味も形も上品な「和菓子」は、根強いファンが多いスイーツです。
今回は、さいたま市内にお店がある人気の和菓子屋さん10軒をまとめました。アクセスが良い駅近や駅ナカ店舗の情報も盛り込んでいます。
「埼玉で評判の和菓子が知りたい」「お世話になった人や友人に埼玉銘菓の和菓子を手みやげしたい」という人は、ぜひチェックしてください。
※掲載内容は執筆当時のものです。最新情報は事前にご確認ください。
さいたま市の上生菓子で人気の和菓子屋

和菓子処 福澤屋菓子舗
「福澤屋菓子舗」は大宮区にある創業70年の歴史を持つ和菓子屋です。
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「うぐいす餅」「盆栽最中」、4種類のゼリー「ひとつぶの恋」といったお茶に合うラインナップが人気で、地域の人々から愛されてきました。
きな粉が香ばしい「うぐいす餅」は、やわらかな食感が評判です。関東大震災を機に、都内の盆栽業者が大宮へ多数移り住んできた史実を名前にした「盆栽最中」も、お土産にピッタリです。
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「風味豊かな上生菓子を味わいたい」「老舗の職人が作る生菓子を買いに行きたい」という人におすすめのお店です。
和菓子処 福澤屋菓子舗の詳細はこちら
さいたま市のどら焼き専門店で有名なお店

りんごの芯
「りんごの芯」は、さいたま市緑区にある「どら焼き」専門店です。
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生地に用いる小麦とはちみつは、国産をセレクト。中にサンドする餡は、バラエティ豊富な種類があります。
定番メニューには「はちみつ焼き」「小倉宇治抹茶」「ぷちぷち黒ごま」「塩どら」「焼きカスタード」「焼きレアチーズ」といった商品があります。
日替わりメニューは、月曜日が紅茶クリームと生クリームを使った「ミルクティ」、火曜日があんこをふんだんに使った「ミニどら」、水曜日が限定商品「こしあんクリーム」、木曜日がコーヒリームと生クリームの「炭焼きコーヒー」、金曜日・土曜日が栃木県産とちおとめがフルーティな「苺クリーム」と、個性的なラインナップが勢ぞろい。
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さらに旬のフルーツを用いた季節メニューもあります。どれもユニークで、目移りしてしまいそう!
どら焼き好きにはたまらないお店ですが、要注意なのが閉店時間。商品がなくなり次第、お店が閉まるので、欲しいものがある人は午前中など、早い時間に行ってみてください。
りんごの芯の詳細はこちら
さいたま市でおいしい豆大福が食べられる和菓子屋

和生菓子豆の木
「和生菓子豆の木」は、さいたま市北区にある和菓子屋です。埼玉県産の小麦粉と北海道産小豆を用いた、こだわりのラインナップが人気です。
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おすすめは、は自家製の「餡」とやわらかな餅のハーモニーを堪能できる「大福」。
「豆大福」は、経験豊かな職人が製法にこだわった風味豊かな餡を、歯ざわりの良い餅でくるんだ逸品です。フルーツ好きな人には、餡で甘酸っぱい苺をくるんだ「苺大福」もおすすめです。
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さいたま市の地名や観光スポットを地名にした和菓子も見逃せません。
埼玉新都市交通ニューシャトルにちなんだ「大宮豆鉄道」、緑色の生地がふんわりした「さいたま盆栽みどり山」、見沼の竜神伝説にちなんだ「竜眼」など、どれもが手みやげにぴったりです。
「モチモチの豆大福を買いたい」「さいたま市の地名がついた美味しいお菓子がほしい」という人はぜひ、和生菓子豆の木へ行ってみてください。
和生菓子豆の木の詳細はこちら
菓匠花見浦和の銘菓で人気の白鷺宝がある和菓子屋

出典: 菓匠 花見
菓匠花見 浦和本店
「菓匠花見」はJR浦和駅西口にある、大正元年(1912年)創業の老舗和菓子屋です。
