埼玉県は、いろいろなアニメの聖地として有名です。
国民的アニメから深夜アニメまで、多岐にわたるジャンルの聖地巡礼が楽しめます。好きなアニメがあるか、ぜひチェックしてみてくださいね。
※掲載内容は執筆当時のものです。今後の状況により変更される場合があるので、最新情報は事前にご確認ください。
アニメの聖地①【クレヨンしんちゃん】春日部市
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はじめの埼玉県にあるアニメの聖地は、「クレヨンしんちゃん」の聖地である春日部市です。春日部と聞いて「クレヨンしんちゃん」を連想する人は、少なくないのではないでしょうか。
作者の臼井儀人さんはここ春日部市で育ち、「クレヨンしんちゃん」にも「かすかべ」という街がよく登場します。
東口の改札では、「クレヨンしんちゃん」でおなじみの「野原しんのすけ」と「シロ」がお出迎え。看板の上からかわいらしくこちらを見下ろしていますよ。
東武スカイツリーライン(旧東武伊勢崎線)のホームには、電車に乗る「野原しんのすけ」と「シロ」が描かれた大きな看板も。
そのほか、行き先表示の案内板にも「クレヨンしんちゃん」のキャラクターを見ることができますよ。
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さらに、春日部駅の発車メロディーは「クレヨンしんちゃん」の主題歌でおなじみ「オラはにんきもの」が使われています。
駅に着いた途端、たくさんの「クレヨンしんちゃん」キャラクターを見られるこの街。本作が好きな方は、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。
アニメの聖地②【となりのトトロ】狭山丘陵(さやまきゅうりょう)
続いての埼玉県にあるアニメの聖地は、「となりのトトロ」の聖地である狭山丘陵です。
シーズンに応じた、さまざまな動植物が見られるこの場所。
自然豊かで美しい緑が広がる狭山丘陵は、誰もが知る有名映画「となりのトトロ」のモデルのひとつであると言われています。
「となりのトトロ」でも描かれた、トンボやホタルなどの生物。子どもの頃に触れ合った、かわいらしくてどこか懐かしい虫たちが生息します。
一面が緑に満ちたこの山で過ごせば、昔にタイムスリップして子どもの頃の気持ちに戻れるかもしれません。
「となりのトトロ」で描かれた日本の美しい景色がそのままに残された場所。ファミリーでも楽しめる、自然豊かなです。
アニメの聖地③【ソードアート・オンライン】川越市・所沢市
続いての埼玉県にあるアニメの聖地は、「ソードアート・オンライン」の聖地である川越市・所沢市です。
ライトノベルの代表作のひとつであり、そのアニメ化作品も有名な「ソードアート・オンライン」の世界が埼玉県で楽しめます。
本作は仮想空間が主な舞台ですが、主人公「キリト/桐ヶ谷和人」とその家族は埼玉県の川越市に住んでいます。
さらにオープニングとエンディングでは、川越市と所沢市の施設が登場。「仙波氷川神社」や「所沢駅西口」など、おなじみの場所が登場します。
そのほか、「キリト」の妹「リーファ/桐ヶ谷直葉」の通う中学校「川越北中学校」は埼玉県川越市にある「初雁中学校」がモデルです。
埼玉県の要所要所で、「ソードアート・オンライン」のキャラクターたちの影を感じることができますよ。
アニメの聖地④【亜人】入間市
続いての埼玉県にあるアニメの聖地は、「亜人」の聖地である入間市です。
埼玉県は、アニメ「亜人」の舞台のひとつ。本編のところどころに、埼玉県の施設が登場しますよ。
たとえば、入間市に実在する高校「埼玉県立入間向陽高等学校」は「永井圭」が通う学校のモデルになっています。
また原作の11巻に登場する「入間市市民体育館」は、埼玉県入間市に実在する体育館です。
埼玉県の入間市は、主人公「永井圭」の暮らす街。彼の行く先々で、入間市の景色を見ることができます。
アニメの聖地⑤【四月は君の嘘】秩父市・新座市
続いての埼玉県にあるアニメの聖地は、「四月は君の嘘」の聖地である秩父市・新座市です。
「四月は君の嘘」の第1話から第11話で使用されたオープニング・エンディングでは、埼玉県新座市にある「前通り橋」が登場します。
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こちらは、栗原と石神の間にかけられている橋。その間には黒目川と呼ばれる川がかけられていますよ。
また、この橋は本編第5話『どんてんもよう』でも長めの尺で登場していました。そのほか、埼玉の有名な寺院「狭山不動尊」も聖地のひとつです。
西武球場前駅の付近にあるこちらの寺院は、アニメ「四月は君の嘘」第16話の夕暮れのシーンに登場しました。
アニメの聖地⑥【ちはやふる】戸田市
続いての埼玉県にあるアニメの聖地は、「ちはやふる」の聖地である戸田市です。さまざまな都道府県が聖地とされる「ちはやふる」ですが、埼玉県の戸田市もそのひとつです。
