この企画は、「埼玉ではたらくひと」に焦点をあてるインタビュー企画です。
今回はさいたま市在住で、ITソリューション企業を手がける金子氏にお話を伺いました。
※掲載内容は執筆当時のものです。最新情報は事前にご確認ください。
学生起業を経て、企業のCOOや子会社の社長を歴任
長岡花火が日本三大花火大会として有名な新潟県長岡市出身の金子さん。
もともと自身で仕事を立ち上げることに興味があったとのことで、大学進学のために上京した際に 早くもプログラミングスクール事業で起業をしたそう。
大学卒業後も数々の企業で新規事業の立ち上げや子会社の社長、現在ますます注目の高まっているeスポーツ事業の取締役COOなどを経て、現在株式会社Uchiwaの代表および株式会社KANGEN HOLDINGSの取締役副社長COOに就任しています。
社長と副社長を歴任する経緯
ーなんだかすごい経歴のように感じてしまいますけど、そもそも現在の仕事に就いた経緯というのはどういった感じなんでしょう?
金子さん「KANGEN HOLDINGSに関しては、知り合いの3人でやっているんです。もともとはそのうちの一人、金沢君(代表取締役社長・金沢氏)が立ち上げた会社に、僕と溝部君(取締役副社長CFO・溝部氏)が加わるかたちで。」
「三人ともそれぞれ別の仕事をしていたんですけど、全員がフリーになったり、独立したのがきっかけです。金沢君が、仕事はうまくいっているけど、このままじゃつまらない、もっと伸ばせるのになと言っていたタイミングも重なったというのもありますね。」
ーこの機を逃すな!という感じですね。話が前後しますが、KANGEN HOLDINGSというのはどういった事業をしている会社なんでしょうか?
金子さん「ITソリューション企業です。というとまだまだわかりにくいかもしれませんね。何かウェブ上の課題を抱えている企業があったとして、その課題を解消する、あるいはウェブ上の仕組みの運用・保守を請け負う、というのが僕たちの仕事です。」
「エンジニアを派遣する、というよりも、企業の課題をこちらのエンジニアの力で解消する、というイメージですね。あるいは開発力を提供する、とも言えます。」
ーなるほど。すごくよくわかりました。その上でKANGEN HOLDINGSが目指す姿は?
金子さん「【世界中にフェアを届ける】ということを使命として掲げています。」
「僕たちは、エンジニアにとって日本一良い労働環境をつくること、企業から日本一信頼される会社になること、その2つを両立させることを目標・使命としています。」
ーエンジニアのみならず、雇用する企業にとっても良い橋渡しができる会社でありたいということですね。
「10年後までに1万人を稼働させたいというのがいまの目指すところです。現在100人程度なので、100倍ってことですね。まだまだ先は長いです」
ーKANGEN HOLDINGSのサイトを拝見しますと、福利厚生の充実具合がユニークなのも気になりました。
「そうですね。毎月こういった福利厚生を目いっぱい利用してもらって、また楽しく仕事に向かってもらえれば何よりです。」
スキルアップ補助や独立支援など、福利厚生の手厚さもまさに社名の「還元」を体現しています。
エンジニアの働きかたはもちろん、企業のゆく末まで見つめる、若い会社の持つ可能性を感じました。
埼玉での暮らしについて
ー話は変わって、埼玉についてちょっとお伺いしたいと思います。もともと新潟から上京したのちは都内在住だったそうですが、埼玉に住まいを移したきっかけというのは?
金子さん「妻が埼玉出身というのが一番大きいですね。それから、僕の実家の新潟へのアクセスや、都内へのアクセスを考えると、一番バランスが良いのがさいたま市でした。」
ー都内や甲信越どちらにもアクセスが良い場所、と考えるとさいたま市は確かに抜群ですね。住んでみて気づいた良い点というのはありますか?
「そうですね。やっぱり環境の良さじゃないでしょうか。今は子供がいるんですが、都内にいるときよりもずっとのびのび暮らせます。浦和近辺は大きな公園も多いし、車でちょっと行けば農業体験や自然に触れることもできる。かといって田舎過ぎず、公立の学校も落ち着いてる。子育てするようになってからのほうが、さいたま市の良さを実感していますね。」
ー子育て環境は重要なポイントですね。現在オフィスは都内にあるということですが、埼玉で何か事業をすることは考えていますか?
「はい。先ほど言った通り、埼玉、とくに大宮や浦和は何かと便利な地なので。埼玉県内にオフィスを作ることができないかと考えています。そこで、なにか地域密着系の事業が出来れば良いなと。」
ー地域密着系、というとどんなことでしょう?
「コロナ禍で推進されたフルリモートの働き方が終わりつつあり、半出社・半リモートというフェーズに移行しているように思います。ただ、コロナ禍で都心を離れて埼玉や千葉の郊外に出て行った人がまた都心に戻ってくるとは考えにくい。そういう人たちのために、郊外の拠点としての埼玉オフィスを提供できれば良いな、と考えています。」
ーなるほど。多様な働き方を支えるための場所ということですね。
「はい。また、自分たちもそこを拠点にして、埼玉の企業に向けた教育wコンサル事業ができれば良いかなと思っています。」
まず場所をつくり、そこから繋がりを広げていくという考えを非常にわかりやすく話してくださいました。
埼玉の好きな所!
ー最後に、埼玉や、ご近所の好きな所をお聞かせください。
金子さん「う~ん、たくさんありすぎて・・・笑
最近は、子供の自転車を車に積んで、さいたま新都心公園に行くことが多いんですよ。」
ーさいたま新都心公園は、造幣さいたま博物館のすぐ隣にある公園ですよね。
「そうです!意外と穴場なんですよ。造幣さいたま博物館も、こじんまりしているけど面白いし、近くにコクーンもあるので。子供がもう少し大きくなったらもっと広い公園が良いんでしょうけど、自転車に乗り始めた子どもにはちょうど良いです。」
ーなるほど!耳より情報をありがとうございました。
さいたまの社長インタビューいかがでしたか?
「埼玉ではたらく」第1弾インタビューは、株式会社Uchiwa代表・株式会社KANGEN HOLDINGS COOを務める金子和也氏にお話を伺いました。
子育て中ならではのおすすめスポットエピソードも聞けて、ほっこりしましたね。
次のインタビューもお楽しみに♪
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