行田市の特徴や魅力とは?歴史が息づく街には観光スポットも沢山!

行田市

埼玉県北部に位置する行田市は「さきたま古墳」という埼玉県名発祥の地とされる場所があり、埼玉県の歴史を語るうえで欠かせない町です。

今回は、そんな歴史ロマンがあふれる行田市の魅力や特徴についてまとめました。

ぜひ気になったスポットなどがあったら行田市に訪れてみましょう。

※掲載内容は執筆当時のものです。最新情報は事前にご確認ください。

行田市の特徴

公園

行田市は埼玉県名発祥の地とされる「さきたま古墳公園」や、映画「のぼうの城」の舞台になった忍城などの貴重な史跡が残っている町です。

自然が豊かな土地を生かしたイベントも多くあり、世界最大の田んぼアートは多くの観光客でにぎわいます。

このような魅力的なスポットが多い行田市は今観光地としても注目を集めています。

行田市の名産品

足袋

行田市の名産品といえば生産数日本一である足袋。木綿の産地でもある行田市は中山道が近くにあり、主に旅行用や作業用の足袋が作られました。

明治になると、忍商業銀行や行田電澄株式会社が設立し、資金と電力の供給が安定してミシンの電動化がすすんだことから、行田市は日本一の足袋生産地に。

足袋を保管している倉庫「足袋蔵」は約80棟現存しています。足袋蔵は、100年以上続く歴史の中で新しい建築様式を取り入れてきました。

石造、煉瓦造、モルタル造、鉄筋コンクリート造、木造など多種多様な足袋蔵が裏通りに軒を連ねています。

平成29年4月28日に「和装文化の足元を支え続ける足袋蔵のまち行田」のストーリーが、埼玉県内初の「日本遺産」に認定され、足袋製造は行田市が誇る名産品になったのです。

行田市の魅力

行田市には伝統や歴史建築物が多く残っているので、ドラマや映画の舞台にもなっています。

ここからは特別史跡やギネス世界記録にも認定されたイベントなど、行田市の魅力的なものをまとめてみました。

世界最大の「田んぼアート」

田んぼ

行田市の田んぼアートはギネス世界記録にも認定されています。

大きさは約28000平方メートルで世界最大級の田んぼアートです。田んぼアートは、高さ50mの「古代蓮の里」内の展望室にて鑑賞できますよ。

季節の移ろいで色彩が変化しますが、見ごろは7月中旬から10月中旬まで。ぜひ、世界最大の田んぼアートを楽しんでみてくださいね。

詳細情報

サイト  古代蓮の里

特別史跡「埼玉古墳群」

古墳

埼玉県名の由来になっている「埼玉古墳群」は、全国でも屈指の規模を誇ります。

古墳群は、5世紀後半から7世紀中頃にかけて築かれました。前方後円墳の形態に強い規格性を持っているのが特徴であり、台地上の狭い範囲に大型古墳が密集しています。

史跡としての重要性や、保存活用の取り組みが認められ、2020年3月に埼玉県内では初めての特別史跡に指定されました。

公園

現在では、さきたま古墳公園として無料開放されています。古墳公園は緑が豊かなので、古代に思いを馳せながらお散歩をするのもおすすめです。

詳細情報

サイト  埼玉県立さきたま史跡の博物館

ドラマ「陸王」のロケ地

工場

2017年TBS系にて放送された日曜劇場「陸王」の舞台は行田市になっています。

創業から100年以上続く行田市の老舗足袋メーカー「こばせ屋」が、経営難の打開策として「マラソン足袋」の開発に挑戦し、奮闘していく物語。

池

ロケは行田市が全面協力しており、忍城や水城公園で行われました。

1907年に行田市で足袋メーカーとして創業した「イサミコーポレーション」は、「こばせ屋」の外観として使われています。

最終回の視聴率20%を超えた人気ドラマである陸王。ドラマを見た人たちがロケ地巡りすることも多く、行田市の経済効果に大きな影響を与えました。

映画「のぼうの城」の聖地で歴史体験

城

和田竜先生の小説が原作の映画「のぼうの城」は、行田市の忍城が舞台です。

関東7名城のひとつとして数えられた忍城は石田三成の水攻めにも耐えた「浮き城」として知られています。当主の従兄弟の成田長親の「でくのぼう」を略して「のぼう様」と呼ばれ領民に親しまれていました。

忍城では、秀吉軍と対峙した成田家の武将達がモデルの「忍城おもてなし甲冑隊」が土日祝日を中心にイベントを開催しています。

忍城おもてなし甲冑隊が案内する「忍城跡ぐるり旅」も開催されているので歴史をしのびながらお城を楽しむことができますよ。

忍城内部は郷土博物館の展示室の一部となっており、最上階からは市内を一望できます。当時の城主が見ていたであろう行田の景色を眺めて忍城の歴史に浸ってみましょう。

詳細情報

サイト  行田市郷土博物館

行田市の名物

行田市には足袋生産が盛んだった時代の名残を感じさせるご当地グルメが存在します。名前と実物に驚きのギャップがある魅力をぜひ楽しみましょう。

ゼリーフライ

揚げ物

行田市民のソウルフードともいえるゼリーフライ。ゼリーと聞くとスイーツのほうを思い浮かべてしまうかもしれませんが、まったく別の食べ物。

ゼリーフライは、ジャガイモ、人参、たくさんのおからが入っています。食物繊維豊富でヘルシーなので、おやつとして親しまれています。

ルーツは、日露戦争のときに中国から伝わった「野菜まんじゅう」といわれています。

足袋工場の工女さんたちが手軽に食べられるおやつとして流行し、地域の食文化として根付きました。

フライ

料理

行田市民に愛されている「フライ」は、揚げ物ではなく焼き物です。

小麦粉を水でやわらかく溶き、鉄板の上で薄く焼きながら、ねぎ、肉、卵などの具を入れ、お好みでソース、または醤油だれをつけて食べるもの。

見た目はお好み焼きのようですが、食感はクレープのようなふわりと軽い食感が楽しめます。

行田市のフライ・ゼリーフライを販売するお店をまとめた「フライゼリーマップ」もありますよ。テイクアウトもできるので、お店ごとに個性があるフライ、ゼリーフライをぜひ食べてみてください。

