寄居町【バルツバイン】手作りハムやソーセージはイートインメニューも必見!

坂本ファームの外観

寄居町に店舗を構える手作りハム工房「バルツバイン」。

お店には何種類もの手作りハムやソーセージが並び、自分へのご褒美やギフト選びにもぴったりです。

今回はバルツバインとその母体の「坂本ファーム」のこだわりまで、詳しくご紹介します。

※掲載内容は執筆当時のものです。最新情報は事前にご確認ください。

寄居町の手作りハム工房「バルツバイン」

バルツバインの外観

関越道「花園IC」より車で約5分。おしゃれな外観とかわいらしい豚のシルエットに思わず入店してみたくなる、手作りハム工房「バルツバイン」。

こちらは寄居町で養豚を営む「坂本ファーム」が手掛けるお店で、2020年にリニューアルオープンしました。

バルツバインの店内

店内では坂本ファームで大切に育てた「武州豚」のみを使った手作りハムやソーセージなどが購入できるほか、イートインも可能です。

店内に並ぶオールポークのハムやソーセージ

本場ドイツの伝統製法で作られたハムやソーセージ

日の光がたっぷり差し込む店内には、本場ドイツの伝統製法で作られたハムやソーセージが並びます。

ショーケースのハムやソーセージ

店主であり職人の坂本健将さんが丹精込めて作り上げたハムやソーセージは、ドイツの食肉加工の国際コンテストで数々の金賞を獲得した実力派です。

ソーセージのフランクフルター

バルツバインのソーセージは、豚肉だけで作られた「オールポーク」であることも大きな魅力。

というのも、古来からソーセージは牛と豚を混ぜ合わせて作るのが一般的で、豚肉オンリーで作るのはアイテムごとの特徴が出しづらいのだそう。

それでも養豚家としてのこだわりから「武州豚の深い味わいを届けたい」と、坂本さんは敢えて難しいオールポークでのソーセージ作りに踏み切ったのだそうです。

商品に添えられた特徴やおすすめの調理法を読んでみると、それぞれ味や食感、香りに個性があることが分かります。

コンテスト金賞のソーセージ

コンテスト金賞のアイテムも多数。まずはシンプルに調理して、商品ごとの個性を食べ比べてみるのもいいですね。

料理に使いやすい精肉

ロースやバラ、切り落としなど、料理に使いやすい精肉も販売されています。

スーパーでは見かけない珍しいハムやソーセージは、いつもの料理をグレードアップしたり、ワインやビールと合わせたり、贈り物にしても喜ばれそうです。

バルツバインはイートインもおすすめ

そんなこだわりの品々を使ったメニューが食べてみたい!という方のためのテイクアウト&イートインメニューはこちら。

テイクアウト&イートインメニュー

ボリュームたっぷりのハンバーガーに、コンテスト金賞の腸詰5種の食べ比べができるウィンナー盛り合わせ、片手でサクッといただけるホットドッグなど、こちらももちろん坂本ファームの豚肉を100%使用しています。

こだわりの豚肉を使っているにも関わらず、お手頃価格なのも嬉しいところ。ランチにはもちろん、小腹が空いたときに気軽に立ち寄りたくなります。

お店の外にはベンチも設置されているので、晴れた日はピクニック気分で外でいただくのもいいですね。

今回は軽食にぴったりなホットドッグに、飲み物はホットコーヒー、貴腐ブドウジュース赤・白をそれぞれ注文しました。

ホットドッグと飲み物

パリッとした歯ごたえのある粗びきウィンナーは、ジューシーだけど後味さっぱり。マスタードの酸味がウィンナーの旨味を引き立てて、次々頬張ってしまいます。

坂本ファームの豚肉を使ったホットドッグ

何より程よい固さのコッペパンとの相性がとても良いな…と思っていたら、こちらは地元のパン屋さん「ノラのパン」に特注で作ってもらったそう。

粗びきウィンナーは試行錯誤を繰り返し、このホットドッグのために作り上げたオリジナルだそうですよ。

シンプルながらこだわりが詰まったホットドッグ。ウィンナーの美味しさを最大限味わってほしいという作り手の思いを感じますね。

詳細情報

所在地  大里郡寄居町富田84-1
アクセス  東武東上線「男衾駅」から徒歩約20分
駐車場  あり
営業時間  10:00~18:00
定休日  水(祝日も水曜でない限り営業)
電話番号  048-582-2954
サイト  バルツバイン

坂本ファームの銘柄豚「武州豚」とは?

バルツバインで加工されているのは、すべて坂本ファームで育て上げた銘柄豚「武州豚」。

武州豚は3元豚、つまり3種類の品種を掛け合わせた豚で、それぞれの品種が持つ長所を最大限に活かすことでバランスの取れた美味しさを生み出しています。

子豚を抱く坂本ファームのスタッフ(提供:坂本ファーム)
提供:坂本ファーム

坂本ファームは小規模な農場ですが、だからこそ細やかに豚の体調に目を配り、ストレスのない環境で1頭1頭大切に育てられるのだそう。

また、味や肉質の決め手となる飼料にもこだわりが。栄養素をバランス良く配合したオリジナルの飼料に「有機炭」も加えることで、豚の腸内環境を整え、栄養の吸収も良くしているのだそうです。

より美味しく、品質の良い豚肉を作れるよう試行錯誤しながら生産しているからこそ、国際コンテストで金賞を獲得するほどのハムやソーセージが完成したのですね。

坂本ファームの自信作「幻の赤毛豚」もぜひ!

坂本ファームの赤毛豚

そんな坂本ファームが5年の歳月をかけ、新たな銘柄豚が誕生しました。その名も「武州赤毛豚」。

掛け合わせをしない希少な純粋デュロック種で、肉質が良くとろけるような味わいが特徴です。

デュロック種は一般的な豚よりも繁殖力が弱く、飼育日数が長くかかるなど生産が難しい品種なんだそう。そんな中でも月日をかけて味の魅力を追求した、坂本ファームの夢が詰まった豚肉です。

武州赤毛豚はバルツバインの店舗のほか、通販でも購入できます。

きめ細かくやわらかな肉質、とろけるような上質な脂の甘みをぜひ自宅で味わってみてくださいね。

観覧車のある風景
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