豊かな香りや風味で料理を引き立ててくれる「スパイス」。
種類も使い方もさまざまでハードルが高いイメージがありますが、そんなスパイスをぐっと身近にしてくれるのが上尾市にある「井上スパイス工業」です。
今回は井上スパイス工業の工場と、本格カレーを楽しめる隣接のスパイスタウンをご紹介します!
※掲載内容は執筆当時のものです。最新情報は事前にご確認ください。
上尾市のスパイス王国「井上スパイス」
![井上スパイスの看板](https://saitamabiyori.com/wp-content/uploads/2024/12/P13302002.jpg)
井上スパイス工業は、上尾市でオリジナルのカレールゥやスパイス製品を製造しているスパイスメーカー。
赤いターバンがトレードマークの井上和人会長が「スパイス探検隊」隊長となり、スパイスの魅力を発信している場でもあります。
隊長によればスパイスの使い方は難しくなく、遊びのような感覚で気軽に調理に取り入れられるものなんだそう。
そんなスパイスを使う楽しさが詰まった商品が揃うのも、井上スパイスの大きな魅力です。
![スパイスタウンの外観](https://saitamabiyori.com/wp-content/uploads/2024/12/P13302022.jpg)
黄色いトレーラーハウスは直売店の「スパイスタウン」。隣の工場で作られたスパイスの販売のほか、スパイスカレーも提供しています。
![敷地内のハーブ園](https://saitamabiyori.com/wp-content/uploads/2024/12/P13302182.jpg)
敷地内のハーブ園のハウスの中では「スパイスとハーブを楽しむ会」などの催しが開かれているのだそう。
建物の外まで良い香りが漂ってきて、どんなスパイスに出会えるのかワクワクです!
井上スパイス工業の工場を見学
まずは、カレールゥの製造工場をガラス越しに見学させていただきました。
![ガラス越しのカレー煮込み室](https://saitamabiyori.com/wp-content/uploads/2024/12/P13302092.jpg)
工程ごとに部屋が分かれており、①煮込み→②バットで乾燥→③フレーク状に粉砕→④袋詰めという流れで自慢のカレールゥが出来上がります。
![カレールゥの製造工程の説明](https://saitamabiyori.com/wp-content/uploads/2024/12/P13302082.jpg)
煮込んで乾燥させたルゥはカチカチに固まっている状態。これをほろほろとしたフレーク状まで細かく粉砕することで、お鍋に入れたときにすぐ溶け出してくれます。
![バットに入ったカレールゥ](https://saitamabiyori.com/wp-content/uploads/2024/12/P13302072.jpg)
ちなみに一つのバットには約20kgのカレーが入っているのだそう。
こちらで作られたカレールゥももちろんスパイスタウンで買うことができます。
直売店のスパイスタウンへ♪カレーランチもおすすめ
ということで、次は気になるトレーラーハウスの中へ。
![豊富な品揃えの香辛料](https://saitamabiyori.com/wp-content/uploads/2024/12/P13302292.jpg)
![豊富な品揃えのカレールゥ](https://saitamabiyori.com/wp-content/uploads/2024/12/P13302312.jpg)
香辛料は専門店ならではの豊富な品揃え。カレールゥも人気ナンバーワンの熟成カレーをはじめ、ヴィーガンやオーガニックなど体に優しい商品も多く取り扱っています。
![日本薬科大学とコラボした糀カレー](https://saitamabiyori.com/wp-content/uploads/2024/12/P13302212.jpg)
こちらは日本薬科大学とコラボした「糀カレー」。砂糖の代わりに糀で作った甘酒を使い、まろやかに仕上げています。
小麦粉ではなく米粉でとろみづけをしたり、昆布や椎茸といった和の食材でコクを出すなど、和食の知恵を活かした身体が喜ぶカレーです。
![使い切りタイプのスパイス](https://saitamabiyori.com/wp-content/uploads/2024/12/P13302222.jpg)
手軽さが嬉しい、使い切りタイプのスパイスもありました。