主な例としては、埼玉県百人一首大会の会場となっている「戸田市スポーツセンター」が挙げられます。
こちらの「戸田市スポーツセンター」は、埼玉県の戸田駅から徒歩10分ほどの場所に実在する施設です。
印象的な玄関口でのシーンの背景も、実際の「戸田市スポーツセンター」と見比べてみるとかなり一致していることが分かりますよ。
アニメの聖地⑦【頭文字D】正丸峠・定峰峠・間瀬峠・土坂峠
続いての埼玉県にあるアニメの聖地は、「頭文字D」の聖地である正丸峠・定峰峠・間瀬峠・土坂峠です。自動車漫画の金字塔とも呼べる「頭文字D」では、数々の実在する土地が描かれています。
その中でも、埼玉県からは4つの峠が登場しました。はじめの「正丸峠」は、埼玉県飯能市と秩父郡の横瀬町の境にある峠です。
対向車とのすれ違いも難しく、ガードレールがない場所もあるこちらの場所。「頭文字D」のゲームでは、テクニックを要する難関コースとして登場しました。
続いての「定峰峠」は、埼玉県の東秩父村から比企郡小川町に向けて続いていく峠です。「頭文字D」では、埼玉北西エリア連合チームを組んだ3人のホームコースとして登場しました。
緩やかなコースとヘアピンカーブが特徴的で、サイクリングにも向いています。道中には茶屋やうどん屋さんを見つけることができ、休憩場所にも困らない峠です。
続いての「間瀬峠」は、埼玉県の秩父郡長瀞町から本庄市児玉町まで続く峠です。こちらも同じく、埼玉北西エリア連合チームのホームコースとして登場しました。
林道が長く続くコースが特徴。
混雑しやすい関越道路を避ける目的で通るドライバーも多いこの峠ですが、夜間は一部走行不可となるためご注意ください。
最後の「土坂峠」は、群馬県の多野郡神流町と埼玉県秩父市を結ぶようにそびえる峠です。頂上にあるトンネルの中を県境に、群馬県と埼玉県ふたつの県を繋いでいます。
「頭文字D」では、ランエボのホームコースとして登場しました。坂道は何重にも曲がりくねっており、楽しくドライブできるコースです。
アニメの聖地⑧【神様はじめました】川越市
続いての埼玉県にあるアニメの聖地は、「神様はじめました」の聖地である川越市です。2期「神様はじめました◎」では、主に2話と6話で埼玉県川越市が登場します。
「富士見櫓跡」や「川越城中ノ門堀跡」など、さまざまな施設が登場。
「くらづくり本舗 新富町店」や「時の鐘」といった、埼玉県民おなじみの有名スポットも出ていますよ。
さらに作中では、登場キャラクターが「いも恋」を食べているシーンも。「いも恋」は、埼玉でかなり広く知られた名物のお土産です。
そのほかにも、数え切れないほど多くのスポットが舞台となったこちらのアニメ。
有名な施設から何気ない公園の一角まで、さまざまな場所で「神様はじめました」を感じることができます。
ファンの方は、ぜひ訪れてみてくださいね。
アニメの聖地⑨【秒速5センチメートル】武蔵浦和駅・大宮駅・久喜駅
続いての埼玉県にあるアニメの聖地は、「秒速5センチメートル」の聖地である武蔵浦和駅・大宮駅・久喜駅です。
「秒速5センチメートル」では、埼玉県の武蔵浦和駅・大宮駅・久喜駅のホームが登場しました。
「秒速5センチメートル」を制作した新海誠監督は、「君の名は。」「天気の子」などの大ヒット作品を制作した人物。
新海誠監督は、以前埼玉県の武蔵浦和に住んでいました。たくさんの埼玉の駅が登場するのは、これが由来かもしれませんね。
アニメの聖地⑩【おおきく振りかぶって】さいたま市浦和区
続いての埼玉県にあるアニメの聖地は、「おおきく振りかぶって」の聖地であるさいたま市浦和区です。
「おおきく振りかぶって」といえば、ひぐちアサ先生が原作を描く野球漫画。本作の舞台となる「西浦高校」は、さいたま市の浦和区に実在する「埼玉県立浦和西高等学校」がモデルとなっています。
こちらは、ひぐちアサ先生の出身校でもありますよ。外見はもちろん、内部まで作中で描かれたものとそっくりの風景が広がっています。
そのほか、作中に登場する野球場のモデルも浦和区に存在しています。たとえば、8話で試合観戦を行った球場。こちらは、浦和にある「さいたま市営浦和球場」がモデルとなっています。
浦和総合運動場の中にある野球場で、高校野球を行う場所としても使用されていますよ。
アニメの聖地⑪【心が叫びたがってるんだ。】秩父市
続いての埼玉県にあるアニメの聖地は、「心が叫びたがってるんだ。」の聖地である秩父市です。
「心が叫びたがってるんだ。」は、埼玉県の秩父地方を舞台とした青春の物語。秩父市のあらゆる景色をモチーフにした場面がいくつも登場します。
登場キャラクターの「順」と「大樹」が歩いていた街並みに登場した踏切やレストランは、どれも秩父市に実在するもの。
そのほかにも、作中で登場したファミレスや病院、空き地や街頭、遊歩道まで、さまざまな景色が埼玉県に実在しています。
「心が叫びたがってるんだ。」の世界観を一から十まで感じることのできる聖地ですよ。