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水辺にいた鷺(さぎ)の美しい姿に感動した二代目が作り上げた「白鷺宝」は、時を超えた浦和の銘菓として、地元浦和の人々に愛されてきました。
白鷺の卵を型どった看板商品の「白鷺宝」には、さまざまな種類があります。
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ベーシックな「白鷺宝」は、卵を加えた白餡ベース。「玉しずく」では、上品な餡と、サクサクのお砂糖の食感を楽しめます。「かふぇ」は香ばしい黄味餡に、なんとクランチコーヒーの入ったミルクをコーティング。
その他、黒胡麻餡ベースの「ごま」や、塩こんぶのアクセントが効いた「よろこぶ」のような一風変わったバージョンもあります。
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モンドセレクションを受賞した「本練羊羹」、浦和の調神社(つきじんじゃ)を守る、狛犬ならぬ「狛うさぎ」をモチーフにした最中「夢調兎」、などの通年のお菓子も見逃せません。
モチモチしたどらやき生地で、つぶあんをはさんだ浦和駅周辺の地名を冠した「高砂」、米粉を加えた餡と小倉きんとんを巻いて仕上げた「門前通り」など、浦和の老舗とわかりやすい和菓子もお土産にピッタリです。
和菓子のパッケージデザインの美しさも、菓匠花見の魅力の一つです。さまざまな種類がある「白鷺宝」は、絶妙な色で味の違いを表現しています。
カラフルな詰め合わせにしたときの可愛らしさは女子ウケ間違いありません。和風の花柄が美しい贈答用の「おさらい箱」は、なんと六角形。思わず小物入れにしたくなる美麗なデザインです。
浦和駅近くの和菓子屋なので、迷わずに行けるところもポイントです。「浦和の手みやげが欲しい」「女性が喜びそうな和菓子を買いたい」という人は、ぜひ立ち寄ってみてください。
菓匠花見 浦和本店の詳細はこちら
【さいたま市】大宮駅ナカ・駅近くの美味しい和菓子屋6選!

さいたま市大宮区にある「大宮駅」は、JR各線、東北新幹線、東武鉄道、埼玉新都市交通が通るターミナル駅です。
「駅ナカ」であるJR大宮駅構内には「ecute(エキュート)大宮」があり、西口を出てすぐの場所には「そごう大宮店」があります。
「駅近くの和菓子屋に行きたい」という人におすすめの、【エキュート大宮】と【そごう大宮店】にある人気の和菓子屋をご紹介しましょう。
埼玉の和菓子といえば「梅林堂」エキュート大宮店
「梅林堂 エキュート大宮店」は、埼玉県北部に位置する熊谷市に本店がある老舗和菓子屋「梅林堂」の支店です。
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その歴史は古く、創業は江戸時代後期で、新選組が「池田屋事件」を起こした元治1年(1864年)でした。起業のきっかけは、初代の久兵衛氏は、京都・伊勢など都市の洗練された和菓子に感動したことだそうです。
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現在社長となった四代目、栗原良太氏がつくる梅林堂の看板商品「やわらか」は、バターと特製ガナッシュの風味が香る、他に類を見ないしっとり食感が魅力の逸品です。
職人の厳しい目で選び抜いた18種類の素材が使われており、リピートする人が後を絶ちません。
「やわらか」はバリエーションも豊富で、浅煎りきなことたっぷりバターを用いた「ゴールドプレーン」、お茶の風味があとをひく「抹茶」、いちごの爽やかな甘さが特徴的な「いちご」、苺とミルクを練り込んだ生地にホワイトチョコレートでコーティングした「ホワイトチョコレート」といったものがあります。
さらに「やわらか」の特徴は、その洗練されたアートワークにもあります。上品な墨文字のロゴは、女流書家、宇佐美 志都氏が揮毫したものです。
さらに2020年12月には、アーティストとして将来を嘱望されている中山晃子氏を迎えたリブランディングを実施するそうです。
それだけでなく、熊谷の代表的な菓子である「五家宝」や、新鮮なチーズと洋酒漬けのドライフルーツを用いたモダンチーズまんじゅう「明治八年」、ガナッシュと濃厚なペーストのハーモニーを堪能できる「焼きモンブラン」も魅力を放っています。
