鶴ヶ島清風高校×地域デザインラボさいたま(以下、ラボたま)が行っている「空き家」に関する授業の連載第4回目です。
今回は、これまで高校生が授業で学んできた「空き家に関する講義」「移住者インタビュー」「空き家の実地調査」で気がついたこと等を発表資料にまとめていきます!
2月には、鶴ヶ島市、学校関係者、保護者等へ発表・提言を行う予定です!
高校生たちがグループで話し合いを行い、発表資料を作成していく様子をお届けします。
初めてご覧になられる方は第1回目~第3回目も是非ご覧ください!
※掲載内容は執筆当時のものです。最新情報は事前にご確認ください。
今までの探究学習のおさらい
体育館に集まる生徒たち
まず初めに、生徒たちは体育館に集まり今までの探究学習について、授業の振り返りを行いました!
体育館では先生とラボたまの職員の方が「今までの探究学習におけるそれぞれの授業の意義」や「全体を通して探究学習として生徒たちにどのように向き合ってほしいか」「鶴ヶ島市の空き家問題の状況」等について再度説明をしていました。
生徒たちにとって、探究学習を行う前と後で聴く説明は同じ説明でも理解の深まり方が違います。
点と点が線になるとはこのことで、今までの一つ一つの探究学習の意義について生徒たちはしっかりと理解し、今回の探究学習の全体像についても理解することができたのではないでしょうか。
探究学習の振り返りを聞きながら頷いている生徒たちも多くおり、これまでの取り組みについて自分の中で落とし込んでいる様子でした。
説明を聞いている中で、生徒たちにとって今回の探求学習が意味のあるものになる様、計画的に授業構成を組み立てていたのが分かり、先生やラボたまの職員の方々のこの授業に対する熱意が伝わってきました!
生徒たちはこの体育館での振り返りによって、これから発表資料を作成していくにあたっての整理を行うことができたのではないでしょうか。
教室での様子
体育館での振り返りが終わった後に、生徒たちは各教室へ移動しました。これから実地調査をした際のグループで集まって発表資料を作成していきます!
発表資料について先生からの説明
資料を作成するにあたり生徒たちが方針に困ってしまわないよう、各クラスの先生たちは発表資料作成についての方針を示していらっしゃいました。
発表資料の主な作成方針は、以下のとおりです。
発表資料は各生徒に配布されているタブレット端末を使用してスライド形式で作成していきます。
日頃の授業でタブレット端末を使用していることもあり、生徒たちはマウスを使用することなく、大人顔負けの素早いタイピングで資料を作成していきます。
発表資料を作成していく生徒たち
前回の空き家実地調査に続き、今回も「(株)埼玉りそな銀行 鶴ヶ島支店」の行員の方々がお手伝いに来てくださいました!
行員の方々には、生徒たちの発表資料を作成する際の冒頭部分をお手伝いしていただきました。
生徒たちがグループで集まり、一つの地域課題について話し合う姿は、今回の探究学習の最も重要なシーンなのではないでしょうか。
資料の作成時に困ったことがあれば、すぐに先生に確認し、一枚一枚のスライドを丁寧に作成していました。
生徒たちからは「空き家をリノベーションしてユニークな宿泊施設にするのはどうか」「他の都道府県の面白いアイデアを真似したらよいのではないか」「空き家を活用して少し変わった商売を始めればよいのではないか」「鶴ヶ島市のゆるキャラを活用したりできないか」などの鶴ヶ島市の空き家問題に対する解決案が出てきており、グループで話し合いをする生徒たちはとても楽しそうで活気にあふれていました!
今後のグループの話し合いの中で、どのような発想で空き家の課題解決に向き合い、どのような発表資料を作成していくのか、完成が楽しみですね!
発表当日に向けて
発表資料が完成した後は、いよいよみんなの前で発表を行っていきます!発表会は2日間に分けて行う予定です。
生徒の皆さんには、今まで学習した内容をもとに「どうしたら空き家を減らすことができるか」「空き家の利活用アイデア」を考え、鶴ヶ島市、学校関係者、保護者等へ提言を行っていただきます!
次回の投稿は、生徒たちが一生懸命に地域課題に向き合い、成果物を発表する姿を掲載いたします!お楽しみに!
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