例えば「クラフトジンジャーエールスパイス」は、スパイスを煮出して炭酸水で割るだけで簡単に手作りジンジャーエールのできあがり。親子で一緒に作るのも楽しそうです。
ソーセージスパイスやホットワインスパイスなど、専門店ならではの珍しいスパイスも。お値段も手ごろでついつい色々試したくなってしまいます。
「スパイス初心者でも気軽に取り入れられるスパイスはどれでしょう?」とお聞きしたところ、教えてもらったのがこちらの「マジカラ」。
![ハバネロ入りのマジカラ](https://saitamabiyori.com/wp-content/uploads/2024/12/P13302282.jpg)
盛りつけたお料理に振りかけるだけで辛さをプラスできる、ハバネロ入りのスパイスです。
独自のブレンドで、辛味だけでなく香りも自慢の一品。これがあれば、大人用と子供用のカレーを作り分ける手間もなくなりますね。
![店内の食事がとれるスペース](https://saitamabiyori.com/wp-content/uploads/2024/12/P13302243.jpg)
店内には食事がとれるスペースも設けられていて、スパイスを知り尽くしたスタッフの方が作る特製カレーをいただくことができます。
![スパイスタウンのカレーメニュー](https://saitamabiyori.com/wp-content/uploads/2024/12/P13302332.jpg)
訪れた日はあいにく定休日でしたが、次回は必ず2種盛りをいただこうと決めました!
スパイスタウンで買えるおすすめ商品はこれ!
さて、スパイスタウンで選んだお土産を早速いただいてみます。
まずは厳選した有機の素材のみで作られた「オーガニックカレールゥ(中辛)」。フレークタイプの使いやすいカレールゥです。
![有機の素材のみで作られたオーガニックカレールゥ](https://saitamabiyori.com/wp-content/uploads/2024/12/P13302252.jpg)
動物性原料不使用とのことで、お肉は入れず豆カレーにしてみました。
![オーガニックカレールゥで作った豆カレー](https://saitamabiyori.com/wp-content/uploads/2024/12/P13302982.jpg)
素材の旨みが溶け込んだカレーは、ほっとする優しい味わい。辛さはほとんどありませんが、スパイスが程よく効いていてあっという間に完食してしまいました。
![王様のチャイスパイス](https://saitamabiyori.com/wp-content/uploads/2024/12/P13302802.jpg)
続いては「王様のチャイスパイス」。
このスパイスと牛乳さえあれば、香り高い本格的なチャイが簡単に作れます。
![チャイスパイスの中身](https://saitamabiyori.com/wp-content/uploads/2024/12/P13302862.jpg)
まるごと入ったシナモンやカルダモンは一つ一つ手作業で入れているのだそう。煮出すとふんわりスパイスの良い香りが漂ってきます。
![カップに入ったチャイ](https://saitamabiyori.com/wp-content/uploads/2024/12/P13302882.jpg)
口の中いっぱいに広がる奥深い味わいは、家で作ったとは思えないほど。
最後に煮出して柔らかくなったカルダモンをそっと開いてみると、とても魅力的な香りがしました。一度飲むとストック必至のチャイスパイスです。
井上スパイスの本格スパイスは使い方無限大
![井上スパイスへようこそと書かれた看板](https://saitamabiyori.com/wp-content/uploads/2024/12/P13302042.jpg)
自宅で手軽に使える本格スパイスが揃う井上スパイス。
どれもスパイスを使う楽しさを教えてくれるような商品ばかりで、料理の幅も広がりそうです。
ぜひ色々なスパイスを取り入れて、毎日の食卓を豊かにしてみてはいかがでしょうか。
![埼玉日和](https://saitamabiyori.com/wp-content/uploads/2021/02/saitamabiyori-icon.png)
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