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「おしゃれでモダンな和菓子が買いたい」「ストーリーのある和菓子を手みやげにしたい」という人は、ぜひ「梅林堂」へ行ってみてください。
「梅林堂」エキュート大宮店の詳細はこちら
御座候(ござそうろう)そごう大宮店
「御座候 そごう大宮店」は、兵庫県に本社を持ち、昭和25年に創業された今川焼を製造・販売する企業の支店です。
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餡の原料となる小豆(あずき)に並々ならぬこだわりがあり、本社のある兵庫館には同社が開館したレストラン併設の「あずきミュージアム」があるほどです。
さらに、自社工場内の清潔な「クリーンルーム」で製造された、品質管理が徹底した餡も魅力のひとつ。
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北海道産小豆と、選び抜いた良質の砂糖で作った餡で焼いた今川焼「御座候 赤あん」「御座候 白あん」は、製造工程を見ることが可能です。
焼きたての今川焼を作る職人の小気味よい手さばきと真剣な表情に見惚れる人も多いでしょう。
「ホカホカの今川焼を買いたい」「職人さんの作り立て今川焼が食べたい」という人は、ぜひ「御座候」そごう大宮店へ行ってみてください。
御座候 そごう大宮店の詳細はこちら
銀座甘楽(かんら) エキュート大宮店
「銀座甘楽(かんら)エキュート大宮店」はおしゃれな大人の街、銀座のコリドー街に本店をもつ銀座甘楽の支店です。
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美食家が集う銀座の有名店だけあって、和菓子の材料に対するこだわりは群を抜いています。
北海道留寿郡の、羊蹄山近くにある契約農場で育てた小豆を使い、日保ちの短い上生菓子に天然由来の着色料を使うといったふうに、素材の力を引き出す努力を惜しみません。
甘楽のイチオシは「豆大福」。
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北海道の澄んだ空気と豊かな自然が育んだ小豆と、職人が丹精を込めて炊いた餡をふんだんに使った逸品です。つきたてお餅の食感と上品な甘さのハーモニーでやみつきになる人も多いでしょう。
「少しだけ甘いものを食べたい」という人には「銀六餅」がおすすめです。
銀座六丁目の名前を冠した小さいサイズの、餅粉入りの生地で粒あんをサンドした和菓子です。モチモチの歯ごたえと上品な食感で、小さめサイズでも満足感を得られるでしょう。
国産の米粉を使って焼き上げた、しっとりした「釜カステラ」も見逃せません。発酵バターのふんわりした香りが口中に広がり、和菓子屋が作る洋菓子ならではの贅沢さを堪能できます。
「季節のお菓子」も要チェック!冬はゴロンとした大きな栗をこしあんで包んだ「こしあん栗大福」と、職人の煮方が冴える「栗きんとん」が販売されています。
「銀座の和菓子が買いたい」「原材料にこだわった和菓子が欲しい」という人は、「銀座甘楽」エキュート大宮店を要チェックです。
彩菓庵おおき そごう大宮店
「彩菓庵おおき そごう大宮店」は、埼玉県の中部に位置する上尾市に本店を構える老舗和菓子屋の支店です。
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彩菓庵おおきは、創業者の大木仙次郎氏より、さつまいもの風味を活かしたお菓子作りを持ち味にしています。
先代で2代目の幸一氏は「栗まさり」というさつまいも品種に出会い、その生育に適した湘南で契約栽培をはじめました。現在は三代目となっている秀隆氏は伝統の味を洗練させ、さつまいもの風味を最大限に活かし、バラエティに富んだ和菓子を次々作り出しています。
さつまいもの素材を活かした和菓子の一例を紹介しましょう。
厳選したさつまいもで作った甘納豆「妹小町」、裏ごししたさつま芋を砂糖と塩のみで仕上げた「芋ようかん」、ホクホクのスイートポテトを包んだ焼きまんじゅう「芋蔵」、リンゴのコンポートとさつま芋の餡をサクサクのパイ生地で包んだ「ポテりんご」、種子島の安納芋で仕上げたスイートポテト「蜜芋」。どれを買おうか迷ってしまいそうなラインナップが勢ぞろいです。