アニメの聖地⑫【あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。】秩父市
続いての埼玉県にあるアニメの聖地は、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の聖地である秩父市です。
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」といえば、先ほどご紹介した「心が叫びたがってるんだ。」を手がけたスタッフが制作した大人気作品。
こちらも「心が叫びたがってるんだ。」と同様に、秩父市が主な舞台として描かれています。
埼玉県では、主に全部で6つの聖地を巡ることができますよ。
たとえば、「秩父橋」。こちらは、アニメのオープニングやポスターでも描かれたかなり印象的なスポットです。
おなじみの登場キャラクターたちが集結した場所。聖地巡礼をするなら、まずはじめに立ち寄りたいスポットでしょう。
「秩父橋」から向こう側の景色を見下ろせば、とても綺麗な景色が広がっています。ぜひこちらも合わせてご覧くださいね。
続いての聖地は、「秩父橋」の横に位置する階段。こちらの階段も当作品のポスターに起用されており、聖地としておなじく印象的な場所です。
劇場版「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」では、小学生時代の「めんま」と「じんたん」が「ノケモン」をやっていた場所でもありますね。
秩父市にある仏教寺院、「定林寺」も聖地のひとつです。
こちらは、当作品に何度も登場した施設。メンバーの全員でかくれんぼをした、作品ファンおなじみの場所です。
印象深いシーンであるため、多くのファンが集うこの神社。ここに掛けられる絵馬は「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」仕様となっており、好きなキャラクターの絵馬で願いを掛けることが可能ですよ。
続いての聖地は、秩父市の大宮にある「羊山公園」です。
「ぽっぽ」が公園の柵に座るあのシーンは、ここ「羊山公園」がモデル。実際に柵へ腰掛けてみると、秩父の美しい景色を見下ろすことができますよ。
また、「けやき公園」も有名な聖地のひとつです。こちらは、定林寺の近くにある公園。この公園には、第3話で登場キャラクター「じんたん」が座っていた青色のベンチがあります。
ベンチに座って左を見やれば、そこにはあの「あなる」と「ゆきあつ」が話をしていたシーンのトンネルが広がっていますよ。
そのほか、「秩父鉄道」の近くも当作品の聖地です。秩父鉄道が通る線路の脇道は、作中で「じんたん」と「めんま」が歩いていた場所ですね。
アニメの聖地⑬【らき☆すた】久喜市
続いての埼玉県にあるアニメの聖地は、「らき☆すた」の聖地である久喜市です。
4人の女子高生が繰り広げるギャグコメディ「らき☆すた」は、日本で多くの人に愛されてきた大人気アニメのひとつ。
そして、「アニメに登場した場所を巡る」という「聖地巡礼」の楽しさをアニメファンに伝えた代表作でもあります。「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」に2019年、2020年と連続で選ばれた久喜市。
その久喜市にある「鷲宮神社」は、「らき☆すた」の代表的な聖地のひとつです。
アニメ「らき☆すた」の原作者である漫画家の美水かがみ先生は、久喜市を出身地としています。
東武鷲宮駅東口から鷲宮神社通りに向かう道には、「らき☆すた」でおなじみのキャラクターが描かれたかわいらしい旗を見ることができますよ。
また、主人公たち4人が通う学校のモデルは「春日部共栄高等学校」という学校。この高校は、美水かがみ先生の出身高校です。
そのほかにも「春日部駅」や「鷲宮神社」など、埼玉の馴染み深い場所がいくつも登場。それぞれ「糟日部駅」「鷹宮神社」と名前を変えて登場していますよ。
ちなみに「鷹宮神社」は、作中に登場する双子のキャラクター「柊かがみ」と「柊つかさ」の父が宮司を務める神社。
柊家はこの境内に居住しているため、そのモデルである「鷲宮神社」には多くの「らき☆すた」ファンが集います。
絵馬に「らき☆すた」の人気キャラクターたちのイラストを描き残すファン、コスプレ姿で参拝するファンも急増。やがて地元の商工会も加わり、「らき☆すた」のイベントが行われるようになりました。
メディアでも大きく取り上げられ、聖地として大きな盛り上がりを見せている場所です。
埼玉県に行って、大好きなアニメの聖地巡礼をしよう
この記事では、埼玉県にあるさまざまなアニメの聖地をご紹介しました。
まるでアニメの登場キャラクターと同じ世界に入り込んだかのような、ワクワクした気持ちになれる聖地巡礼。
今回ご紹介した中に好きなアニメがあれば、ぜひ訪れてみてくださいね。
ライターです!イラストレーター・映像クリエイターとしても活動しています。遊び心のある場所やアイテム・世界観の作り込まれたスポット・動物・映画が大好きです。