つ一つ手包みした和菓子で、しっとりとした素朴な味わいが人気です。
このほか、さつまいもとバター、砂糖、生クリームと卵だけでつくったスイートポテト「芋ぽて」も人気。
保存料や着色料などの添加物を一切使用しておらず、さつまいもの風味が生きた逸品です。冷蔵庫で冷やして食べるのがおすすめですよ。
さいたま市の和菓子屋⑩くらづくり本舗 ルミネ2大宮店
川越で明治20年に創業されたくらづくり本舗は、川越名物のさつまいもを使った和菓子で有名な老舗和菓子店です。
ルミネ2大宮の1階にある「ルミネ2大宮店」では焼き菓子から上生菓子まで、くらづくり本舗の和菓子がそろいます。
おすすめなのが人気no.1を誇る最中「福蔵」。北海道十勝平野の小豆をふっくら炊き込んだ自家製の小倉餡のなかには「福餅」が入っており、パリっとした最中とよく合います。
年間350万個売れるという大ヒット商品です。
また、川越土産として有名なスイートポテト「べにあかくん」は年間250万個売れる人気商品。さつまいもにフレッシュバター、生クリームに加え、白餡が入っているのが和菓子屋ならではですね。
さいたま市の和菓子屋に行こう!
さいたま市にはさまざまな和菓子を購入できる和菓子屋さんがたくさんあります。ぜひいろいろ訪れてお土産を買い、皆で楽しんでくださいね。
旅行メディアから出産を機に独立した、埼玉県在住のフリーライターです。得意分野は旅行と歴史と食事。最近、公園やテーマパークを中心とした県内の幼児連れのお出かけ先には詳しくなりました。埼玉県の魅力を皆様に伝えられるよう、頑張ります!