十万石まんじゅう

出典:十万石ふくさや公式HP
出典:十万石ふくさや公式HP

十万石まんじゅうを販売している「株式会社十万石ふくさや」は、行田市に本社と工場があります。十万石まんじゅうは、白い皮にお米の形をしているのが特徴です。

白い皮には新潟県産コシヒカリの粉を使った薯蕷皮と、毎朝すりおろした国産つくね芋が入っているので、ほのかに山芋の香りがしますよ。

十万石まんじゅうは、昭和20年太平洋戦争での敗戦後、旧忍藩十万石の地である行田で生まれ、行田市の名物として「十万石まんじゅう」と命名されました。

「うまい、うますぎる、十万石まんじゅう」というCMは、埼玉県民なら1度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

この有名なフレーズは、行田市の書道家「渥美大童」と親交を深めていた世界的な板画家「棟方志功(むなかたしこう)」が言ったことが元になっています。

十万石ふくさやの先代が持ってきた十万石まんじゅうを棟方志功に食べてもらいました。

すると、棟方志功は6個目のまんじゅうに手を伸ばしながら「うまい」「行田市の名物にしておくには」「うますぎる」と言い忍城のお姫様も同じことを言ったに違いないと絵を書いたのです。

十万石まんじゅうの誕生秘話を思い浮かべながら食べてみると、また違った味わいになりそうですね。

詳細情報

サイト  株式会社十万石ふくさや

行田市で有名なお祭り

行田市には四季を楽しめる、さまざまなお祭りがありますよ。伝統や歴史を感じてみましょう。

春祭り

公園

4月上旬に行田水城(すいじょう)公園通りにて開催される「春祭り」は、水城公園内にあるさまざまな桜の花を見ながら楽しめます。

桜を見ながらお茶を楽しめる「大茶会」の開催や、植木市、フリーマーケットや屋台などが出店され多くの人でにぎわいます。

また、新・行田音頭やささら獅子舞の実演が行われるので行田の伝統や歴史に触れられます。

さきたま火祭り

祭り

さきたま火祭りは、さきたま古墳公園で開催されています。

埼玉(さきたま)地区の住民が主体となって運営している火をシンボルにしたお祭りであり、神話を元にしているので古代ロマンを感じられますよ。

行田蓮まつり

花

古代蓮の里にて7月中旬の行田蓮の見ごろに開催される「行田蓮祭り」。

地区の文化団体を始めとした数多くの団体による出し物、蓮茶、蓮粥、蓮餅などといった蓮を使用した料理もふるまわれます。

写真コンテストや、俳句コンテストも行われるので毎年多くの人でにぎわうお祭りです。

行田浮き城まつり

出典:行田市公式HP
出典:行田市公式HP

行田市を代表する伝統的な祭り「行田浮き城まつり」は、毎年7月の最終土・日曜日に開催されています。

御神輿や山車も出て盛り上がる行田市の夏の風物詩です。

行田市駅入口交差点前でのステージイベントやフリーマーケットなども開催されます。

とうろう流し納涼大会

出典:行田市公式HP
出典:行田市公式HP

8月16日に行われる「とうろう流し納涼大会」は、国の繁栄と平和の礎となった精霊の供養をし、家内安全を願うお祭りです。

小型とうろうが販売されているので、お祭りを見に来た方もとうろうを流して参加ができます。

番外編「花手水week」

花

行田市の神社や、商店、民家の軒先に「花手水(はなちょうず)」が飾られる「花手水week」は、毎月1日~14日(11月と1月は15日~末日まで)の期間限定で開催されています。

水の上に浮かべられる色鮮やかな花々は、思わず見とれてしまうほどの美しさ。

この美しい光景を写真におさめようとする人も多く、今ではインスタ映えスポットとして話題を呼び、多くの観光客でにぎわっています。

花手水は、2020年春の自粛生活期間が続く苦しいときに、「参拝に訪れる方々に癒しを提供したい」という思いから行田八幡神社で始まりました。

花

この取り組みは、地域全体でおもてなしをしたいという思いが広がり、市内の神社や、商店や軒先の民家にも花手水が飾られるようになり、行田市の新たな名物に。

地域の方々が、人々を元気にしたいという取り組みを知るとより一層、きれいな花手水に心が癒されますよね。

2021年4月からは、「希望の光」をテーマにした花手水のライトアップイベントも開催されていますよ。幻想的に光る夜の花手水も、ぜひ楽しんでみてください。

行田市で埼玉の歴史や文化を感じよう

忍城やさきたま古墳などの貴重な史跡が残る行田市は、古代や戦国時代の歴史を感じられる魅力的な町です。

世界最大の田んぼアートや、花手水weekは多くの人でにぎわい、行田市はますます盛り上がりをみせています。

歴史ロマンあふれる行田市で伝統や文化に触れてみましょう。

カフェ
行田のB級グルメ「ゼリーフライ」
花手水
古墳
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