近年注目が高まる「ジビエ」。フランス語で「狩猟で捕獲した野生鳥獣の食肉」を指すもので、シカやイノシシ、カモなどがメジャーですよね。
秩父ではそんなジビエの料理が美味しく食べられる場所がたくさんあるんです！
今回はジビエ料理が楽しめる5店舗を紹介します♪
※掲載内容は執筆当時のものです。最新情報は事前にご確認ください。
目次
秩父でジビエ料理を選ぶ理由とは？
ジビエ料理はイノシシやシカ、クマ、カモにハト、キジ、ウズラやウサギなどの野生鳥獣を食べる料理です。
ジビエは多少においや味に癖がありますが、近年は保存状態も大幅に改善し、肉の臭みもあまりなく食べられるようになってきました。しかも基本的に高タンパク・低カロリーでヘルシーという、女性にはとっても嬉しい特徴があるんです！
そんなジビエをなぜ秩父で食べるのか。秩父は山に囲まれており、昔から猟師が仕留めた野生鳥獣を食べてきたため、ジビエ料理はなじみ深いもの。
イノシシ肉の「ぼたん鍋」は秩父の郷土料理なんです。近年では農林水産省が農村地域に害をなす野生鳥獣の被害防止・有効活用策としてジビエを推奨しており、秩父でも取り組みを進めています。ぜひジビエ料理を秩父で食べてみてくださいね。
なお、各店舗共通ですが、ジビエが獲れない場合は提供できません。売り切れている場合もあるので、あらかじめ注意しておきましょう。
【いのしか亭】 選べるヘルシーなジビエ定食は女性にも◎ランチにぜひ！
秩父市の秩父ジオグラビティ―パークにほど近い場所にあるのが「ジビエ料理 いのしか亭」です。ここではイノシシやシカのジビエ料理を食べることができます。
店内はどことなく料亭を思わせる和の雰囲気で、気軽な定食メニューから宴会メニューまで幅広く用意されています。
一番人気なのは「猪豚生姜焼き定食」。ボリュームたっぷりで食べ応えがあります。女性人気NO.1なのが「鹿肉生姜焼き定食」で、シカ肉は100gあたり109.9kcalというヘルシーなのが人気の秘密。
ちなみにこの定食、両方とも総カロリーが500kcalですが、お腹いっぱい食べられます♪
また、予約制ですがぼたん鍋を食べることも可能。イノブタの肉がまるで牡丹の花のようにきれいに盛り付けられていて写真映えもばっちり。みそ仕立ての鍋は食べ応えがありますよ。
【食彩秩父 じんじんばあ】テレビでも紹介！クセのない猪肉・鹿肉の串焼きが人気
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2018年に開業した、ジビエ料理が食べられるお店「食彩秩父 じんじんばあ」。不思議な響きの店名ですが、秩父の方言で春蘭を指すそうです。
そんなお店ではジビエ料理に加え、みそポテトなど秩父ならではのメニューを食べることができます。たびたびテレビでも紹介されている有名店で、大きな囲炉裏が特徴です。
おすすめのジビエ料理は奥秩父で捕れた天然のイノシシ肉やシカ肉の串焼き。ジビエを串焼きで気軽に食べられるのが嬉しいですね。
テイクアウトもできるので食べ歩きもOK。冬にはシカ汁やイノシシ汁もあり、体がぽかぽかに温まりますよ！
このほか秩父名物のみそポテトや焼きしいたけ、わらじかつや旬野菜の天ぷらなどのメニューも用意。
クラフトビール「秩父麦酒」や秩父蒸溜所で生産されたウイスキー「イチローズモルト」をはじめとしたアルコールと合わせて楽しみましょう！ノンアルコールモヒートなどの季節ならではのソフトドリンクも魅力的です。
夜の営業は基本的にはしていませんが、10名前後での限定コースの注文は場合により可能とのこと。興味がある人はぜひ問い合わせしてみてくださいね。
【きのこの里 鈴加園】「石器焼き」でお肉本来の美味しさを♪
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「きのこの里 鈴加園」は1969年にオープンした、農園が併設された合掌造りのレストランです。奥秩父の山の雰囲気が味わえる店内では、秩父の絶景を見ながら郷土料理「石器焼」が楽しめます。
