埼玉県民にしか通じない、独特のネタ。
今回は厳選した8つの埼玉ネタで2つの部門を作り、誰もが共感できる埼玉ネタや細かすぎて伝わらない埼玉ネタを探すべく、街の方にインタビューを行いました。
こちらの記事では、その結果をランキング順に紹介します。
※掲載内容は執筆当時のものです。最新情報は事前にご確認ください。
埼玉のアレは伝わる?伝わらない?街の人に聞いてみた!
今回は、比較的ポピュラーなあるあるを集めた『初級あるある』と、マイナーなものを集めた『上級あるある』に分け、特に「あるある」と「ないない」だと思うものをそれぞれ答えていただきました。
また、提示した埼玉ネタの中で、聞き馴染みのないものや伝わらないものも聞き、「ないない」という形で表記しております。
今回それぞれのパートでは、以下の題目から「あるある」と「ないない」を選んでいただきました。
※表の見方は「あるある」の人数 / 「ないない」の人数
大宮駅東口にて調査開始!
2023年2月6日(月)に大宮駅東口ロータリーにて街頭インタビューをさせていただき、10代~80代の合計58人の方に、埼玉の「あるある」を決めてもらいました。
初級あるある編
【第4位】「埼玉の東京」?「東京の埼玉」?
第4位は「池袋は埼玉」でした。本来は池袋は東京に含まれますが、埼玉県だと思い込むことや、埼玉県のものだと名乗ってネタにする行動を指します。
参加者58人の中で「あるある」の得票数は5票で「ないない」の得票数は14票でした。「池袋は実質埼玉」という趣旨の言葉もよく飛び交う地域ですが、やはり埼玉とみなすのには無理があったようです。
池袋に遊びに行く習慣があるのは若年層が多いのもあり、若年層が多く「あるある」に入れていました。
「ないない」と投票した方の中には、普段地元の外に出る機会が少ないため、池袋自体に馴染みがないといった声が挙がっていました。また東京に通勤しているからこそ、池袋は東京だと自然に思うとの意見がありました。
【第3位】埼玉土産といえばアレしかない!
第3位は「草加せんべい」でした。参加者58人中、「あるある」の得票数は9票で「ないない」の得票数は3票でした。
60代と70代の方が多く「あるある」に投票していることから、シニア世代の認知度が特に高い結果となりました。
他県の方に埼玉土産を買う機会も度々ありますが、一番に思いつくのが草加せんべいだという方も多いでしょう。実際に「お土産でよく買っている」の声や、「そごう大宮に入っている草加せんべいのお店が美味しい」というお話をいただきました。
【第2位】学校で使ったことのある人も多いあの返事は?
第2位は「はい、元気です」でした。こちらは埼玉県の小学校の朝に行われる健康観察の時間にて行われる伝統的なものです。他の県では「はい」と返事するだけのようです。
ちなみに埼玉県と隣接している千葉県の一部地域でも行われているようです。
参加者58人中、「あるある」の得票数は20票で「ないない」の得票数は7票でした。3位とは「あるある」の差が10票以上開く結果になりましたね。特に、10代の方から多く支持を集める結果になりました。
ちなみに小学校の2時間目と3時間目の間を「行間休み」と呼ぶ風習も埼玉ならではだとか。筆者の小学校も「はい、元気です」や「行間休み」という言葉が使われていたため、懐かしくなりました。
【第1位】月1で一喜一憂するあのテストは?
「初級あるある編」第1位に輝いたのは、「北辰テスト」でした。高校受験をする中学生がほぼ毎月受ける模擬テストです。
北辰テストの歴史は1952年に遡ります。埼玉県の中学生の「学力向上の道しるべになりたい」をモットーに誕生したもので、埼玉の中学生の学力指針として活用されています。
この結果を受けて私立高校の「確約」という制度が機能しています。北辰テストの結果によって算出された偏差値や学校での内申点を基準に、各私立高校が合否の判断材料としています。
10代から70代以上まで、幅広い世代からの票を集めました。「あるある」の得票数は24票で「ないない」の得票数は5票でした。
上級あるある編
【第4位】ジャガイモとおからで作る行田のB級グルメは?
第4位は「ゼリーフライ」でした。「あるある」が8票で、「ないない」が15票と「ないない」が上回る結果に。
行田の郷土料理、ゼリーフライですがゼリーは入っていません。学校給食ではじめて知った日は衝撃を受けたという声も。
実は「ゼリーフライ」は小判のような形であることから、本来は「銭(ゼニ)フライ」と呼ばれていましたが訛って「ゼリーフライ」になり庶民のおやつとして食べられてきました。
中国の東北部にある「野菜まんじゅう」という料理がルーツであると言われています。日露戦争に従軍した、行田市内の「一福茶屋」の店主が考案したと言われており、長年愛されているB級グルメです。
ゼリーフライを楽しめる郷土料理店は行田市内に30店舗以上あります。是非一度味わってみてはいかがでしょうか。
【第3位】一の川?二の川?教室の列の呼び方は?
第3位は「教室の列を川で呼ぶ」でした。教室の縦列は「号車」で区分することが一般的ですが、埼玉県の地域や学校によっては「一の川」や「二の川」という区分をすることがあるようです。
埼玉県で育ち、埼玉県の先生として学校に戻ってくるケースも多いため、気づかないうちにこの区分方式が引き継がれているようです。群馬や千葉などの一部地域でも使われていることがあります。
「あるある」の得票数が13票で「ないない」の得票数が20票であり、地域や学校による差が顕著に出た印象です。そのような意味でも「細かすぎて伝わらない」と思う人も多かったのではないでしょうか。
【第2位】実は熊谷よりも暑い?あの蔵造りの町は?
第2位は「熊谷よりも暑い川越」でした。一般的に日本一暑い地域として熊谷が取り上げられます。
しかし、とある研究によれば、川越の方が熊谷よりも真夏の最高気温が1~2度高いという報告もあり、実は川越が日本一暑い地域なのではないかという説もあります。
実際に東京都立大学(首都大学東京)などは独自の気象観測で、川越市は熊谷市よりも最高気温が1~2度高いことを明らかにしました。川越の街に多くある瓦屋根は暑さに強いようです。
「あるある」の得票数は12票で「ないない」の得票数は13票でした。意見が分かれる質問でしたが、年代が上がるほど「あるある」と答える人の割合が増える結果になりました。逆に若年層にはなじみが薄いようで、「細かすぎて伝わらない」と思う人も多かった印象です。
【第1位】野球やサッカーが強い!あのスポーツ強豪校は?
「上級あるある編」第1位は「正智深谷高校と昌平高校」でした。世代を越えて、埼玉県におけるスポーツ強豪校というイメージが根強く浸透しているようです。
県大会においては常連校であり、2023年も昌平高校サッカー部は全国大会出場を果たすほどの大会実績を残しています。決勝戦で正智深谷高校と昌平高校が当たることも。
「あるある」の得票数は15票で「ないない」の得票数は12票でした。過去に部活動を行っていた経験があるか否かで、意見が割れた印象です。
みなさんはどの埼玉ネタに共感できましたか?
埼玉に住んでいる方でも共感できるもの、できないものがありましたよね。
細かすぎて伝わらない埼玉ネタ、是非家族や友人と共有してみてくださいね♪
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