花の中でも愛の象徴と言われるバラは、栽培が難しく丁寧かつ大切に育てることで美しい花を咲かせてくれます。
そんなバラがたくさん咲き誇るバラ園は、その美しさに魅了されてしまいますよね。そこで今回は埼玉県内で人気のバラ園を5つご紹介します。
バラの種類が豊富なおすすめの公園や、写真映えするバラのトンネル、押さえておきたいバラまつりの開催情報も紹介。
行きそびれないように、気になるスポットやイベントをチェックしてお出かけくださいね。
※掲載内容は執筆当時のものです。最新情報は事前にご確認ください。
ばらまつりも開催♪埼玉県内最大級のバラ園 [400種5,000株]
伊奈町制施行記念公園【伊奈町】

まず紹介するのは 北足立郡伊奈町にある「伊奈町制施行記念公園」です。昭和47年に開園された公園で、広々とした園内には野球場が2ヶ所、テニスコートや広場、キャンプ場やイベント広場も併設しています。
地域の憩いの場として親しまれる公園の中でも、美しい季節の花が鑑賞できるバラ園は人気のスポットです。

バラ園は約1.4ヘクタールの広大な敷地に、400種類のバラが5,000株植えられています。毎年一番の見頃を迎える5月は、チケット購入者のみ入園できます。それ以外のシーズンは無料で開放しており、中でも10月下旬から11月中旬の秋のバラのシーズンがおすすめです。
バラ園は第1バラ園から第3バラ園まで、3つのバラ園があります。第1バラ園は球体型のトレリスと町制施行50周年を記念して作られた石碑が設置されたガーデンです。
第2バラ園は中央付近に噴水も設置された素敵なガーデンです。
第3バラ園は入口付近に伊奈町オリジナルの品種のバラが咲いており、ガーデンごとに様々なバラの表情を楽しめます。
毎年開花時期に合わせてばらまつりを開催。バラ園ガイドツアー、ステージイベントや模擬店など多くの人で賑わいます。
埼玉で「日本一長いバラのトンネル」に認定されたスポット [60種400株]
平成の森公園【川島町】

続いて紹介するのは、比企郡川島町にある「平成の森公園」です。町の中心に位置するこちらの公園は、平成元年に建設計画が決まり、平成5年から3年かけて整備されました。
園内には遊具や全面芝生の広場、古代ハスの咲く池や噴水もあります。中でも季節の美しい花々で彩られる「バラの小径」や「ショウブ園」は人気のスポットです。

特に人気の「バラの小径」は約60品種、約480本のツルバラによってできた全長340.5メートルのトンネルです。かわじま合併50周年記念事業として平成18年1月に完成しました。
「日本一長いバラのトンネル」として認定されており、トンネルの周りにも109本の木バラも植えられています。毎年5月中旬から下旬に見頃を迎え、多くの人で賑わいを見せています。開花時期にはライトアップも実施しており、美しいバラの魅惑的な夜の姿も楽しめますよ。
またバラのシーズンが終わる6月上旬からは、ハナショウブが見頃を迎えます。町のシンボルとして親しまれるハナショウブは約2,500株植えられており、ゆったりと美しいお花に癒されてみてはいかがでしょうか。
周囲の自然にも癒される♪バラまつりは年2回開催 [350種1,500株]
滝ノ入ローズガーデン【毛呂山町】
次に紹介するのは、 入間郡毛呂山町にある「滝ノ入ローズガーデン」です。町おこし事業の一環として、2000年に滝ノ入地区の人たちを中心にしたボランティアから始まりました。
2008年に現在の場所に移転し、2009年にはリニューアルオープンしています。ガーデンの周りは山々にぐるりと囲まれており、大自然の中で美しいバラを鑑賞できると大人気です。

