全国各地にある郷土料理ですが、埼玉県にももちろんあります!
今回は埼玉県北部で昔から愛され続ける「いがまんじゅう」を紹介していきます。埼玉県の郷土菓子「いがまんじゅう」のクセになる美味しさの魅力に迫ってみましょう♪
※掲載内容は執筆当時のものです。最新情報は事前にご確認ください。
いがまんじゅうとは?
いがまんじゅうは、埼玉県の北部に位置する穀倉地帯で昔から食べられている和菓子です。
蒸かしたてのおまんじゅうの周りを赤飯で包んでおり、夏祭りや祝い事の時に食べられる縁起物として地域で愛されてきました。
現在の鴻巣市が発祥と言われており、羽生市や加須市でも郷土料理として親しまれています。
その見た目がまるで「いが栗」のようであることからいがまんじゅうと言われるようになったという説もあるそうですよ♪
羽生市のイメージキャラクター いがまんちゃん♪
羽生市の郷土料理でもある「いがまんじゅう」は地元のキャラクターとしても人気があります。
「いがまんちゃん」は羽生市のご当地キャラ「ムジナもん」に出てくるキャラクターで、ムジナもんの周りを飛んでいる妖精です!
お赤飯でできた髪型が可愛らしいですよね♪
いがまんじゅう おすすめのお店
埼玉の郷土料理として親しまれる「いがまんじゅう」は昔ながらのお店もたくさんあります。
そこでここからは、地元民から昔から愛される人気のいがまんじゅうのお店を紹介していきます!
まつのや(羽生市)
まず紹介するのは羽生市にある明治創 業の和菓子店「まつのや」です。いがまんじゅうはお店の人気商品で、他にも店内にはずらりと和菓子が並んでいますよ!
中でもおまんじゅうの「うさぶらう」や「まわり地蔵最中」は地元の人が手土産にする程の人気です♪
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こちらで味わえる「いがまんじゅう」は、こしあんのたっぷり入った薄皮のおまんじゅうをお赤飯で包んでいます。程よい塩加減のお赤飯とこしあんの組み合わせが絶妙な味わいですよ♪
おまんじゅうの皮が重要な繋ぎの役割を果たしてくれています。
和菓子処 田嶋製菓(鴻巣市)
次に紹介するのは、いがまんじゅう発祥地の鴻巣市にある「和菓子処 田嶋製菓」です。
戦後すぐに創業してから、2代目が現在の田嶋製菓のいがまんじゅうを考案し販売を始めます。当時メディアでも話題となったことで、全国各地にファンがいるほどのいがまんじゅうの名店ですよ♪
こちらの「いがまんじゅう」はつぶあんの詰まった白いおまんじゅうをお赤飯で包んでいます。上から金ごまがかかっているのが特徴ですね!
お赤飯のゴマ塩の塩気やゴマの風味がおまんじゅうの優しい甘さと相性抜群です♪
自宅用のパック詰めの他に、贈答品用の箱詰めも販売しているので、お祝いの席に贈ってみるのもおすすめですね。
菓子処 大和屋製菓(鴻巣市)
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続いて紹介するのは同じくいがまんじゅう発祥地の鴻巣市にある「菓子処 大和屋製菓」です。
鴻巣駅からもほど近く、懐かしさを感じる赤いシェードの外観が特徴的ですよ!店内にはショーケース内にお団子やあんみつ、わらび餅などが並んでいます。
昭和48年に創業以来、店内工房で変わらぬ味を作り続けていますよ♪
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「いがまんじゅう」には粒あんとこしあんがあり、好みで好きな方を選びましょう♪
昔ながらのあんこはしっかりとした甘さがあり、お赤飯との絶妙なバランスがたまりません!こしあんと粒あんを食べ比べしてみるのもおすすめですよ。
御菓子司 三小間(加須市)
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最後に紹介するのは、加須駅からもほど近い創業60年以上の「御菓子司 三小間」です。
大きな看板がかかったお店では、塩あんびん餅やいがまんじゅうなどご当地和菓子を数多く販売しています。中でも「上生菓子」は季節に合わせた可愛らしい見た目が大人気です♪
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こちらの「いがまんじゅう」はやや小ぶりで、ふかふかの小麦まんじゅうをお赤飯で包んでいます。中には優しい甘さの粒あんが詰まっていますよ。
全国菓子博覧会で会長賞を受賞したこともある味わいです。賞味期限が2日程で、買った当日が一番美味しく食べられます♪
塩っ気と甘さの郷土菓子いがまんじゅうをお祝いの席で♪
今回は埼玉県の伝統的な和菓子「いがまんじゅう」を紹介してきました。
一見、お赤飯とおまんじゅうの組み合わせに驚くかもしれませんが、これがなかなかクセになる絶妙な味わいです!
昔ながらの名店の味を食べ比べるのもおすすめですよ♪ぜひ足を運んでみてくださいね。
さいたま市在住のWebライター。グルメをはじめ多岐のジャンルで記事を執筆中。5年以上にわたるスイーツ業界での経験から埼玉の「美味しい」を発信しています♪