石器焼は自然の石（砂岩）をたき火で焼いて、ネギ味噌で山菜やキノコ、ジビエなどをその上で焼くもの。油を使わないのでヘルシー、かつ煙も出なくて焦げつかず、素材本来の美味しさが楽しめます。
鈴加園では秩父谷で捕獲されたイノシシ、シカ、クマといったジビエを食べることが可能。
行者ニンニク醤油のたれは美味しいと評判です♪「名物きのこめし」などとセットになったコースがおすすめですよ。
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イノシシとクマの鍋や炭火焼の川魚の塩焼きなど、地場産の食材をたっぷり使った料理を食べれば、舌で秩父を満喫できること間違いなし！なお、10名以上の事前予約で、囲炉裏でのバーベキューも可能です。
隣接の売店では料理で出されたきのこや季節の野菜、行者にんにくのしょうゆ漬をはじめとした加工品などが購入でき、お土産にもピッタリです。
鈴加園ファームで狩りを楽しもう♪
「きのこの里 鈴加園」には「鈴加園ファーム」が隣接されており、原木栽培でしいたけを育てているほか、野菜やブルーベリー、キウイフルーツなどを栽培しています。
予約すればしいたけ狩りや、季節により春はたけのこ、初夏はブルーベリー、秋はキウイフルーツ狩りが可能。さらに夏限定でますのつかみどりもできますよ（10名以上）。
【千葉亭】味噌出汁の「ぼたん鍋（牡丹鍋）」にハマる人続出！
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長瀞町で美味しいぼたん鍋が食べられるお店として知られているのが「千葉亭」です。
アンティークが飾られ、和洋折衷で昭和レトロな雰囲気の漂う店内で、イノシシをはじめとしたジビエ料理が食べられます。2名以上は事前予約で個室の座敷も利用できますよ。
名物のぼたん鍋は柚子の香りがする、コクと甘みのある味噌出汁でいただきます。創業から35年以上変わらない味で、コクがあっておいしいと評判の一品です。1人前から頼めるのは嬉しいですね。
また、「牡丹味噌焼き丼」や味噌焼き丼に卵黄ととろろをトッピングした「ぼたん長瀞丼」もおすすめですよ♪
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さらに千葉亭では国産エゾシカ肉のステーキやソーセージ、ラパン（ウサギ肉）のソテーや馬刺しなども提供。ジビエ好きにはたまらないラインナップです。
なお、千葉亭では長瀞でバーベキューを楽しみたい人向けに「ジビエBBQテイクアウトメニュー」も用意。興味がある人は電話での事前予約で予算と内容を相談してみましょう！
【夢風庵】猪・鹿肉うどんを大自然に囲まれた店内で♪
秩父の完全予約制のジビエ料理の店が「夢風庵」です。イノシシとシカのジビエ料理が堪能できる店ですが、土日祝のみの営業なので注意しましょう。
予約は来店日の3日前まで。また、新型コロナの影響で人数は2名から6名限定です。
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ここではイノシシやシカ肉のうどんを食べることが可能。イノシシ肉のスモークやもつ煮、スペアリブ、シカ肉のスモークやユッケやサラダといった一品料理も楽しめます。
コース料理を頼めばぼたん鍋やシカ肉のしゃぶしゃぶなども食べられますよ！このほか、天ぷらやくるみうどん、山菜うどんなども用意されています。
なお、夢風庵は2022年12月10日から臨時休業中。再開のめどはサイトで発表するそうなので、また美味しいジビエが食べられる日が待ち遠しいですね。
秩父で美味しいジビエ料理を楽しもう♪
秩父にはさまざまなジビエ料理を食べられるお店があちこちに点在しています。
ジビエ好きはもちろんのこと、ジビエ初心者もぜひチャレンジしてみてください。ヘルシーで臭みもほぼなく、うまみが凝縮されていて美味しいですよ♪
旅行メディアから出産を機に独立した、埼玉県在住のフリーライターです。得意分野は旅行と歴史と食事。最近、公園やテーマパークを中心とした県内の幼児連れのお出かけ先には詳しくなりました。埼玉県の魅力を皆様に伝えられるよう、頑張ります!
