ときがわ町「髙栁製麺所」伝統の麺づくりを見学!直営うどん店も紹介

髙栁屋の外観

自然と清流に恵まれたときがわ町。地元の人を中心にいつも賑わいを見せている人気うどん店といえば「都幾の丘 髙栁屋」です。

今回はそんな髙栁屋と、そこからほど近くにある髙栁製麺所にもお邪魔して、地元で愛され続けるうどん作りの現場を見学させていただきました。

※掲載内容は執筆当時のものです。最新情報は事前にご確認ください。

セルフうどん「都幾の丘 髙栁屋」とは?

髙栁製麺所の外観

1955年に創業し、ときがわ町で親子三代麺作りを続ける髙栁製麺所。

もっと多くの人に髙栁の味を知ってほしいとの思いから、平成26年にオープンしたのがセルフうどん店「都幾の丘 髙栁屋」です。

こちらでいただける打ち立て、製麺したての手作りうどんにはファンも多く、毎日「美味しい!」の声と笑顔で賑わう人気店です。

髙栁屋の最寄り駅は、関東の駅百選にも認定されているJR明覚駅。お店までは徒歩25分と少し離れていますが、広々とした駐車場があるので車でのアクセスも安心です。

お店の外も見どころたくさん

店舗前の顔はめパネル

お店の中だけでなく、外も賑やかで楽しい雰囲気。敷地内には冷凍自販機や顔はめパネルが設置されており、ちょっとしたテーマパーク気分が味わえる仕様に。

スケボーのランプ

なんとスケボーのランプまでありました!

手作り感あふれるテラス席

手作り感あふれるテラス席は、店長が趣味で育てているという植物たちにも心癒されます。

ときがわ町ののどかな自然を臨むテラス席

こちらはときがわ町ののどかな自然を臨むテラス席。晴れた日に青々とした山々を眺めながら、つるんとのど越しの良いうどんをいただく…最高の休日ですよね。

独立して建てられた完全個室

もう一つ見せていただいたのが、なんと独立して建てられた完全個室。小さなお子さま連れでもゆっくりうどんを食べられるように、という配慮に心あたたまります。

髙栁屋の店内とメニューを紹介

木のあたたかみを感じる店内

お店の外を存分に楽しんだら、木のあたたかみを感じる店内へ。カウンター席のほか座敷席もあり、お子様からお年寄りまでゆっくりくつろげます。

入店後は券売機で食券を購入しましょう。

店内の券売機

一番人気は肉汁うどん。天ぷらやサイドメニューも充実しています。平日のみ中・大盛りが並盛の値段でいただけるのも嬉しいですね。

「都幾の丘 髙栁屋」の肉汁うどん(出典:都幾の丘 髙栁屋)
出典:都幾の丘 髙栁屋

もちっとしたしなやかなコシのあるうどんは、かつおぶしをベースとした甘めの汁と相性抜群。

うどんが苦手なお子さまでも、髙栁屋のうどんは進んで食べるんです、なんて声が届くことも多いのだそう。

売店の様々な種類の麺

店内の売店では、各種うどんやそば、パスタなど様々な種類の麺が購入できます。美味しい麺をぜひ自宅でも味わってみてくださいね。

詳細情報

所在地  比企郡ときがわ町玉川1338
アクセス  JR「明覚駅」より徒歩約25分
※関越道「東松山IC」より車で約30分
駐車場  あり
営業時間  飲食10:30〜15:00 / 売店10:30~17:00
定休日  水、他有り(月に1回日曜日休みあり。詳細は要問合せ)
電話番号  0493-81-4411
サイト  都幾の丘 高柳屋

伝統ある髙栁製麺所の製麺室へ!工場直売も毎月開催

そんな髙栁屋から車で約2分。髙栁屋のうどん生地の仕込みのほか、売店や通販で販売されている乾麺を製造する工場に訪れました。

併設の直売所では髙栁製麺所の全商品を購入することができます。また、毎月第二・第四土曜日には駐車場で特売セールが開催され、こちらも大人気。

今回は特別に乾麺作りの作業も見せていただきました。

髙栁製麺所が紡いできた歴史を感じられる製麺室には、製麺機の軽快な音が鳴り響きます。

昔ながらの伝統製法を受け継ぎ、製麺する環境や道具も今でもほとんど創業当時のものを受け継いでいるそう。

製麺所の製麺機

修理を繰り返しながら使い続けているという製麺機。製麺所の歴史を支えてきたどっしりとした風格が漂います。

三代目の正志さんによれば、微妙な音の違いでも機械の不調が分かるのだそう。職人さんの長年の経験と技術を感じました。

木造の乾燥室に干してある麺

製麺所の中でも最も古く、創業当時の姿をそのまま残しているのがこの木造の乾燥室。

薄く伸ばして麺の形に切った生地を梁に干し、自然乾燥させます。

室内のムッとする熱気にたじろぐと、「今日はまだいいけど、夏場は40度近くになることもあるからね」とのこと。

室内の大きな扇風機である程度乾かしたら、窓を開けて湿気を逃がします。麺の乾き具合を手で触って確認しながら、タイミングを見計らって一つ一つ工程を進めていくのだそう。

その日の天候や麺の状態によって細やかな調整を必要とする、とても繊細で難しい作業なんだそうです。

それでも「お客さんが喜んでくれるから」と手間を惜しまない姿勢からは、髙栁製麺所のうどんが長年愛されてきた理由が垣間見えました。

髙栁製麺所の乾麺を実食!通販でも購入できます

おばあの田舎うどん

そんなこだわりたっぷりの乾麺、今回はとにかく歯ごたえ・コシを楽しみたい!という方におすすめだという「おばぁ~の田舎太うどん」をいただいてみました。親しみやすいネーミングにも惹かれますね。

むっちりとした重量感のあるうどん

むっちりとした重量感のあるうどんは、ゆで時間10~15分と少々長め。大きな鍋でたっぷりのお湯を沸かして茹でるとベストな食感に仕上がるそうですよ。

茹であがった極太の麺

茹であがった極太の麺は、ムチムチで歯ごたえ抜群!この力強さが癖になり、噛めば噛むほど小麦粉自体のうま味が広がります。

麺を箸でつかむ

かなり食べ応えがあるので、がっつりうどんが食べたい日のためにぜひ自宅にストックしておきたい逸品。

ちなみに「おばぁ~の田舎太うどん」は髙栁屋で提供されているうどんに近い仕上がりということで、中々店舗まで足を運べないという方は通販がおすすめです。

髙栁製麺所の伝統の麺の味をぜひ!

伝統を重んじる一方で、新たな商品の開発にも取り組む髙栁製麺所。

現在直売所や通販ではうどんのほかにもそば、パスタと様々な商品が購入できますが、「変わらぬ味を提供し続けることは新商品を開発する以上に難しいこと」という正志さんの言葉がとても印象的でした。

多くの方に愛されてきた伝統の麺の味、ぜひ味わってみてくださいね。

ときがわ町の風景
ランチイメージ
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