「ホクホクの焼き芋が大好き」「さつまいもを使った美味しい和菓子が買いたい」という人はぜひ「彩菓庵おおき」そごう大宮店で、実物をお買い求め下さい。
彩菓庵おおき そごう大宮店の詳細はこちら
菓匠右門 エキュート大宮店
「菓匠右門エキュート大宮店」は、埼玉県の北西部に位置する川越市に本店がある老舗和菓子屋の支店です。
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川越市内に数軒ある菓匠右門の店舗は、数寄屋造り風の趣きある建築で、かつて城下町として栄えた川越の風情ある街並みの中でもひときわ目を惹いています。
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菓匠右門の看板商品「いも恋」は、つぶ餡とさつまいもを山芋と餅粉ベースの生地で包んだ上品なおまんじゅう。世代を超えた人々に愛され、埼玉県の彩の国認定優良ブランド品にも認定されました。
モチモチした食感が魅力で、電子レンジであたためるとさらにおいしく食べられるそうです。
選び抜いたサツマイモをコトコト煮込んで作った「芋納糖」、自家製の「芋蜜」で作ったカリカリの「川越けんぴ(プレーン・胡麻・塩)」なども人気で、上品な甘さが女性に好評です。
その他、栗の甘露煮を十勝の小豆でつくったこしあんと、サラリとした和三盆糖のハーモニーを堪能できる「幸栗」や、さわやかなリンゴと特製の「いも餡」で挟んでサクサクに焼き上げた、バターの風味が香ばしい「林檎の焼き芋パイ」など、菓匠右門独自のラインナップは大変魅力的。
思わず「迷うので全種類買いたい!」と感じる人もいるでしょう。
「さつまいもが好き」「老舗の美味しい和菓子が食べたい」という人は、ぜひ「菓匠右門」エキュート大宮店へ行ってみてください。
菓匠右門 エキュート大宮店の詳細はこちら
十万石 そごう大宮店
「十万石 そごう大宮店」は、昭和27年創業で、埼玉県の銘菓として有名な「十万石まんじゅう」を製造販売する行田の和菓子屋「十万石ふくさや」の支店です。
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看板商品は、「十万石」の焼き印が押された十万石まんじゅう。お米の形が特徴的で、しっとりした薄皮とぎっしりつまった餡が魅力のほっとする味が魅力です。
「うまい!うますぎる!」のCMで記憶している埼玉県民も多いかと思います。
さらに、プリミティブな画風で国内外で評価されている画家、棟方志功(むなかたしこう)が描いたお姫様の包み紙もポイントです。
十万石ふくさやの魅力は、看板商品だけに留まりません。
節分に「節分菓」「恵方巻ロール」、桃の節句に「雛祭ロールケーキ」、バレンタインに「ショコラまん」といった季節の行事に合ったステキなお菓子も製造・販売しています。
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埼玉みやげだとわかりやすい、さらに踊るはにわをかたどった「はにわさぶれ」のような、埼玉の名所「さきたま古墳群」をイメージさせるユニークな商品もあります。
さらに埼玉西武ライオンズファンにはたまらない、オンラインのみで購入可能な「らいおんず十万石まんじゅう」といった商品もあります。
「SNS受けがするお菓子がほしい」「ウケる和菓子が買いたい」という人に、ぜひ見てもらいたい逸品です。
埼玉県のお土産とわかる特徴ある和菓子がほしいときは、ぜひ「十万石」そごう大宮店をのぞいてみてください。
十万石 そごう大宮店の詳細はこちら
美味しい和菓子が買いたいときは「さいたま市」へ!
「さいたま市」は埼玉県の県庁所在地です。「美味しい!」と評判の老舗和菓子が多いのは、かつて中山道の宿場町として栄えたこととも関係があると言えます。
優秀な職人達が腕を競い、子や孫に技術を継承した和菓子を気軽に購入できるお店ががたくさんあるので、スイーツ好きには見逃せない街と言えるでしょう。
和菓子が好きな人とストーリーがある特産物に興味がある人は、ぜひ【埼玉日和】を観光のお供に「さいたま市」へおいでください!

埼玉県戸田市に住む40代女性です。植物、無印良品、和菓子、浦和の蔦屋書店、大宮のecuteを愛してます。