秋はコスモスやパンジーなど色とりどりのお花が咲き、ガーデニングのベストシーズンです。また、夏の暑さも和らいで屋外での作業もしやすい季節ですね。
今回は、ガーデニング初心者の方にもおすすめの植物や必要なアイテムが揃う園芸店をご紹介します。
※掲載内容は執筆当時のものです。最新情報は事前にご確認ください。
秋のガーデニング初心者にもおすすめの花♪春まで長~く咲くお花も◎
コスモス
秋になると畑一面に色とりどりの花を咲かせるコスモス。メキシコ原産キク科の植物で和名は「秋桜(アキザクラ)」、可憐な花びらが特長です。
「調和」「謙虚」「乙女の純真」などエレガントな花言葉を持つことから、フラワーギフトにも人気のお花です。
また、コスモスは風通しや日当たりのよい場所であれば育つ丈夫な性質のお花なので、ガーデニング初心者におすすめ!鉢植えはもちろん、地面に直接種をまいても育ちますよ。
種、または苗から育てることが可能で、品種によって種をまく時期が異なります。6~11月に開花する「センセーション」や「ソナタ」といった早生品種は、4月以降に種まきを行います。
一方で、9月頃に開花する「イエローガーデン」のような晩生品種は、5~8月に種をまくとよいと言われています。
お庭にピンク・白色・黄色・赤色など色とりどりのコスモスを咲かせてみませんか。
観賞用トウガラシ
アメリカ熱帯地域を原産とするトウガラシには、食用と観賞用があります。いずれもナス科に属する一年草ですが、観賞用トウガラシは丸い形の実やカラフルな色合いが特徴的。
また、トウガラシの実だけではなく、個性的な葉も注目されており、最近はハロウィンからクリスマスシーズンにかけての寄せ植え素材としても人気が高まっています。
開花は6〜12月で鑑賞時期も長いですが、適温25℃以上と、寒さに弱い性質があるため暖かい場所で栽培するとよいです。
観賞用トウガラシはいくつかの品種があり、色や特徴も多種多様!
例えば、果実の色がオレンジや黄色に変化する「五色トウガラシ」、緑色の葉に紫の斑点がある「パープルフラッシュ」、果実が紫色から赤色に変わる「ブラックパール」などがあります。
神秘的で独特な雰囲気を醸し出すことから、ハロウィンやクリスマスパーティ用のデコレーションにおすすめですよ。
ガーデニング初心者でも育てやすい観賞用トウガラシ、ぜひお試しください。
パンジー
ヨーロッパ原産のパンジーは、白・ピンク・紫・黄色・オレンジ・複色など彩り豊かで蝶々のような花びらが特長です。
和名を「三色菫(さんしきすみれ)」と言い、ガーデニングの大定番。品種改良により、くすみカラーやフリル系が手に入りやすくなってきたことで、近年ますます人気のお花です。
また「物思い」「つつましい幸せ」「温順」「心の平和」「純愛」といった花言葉を持つ贈り物にも最適。贈る目的によって色が選べるのもパンジーの魅力と言えますね。
パンジーは耐寒性が強く、日当たりや風通しのよい場所であれば育つ丈夫なお花で、ガーデニング初心者は苗から育てると良いでしょう。園芸店で苗を選ぶ際は、茎が太く根がしっかりしたものがおすすめです。
一方、種から育てる場合は、8〜9月に種まきを行います。鉢植えや地植えが可能で、水はけや通気性のよい土に植えることが大切です。
そして、パンジーの開花時期は10月〜6月。寒さにも強いので、冬でも色鮮やかな花を咲かせます!
