埼玉県の小川町は和紙作りをはじめとする伝統産業で栄え、「武蔵の小京都」と呼ばれています。街中には歴史のある建物が数多く残され、風情ある景色を楽しめます。
そこで今回は、歴史の面影を残す小川町で伝統工芸やグルメを楽しめるスポットをご紹介します。
※掲載内容は執筆当時のものです。最新情報は事前にご確認ください。
小川町観光で伝統的手工芸品の展示と体験が楽しめる[埼玉伝統工芸会館]
埼玉の伝統工芸品について学ぶのなら、埼玉伝統工芸会館がおすすめです。
埼玉伝統工芸会館では、岩槻人形、春日部の桐箪笥、行田の足袋といった埼玉県内の伝統的手工芸品の展示を見て学べるだけでなく、職人さんによる手すき和紙の技を見学できます。
館内にある和紙工房では紙すき体験を実施しており、草花などを使ったポストカードや色紙を作ることもできます。
伝統技術を伝承する職人技に触れながら、世界にひとつだけの手すき和紙を作ってみるのも楽しいですね。
埼玉伝統工芸会館は2023年4月1日に改修工事を予定しています。詳細は埼玉伝統工芸会館の公式HPをご確認ください。
特産品が揃う道の駅おがわまちでお土産を買おう
埼玉伝統工芸会館に併設する道の駅おがわまちでは、地元の有機野菜や地元飲食店の総菜、地酒など、地元の特産品を購入できます。
スーパーではあまり見かけない菊芋や原木舞茸といった珍しい野菜も販売されています。
初めて見る野菜の特徴や食べ方が分からない場合は、知識豊富な道の駅のスタッフの方が親切に教えてくれますので、気軽に声をかけてみてください。
道の駅おがわまちでは野菜だけでなく、有名洋菓子工場のアウトレットケーキも人気があります。
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少し形が崩れたケーキや餡のないどら焼きの皮など、規格外でも品質や味に変わりはない美味しいスイーツが手頃な価格で購入できますので、甘いものが好きな方はぜひチェックしてみてください。
小川町の通称美人の湯でゆったり寛ごう[おがわ温泉 花和楽の湯]
日帰り温泉ながら、旅館のような佇まいで都会の喧騒を離れてゆったりとくつろげる「おがわ温泉花和楽の湯」。肌の余分な角質を落とし、肌がしっとりすることから「美人の湯」と呼ばれ、女性からも人気のある温泉です。
温泉以外にも、ラジウム陶板浴や5種類の鉱石を使用した岩盤浴、韓国式あかすりなどのリラクゼーション施設など、日頃の疲れを癒してくれる施設が揃っています。
おがわ温泉花和楽の湯には貸切個室風呂もあり、旅館のお部屋のような贅沢な空間でお風呂を楽しめるほか、新鮮な食材を使った手作りにこだわった食事もいただけます。
都心から電車や車で1時間ほどとアクセス良好なおがわ温泉花和楽の湯で、小旅行気分を味わってみてはいかがでしょうか。
小川町観光で本格的な和紙作りを体験[小川町和紙体験学習センター]
昭和11年に建築された当時のままの姿を残す小川町和紙体験学習センターは、和紙の原料作りから紙すきに至るまでの本格的な和紙作りが体験できる施設です。
和紙作りを体験できる場所としてのみならず、小川和紙の職人たちが利用したり、次の世代へ和紙作りの技術を教えたりする場としても活用されています。
小川町和紙体験学習センターでは紙すき体験のほか、和紙で作られた展示物や和紙に関する資料なども見学できます。
体験コースには所要時間2時間ほどの入門コースや、1日または4日かけて和紙の原料である楮の加工から紙すきまでを体験できる本格体験コースがあり、ユネスコ無形文化遺産に登録されている手すき和紙の技術に触れることができます。
和紙の魅力や歴史を知り、世界に認められた伝統技術を楽しく学べる貴重なスポットです。
小川町で全長203mのローラーすべり台が人気[仙元山見晴らしの丘公園]
仙元山見晴らしの丘公園は小川町を一望できる高台にあり、豊かな自然と絶景が楽しめる公園です。
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仙元山見晴らしの丘公園の名物は全長203mのローラーすべり台。小川町を見下ろしながら滑り降りるすべり台はスリル満点です!
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ローラーすべり台で遊ぶ際は段ボールや敷物がないとお尻が熱くなるため、自宅から段ボールなどを持参するのがおすすめです。
忘れた場合にはローラーすべり台の乗り場入り口で購入もできます。
ローラーすべり台着地点近くにある展望台からは、小川町の町並みが見渡せます。天気が良い日には浅間山や赤城山なども見られますよ。
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園内には無料で遊べる木製のアスレチックもあり、子どもも思い切り遊べるスポットです。
小川町観光で伝統の酒造りを見学[松岡醸造株式会社 帝松]
松岡醸造は江戸時代の嘉永4年(1851年)に創業し、150年以上の歴史を持つ酒蔵です。
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秩父山系を水源とするミネラル豊富な硬水を使って作られたお酒は、まろやかで奥深い味を特徴としています。
松岡醸造ではお酒を購入するだけでなく、事前に予約をすると日本酒造りの現場を見学することもできます。
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帝松の歴史から酒造りの工程までを学んだ後は、酒蔵に併設する直売店で試飲を楽しめます。
この直売店では全国新酒鑑評会で5年連続金賞を受賞した大吟醸を使った「大吟醸ソフトアイス」もいただけます。
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ジェラートのような食感のアイスクリームはアルコール度数1%未満ですので、子どもやアルコールに弱い方でも食べられます。
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酒蔵レストラン松風庵でお酒を使った絶品ランチ
松岡醸造の敷地内にある蔵を改装したレストラン松風庵では、お酒や麹、酒粕などを使ったランチをいただけます。
松風庵の看板メニューは、帝松の日本酒と仕込み水を使って取った出汁でいただくしゃぶしゃぶです。松風庵では埼玉県産のブランド豚むさし麦豚、愛媛県産の金目鯛、北海道産の生タコのしゃぶしゃぶを楽しめます。
四季折々の景色を楽しめる庭を眺めながら楽しむランチは絶品です。
武蔵の小京都と呼ばれる小川町は魅力あふれる観光スポット
小川和紙をはじめとする伝統工芸が今なお息づき、歴史のある建物や趣のある町並みが残る小川町は、昔にタイムスリップしたかのような不思議な感覚を味わえる観光スポットです。
小川町には伝統工芸体験や温泉、地元の素材を使用した絶品グルメを楽しめるお店など、魅力あふれる観光スポットがたくさんありますので、武蔵の小京都にぜひ足を運んでみてください。
北本市在住のワーママWEBライター。結婚後に埼玉を離れるも、2022年にUターン。一度離れたことで発見した埼玉の魅力をわかりやすくお伝えします!