「アート」といえば「絵画」や「彫刻」が代表的ですね。
埼玉には鑑賞するだけではなく、参加型でアートを楽しめる場所が多くあるのをご存じですか?
新たなアートとの出会いは、新たな自分との出会いにもなります。ぜひ埼玉でお気に入りのアートを見つけてみてください♪
※掲載内容は執筆当時のものです。最新情報は事前にご確認ください。
埼玉でアートな日①本好きにはとにかくおすすめ!周辺散策も楽しい
角川武蔵野ミュージアム
まずはじめにご紹介するのは、所沢市にある「角川武蔵野ミュージアム」です。
図書館・美術館・博物館が融合した複合文化施設で、2020年11月にオープンしました。アナログとデジタル、リアルとバーチャルなど、さまざまなものを組み合わせたアートが数多く展示されています。
本好きにはたまらない「角川武蔵野ミュージアム」は、いくつかのエリアに分かれています。
50mにわたり25,000冊の本が置かれている「ブックストリート」や、ライトノベルや児童書・コミックなどが39,000冊集められた「マンガ・ラノベ図書館」では、新たな本との出会いに胸が高鳴ります。
なかでも魅力的なのは、8mの大きな本棚に囲まれた図書空間。
20,000冊の本が並べられている「本棚劇場」で映し出されるプロジェクションマッピングは「本と遊び、本と交わる」をコンセプトとしています。
本の内容が飛び出してくるような、ほかでは感じられない劇場体験を味わえますよ。
周辺にはダイニングや神社などがあり、楽しめる場所が多いのも嬉しいポイントです。ぜひ足を運んでみてください。
チケット料金や営業時間については、変更になる場合がありますので最新情報はHPをご確認ください。
埼玉でアートな日②地域に根差した運営が魅力
川口市立アートギャラリー・アトリア
続いてご紹介するのは、2006年にオープンしたアート施設「川口市立アートギャラリー・アトリア」です。
川口駅から歩いておよそ10分。まち歩きが楽しめる名所で、大型ショッピングモールや公園を有する「リボンシティ」の中にあります。
川口では昔から、ものづくりの産業と芸術文化が密接に繋がっているのをご存知ですか?JR川口駅の西口公園内に、日本を代表する彫刻家たちのアートが置かれているのもその証です。
そのため「アトリア」でも、川口や周辺地域にゆかりのあるアートやアーティストが多く紹介されています。
展覧会やイベントなどが楽しめるほか、こちらでは大人から子どもまでアートに参加できるのも特徴です。
ワークショップなどの創作体験や実技講座、鑑賞講座など、幅広いアートが体験できます。アートを通じて多様な価値観に触れられるのは魅力的ですね。
写真は【盆栽 BONSAI-川口の盆栽と安行の四百年-展示会場(開催日:2023年11月3日(金)~11月26日(日)】より。迫力のある展示と盆栽の美を堪能できると好評でした。
ものづくりの町・川口を感じられる「川口市立アートギャラリー・アトリア」。川口がご近所の方はぜひ行ってみてください。
埼玉でアートな日③別名「椅子の美術館」実際に座ることもできる
埼玉県立近代美術館
JR北浦和駅から歩いておよそ3分。緑豊かな北浦和公園の一角にあるのが、続いてご紹介する「埼玉県立近代美術館」です。
モネやピカソなど海外の巨匠から日本国内のアーティストまで、多くの作品がコレクションされています。
収蔵作品を中心としつつも常設展のイメージにとらわれない、企画性の高い展示の数々が人気の美術館。加えて年に数回、ユニークなテーマを設けた密度の高い企画展も開催されています。
埼玉県ゆかりのアーティストに関するものから、海外の近代アートを紹介するものまで内容はさまざまなため、行くたびに新たなアートと出会えるでしょう。
さらに、こちらの美術館は別名「椅子の美術館」とも言われています。
開館当初より近代以降の優れたデザインの椅子を集め、常に数種類の椅子が至るところに展示されています。
鑑賞するだけではなく、実際に座ることができる椅子もあるのが嬉しいポイントです。
観覧料が必要となりますが、展示室内にも様々な椅子がありますので、ぜひお気に入りの椅子を見つけてみてくださいね。
埼玉でアートな日④川越散策の締めにおもしろ写真を撮っていこう
トリック3DアートinCOEDO
最後はこちら「トリック3DアートinCOEDO」をご紹介します。小江戸・川越にある、最新型のトリックアート美術館です。
こちらでは、国内外のメディアでも多く取り上げられているトリックアート(3Dアート)作家によって描かれた作品が楽しめます。
こちらの写真は「ジーニーの落とし穴」という作品。本当に落ちてしまいそうなポーズや表情を作るのも、トリックアート美術館での醍醐味です!
そもそもトリックアートとは、三次元的な世界を床や壁に描くことで現れる、不思議な立体感を感じられるアートです。遠近法や鏡面などを使い、人間の先入観や心理、視覚を利用して錯覚を楽しみます。
「観る」だけではなく「参加型」でアートに入り込めるのがおもしろいポイントですね。平面だけでなく、彫刻作品や動画作品なども多く展示されていますよ。
これらのアートは特にカメラを通して見たときに、現実的で不思議な世界観が見えるよう計算されています。川越散策の締めに、ぜひおもしろ写真を撮りあってみてはいかがでしょうか。
埼玉でお気に入りのアートを見つけよう♪
埼玉県内にあるアートが楽しめるスポットを4つご紹介しました。
地域ならではの作品から世界的な作品、体験型や新感覚の作品など、アートの楽しみ方はさまざまです。新たな価値観に触れることで、新たな発見があるかもしれません。
ぜひ埼玉で、気軽にアートに触れて楽しんでみましょう♪
グルメとお出かけが好きなママライター。甘党派であり辛党派です。子連れでも行けるお店やスポットを日々開拓中。さいたまの魅力をしっかりお届けします!