クリスマスローズ
クリスマスローズは、アネモネやラナンキュラスと同じ「キンポウゲ科」の植物です。
もともとは白色の花びらが主流でしたが、品種改良によってピンク・赤・黄色・黒・バイカラーなど多彩な色が誕生。さらに「なぐさめ」や「いたわり」といった花言葉を持ち、年々人気が高まっています。
多年草で上手く育てると毎年花を咲かせるクリスマスローズは、10~12月に植え付けを行い、早ければ12月に開花します。
風通しのよい半日陰で育て、夏は直射日光を避けることが重要です。また、土が乾燥しやすい秋冬は十分な水やりが必要で、湿度が高い時期は控えめにしましょう。
クリスマスローズは地植えも可能ですが、繊細で気温や湿度に敏感なので、移動しやすい鉢植えがおすすめ。
植え替えや剪定など、適切なお手入れによって毎年花を咲かせるクリスマスローズを育ててみませんか。
苗から鉢まで一気に揃えよう!おすすめの大型園芸店
ジョイフル本田幸手店 ガーデンセンター
敷地面積東京ドーム2.3個分の広さを誇る「ジョイフル本田幸手店」は、最寄りの杉戸高野台駅から徒歩圏内にある大型ホームセンターです。
日用品・食品・ペット用品・インテリア・DIY資材など、いろいろなカテゴリーの商品が揃っています。
幸手店のガーデンセンターは、ホームセンターから日光街道を挟んだ向かい側にあり、花の苗や植物をはじめ、ガーデニング関連の商品も品揃え豊富です。
秋冬のガーデニングにぴったりな「パンジー」や「ガーデンシクラメン」は寒さに強く、カラーバリエーションが豊富で色鮮やかなお庭を作りたい方におすすめ!
様々な種類の寄せ植えも販売されているので、お手本にしてみるのもよいですね。もちろん、そのまま飾ったり、贈り物にもおすすめです。
さらに、アンティーク風のガーデニングに最適な「モスポット」や家庭菜園用の「レイズドベッド」といったアイテムも充実しています。
幸手店では、植物の育て方や苗の選び方などを教えてくれるスタッフさんもいますので、お気軽に声をかけてみてくださいね。
埼玉県花植木流通センター
深谷市にある「埼玉県花植木流通センター」は、草花・植木コーナーをはじめ、用土・肥料・資材などガーデニングに必要なアイテムが揃う大型園芸店です。
広大な敷地内には複数のビニールハウスがあり、季節の花苗コーナー・観葉植物・盆栽・珍しい多肉植物などが販売されています。
ちなみに多肉植物とは、乾燥地帯に生息し葉・茎・根に水分をためることができる植物の総称。独特な形や可愛らしいサイズが特徴で、育てやすさも人気の理由です。
さらに、植木コーナーは、リーズナブルな価格で購入できる「サツキ」や「南天」から「サカキ」「ソテツ」「モミノキ」といった地植えの樹木まで豊富な品揃え。季節ごとに入荷する植物が変わるので、何度も足を運ぶ方が多いですよ。
ガーデニングに必要な用土や肥料の品揃えも豊富で、迷ったらスタッフさんに相談することもできます。育てる植物に適した肥料や土などのアドバイスがいただけるのは、嬉しいポイントですね。
園内には、ベンチでひと休みできる「くつろぎ広場」や休憩所も完備されているので、安心してお出かけください。
川口緑化センター 樹里安
最後に紹介する「川口緑化センター」は、道の駅「川口・あんぎょう」を併設した産業振興施設です。
川口の伝統産業である植木・花と造園技術を活かし、植木や花の各種展示会はもちろん、季節ごとのイベントや情報発信を行っています。
園芸コーナーには、一年を通して多種多様な植木や苗がたくさん!まるで植物園のようで、眺めているだけでも癒されます。
園芸の街ならではの品ぞろえで、庭づくりのイメージも広がりそう。
鉢やプランターの取り扱いもあるので、まずは試しに一鉢から挑戦してみるのもいいですね。
また、隣接する安行植物取引所では、圃場に並ぶ植木の中から好きな木を買うこともできます。業者向けのセリ市も開催される取引所で、理想の庭に思いを馳せるのも楽しいですね。
農産物直売所や、川口市内の和菓子屋さんの売店も併設しているので、ちょっとしたお使いもできるのがうれしいところ。
ぜひ、見どころたくさんの川口緑化センターで一日のんびり過ごしてみてください。
秋に咲くお花や植物を植えてガーデニングを始めてみよう♪
秋はガーデニングのベストシーズンです。この時期は、大型ホームセンターや園芸専門店で秋の花苗や鉢植えがたくさん販売されています。
彩り豊かな秋のお花や長い期間楽しめる植物を植えて、自分のイメージにぴったりなお庭を作ってみてください。
行田市在住の、webライターです。生まれも育ちも埼玉県!埼玉の魅力を伝えていきたいと思います。