広さ約2,800平方メートルという敷地には、約350種類のバラが約1,500株植えられています。ダマスクやアルバ、オールドローズも種類豊富に咲いており、多くのバラが満開の見頃を迎える「春のバラまつり」は多くの人で賑わいますよ♪
例年5月~6月にかけて開催しているので、ぜひ足を運んでみましょう。

またこちらのバラ園では、「秋のバラまつり」も人気です。一年に一回の一季咲きとは別に、秋にも咲く繰り返し咲きの品種も植えています。周りの山々の紅葉も相まった、幻想的な景色は圧巻ですよ♪
春と秋の2度楽しめるローズガーデンで、心癒されるひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。
バラ園以外にも見どころたくさん♪埼玉で四季折々の植物を鑑賞 [80種 700株]
智光山公園 都市緑化植物園【狭山市】

続いて紹介するのは、狭山市にある「智光山公園 都市緑化植物園」です。智光山公園は53.8ヘクタール、東京ドーム約11個分の広大な敷地を持つ総合公園で、豊かな自然をそのまま生かして作られました。
園内にはこども動物園やキャンプ場、バーベキュー広場などの施設をはじめ、総合体育館やテニスコートなどの運動施設もあります。中でも自然に触れられる都市緑化植物園やひょうたん池などのエリアは、四季折々の姿を楽しめるスポットです。

都市緑化植物園は年中無料で開放されており、バラ園をはじめ、薬草や和風庭木、アジサイなど様々な植物が植えられています。広場正面にある大花壇では、季節ごとの美しい花々が咲き誇っていますよ♪
広々とした芝生もあるので、植物を眺めながらお弁当を食べるのもおすすめです。

特にバラ園は一年に二度の見頃を迎え、5月中旬から6月下旬までの春バラと、10月中旬から11月上旬の秋バラを楽しめます。約80種類700株のバラが植えられており、園内の植物も季節ごとにがらりと表情を変えるので、季節の移り変わりを感じられますよ!
春の陽だまりや秋の夕暮れに染まる美しいバラを、ぜひ見に行ってみてはいかがでしょうか。
リニューアルして新たなバラのビュースポットも誕生! [200種3,000株]
与野公園【さいたま市】

JR与野本町駅から徒歩約10分と好アクセスの「与野公園」。明治10年に開園して以来、140年以上の歴史があり、園内には遊具や広場など市民の憩いの場として親しまれています。
中でも約200種・約3,000株が咲き誇るバラ園は春と秋の2回にわたって美しいバラを楽しめると人気です。

こうしたバラはさいたま市中央区のバラサポーターと呼ばれるボランティアの手によって大切に育てられています。
バラは中央区の区の花でもあり、地元に深く根ざすまさにシンボルフラワーですね♪

毎年5月のバラの開花時期に合わせて「ばらまつり」も開催しており、バラ園ガイドツアーや模擬店、ステージイベントが行われ多くの人で賑わいます。
さらに与野公園では2025年4月1日より南園がリニューアルオープン。遊具や広場、ベーカリーカフェが誕生し、大人から子どもまで今まで以上に色々な過ごし方ができるようになりました♪
新たなビュースポット「ばらテラス」では、園内に咲き誇る色とりどりのバラを一望できます。
バラの見頃に合わせて魅力いっぱいの与野公園にお出かけしてみてくださいね。
埼玉のバラ園で癒しのひと時を♪

埼玉の人気バラ園をご紹介しました。埼玉県内各所にあるバラ園はたくさんの種類のバラが数百と咲いており、圧巻の姿を鑑賞できますよ。
また見頃のシーズンになるとイベントも開催され、多くの人で賑わいを見せる場所もたくさんありました。咲くまでの間にたくさんの人の手によって育てられたバラは、大輪の花を咲かせてくれます。
ぜひ美しいバラ園で、心癒されるひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。

さいたま市在住のWebライター。グルメをはじめ多岐のジャンルで記事を執筆中。5年以上にわたるスイーツ業界での経験から埼玉の「美味しい」を発信しています♪