草花のハイシーズン、春がやってきます!
今回は、埼玉県内にある、さまざまな植栽や花を鑑賞できる植物園をまとめました。珍しい熱帯植物を間近で見られる温室の情報もございます。お出かけのプラン作りに、ぜひお読みください。
※掲載内容は執筆当時のものです。最新情報は事前にご確認ください。
【埼玉県の植物園】まるで別世界⁈温室あり
【さいたま市園芸植物園】さいたま市緑区
さいたま市園芸植物園は、さいたま市の南東部に位置し川口市と隣接する「緑区」にあります。「花木園」「花き展示温室」「企画展示の紹介コーナー」といった複数のエリアがあります。
「花木園」では、フジやドウダン、ライラックといった樹木に加え、サクラソウ、スイセン、シュンランといった季節の草花を堪能できます。
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大・中・小の温室がある「花き展示温室」では、熱帯地方の植物が育てられており、ヤシ、カカオ、パパイヤといった高温多湿の環境で育つ熱帯果樹を間近で見られます。
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12月~3月あたりまでエレガントな「蘭」を鑑賞できる洋ラン温室も見逃せません。
「さいたま市近隣で南国の植物を鑑賞したい」「熱帯の植物を見て旅行気分を味わいたい」という方におすすめです。
【川口市立グリーンセンター】川口市
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川口市立グリーンセンターは、埼玉県南部に位置し、東京都と隣接する川口市にある大規模な植物園です。
15.8ヘクタールの面積を誇る園内には樹木や季節の草花が多数栽培されているほか、「緑のアトリエ」「水生温室」「鑑賞温室」「大温室」といった設備で熱帯・亜熱帯の珍しい植物も育てられています。
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春は、桜や梅に加え、クリスマスローズ、クロッカス、ミズバショウなどが咲き誇ります。夏には、バラ、キョウチクトウ、アナベル、ラベンダーなどが見ごろです。
秋にはヒガンバナ、キンモクセイ、ハマギクなどが、冬にはサザンカ、マンゲツロウバイといった花が開花します。
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温室では、ブーゲンビリア、カトレア、カリアンドラ・ハエマトケファラ アルバ、ストレリチアユンケアなどの南国でしか見られない、魅惑的でビビッドな花を咲かせる熱帯植物が多数栽培されています。
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さらに、クジャクなどがいる「バードセンター」や、大型すべり台「スイショウバルーン」「展望スベリ台」、親子で楽しめる「ミニ鉄道」といった、小さなお子様連れが一年中楽しめるプレイスポットもあります。
観葉植物やサボテンなどの鉢植えを販売するショップで、お土産も購入できるところもいいですね。
花好きな人はお出かけ前に、川口市グリーンセンター公式サイト内の園内の花ごよみで、開花情報をチェックしてみてはいかがでしょう。
【智光山(ちこうざん)公園 都市緑化植物園】狭山市
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智光山公園 都市緑化植物園は、埼玉県の南西部に位置する狭山市にある「智光山公園」にある植物園です。
「バラ園・洋風庭木見本園」「薬草園」「花木園」「和風庭木見本園」「大花壇」「早春の小道」「アジサイ園」といったエリアで、四季の植物を楽しめます。
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「バラ園・洋風庭木見本園」では、なんと80品種700株ものバラが植栽されています。
春バラは5月中旬~ 6月下旬、秋バラは10月中旬~11月上旬が見ごろです。「薬草園」では、漢方の原料や西洋ハーブなどが栽培されています。
アロマテラピーやフラワーエッセンスなどの民間療法に興味を持つ方は見逃せません。
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「和風庭木見本園」には、マツ、モミジ、ツバキといった庭園に使われる樹木が、「アジサイ園」は、約500株のガクアジサイ、カシワバアジサイが育てられています。
総面積5.5ヘクタールという敷地内の植栽に関して情報を発信する「緑の相談所」で園芸など植物に関する相談ができる点もポイントです。
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これからの季節、「早春の小道」を散歩して路傍のウメ、スイセン、フクジュソウを楽しんでみてはいかがでしょうか。
【埼玉県の植物園】1日満喫したい方におすすめ!広大なエリアが魅力
【国営武蔵丘陵森林公園 都市緑化植物園】滑川町
国営武蔵丘陵森林公園 都市緑化植物園は、埼玉県の中部に位置する滑川町にある通称「森林公園」の中にある植物園です。
中には「ハーブガーデン」「ボーダー花壇」「カエデ園」「やまゆりの小径」などのエリアがあります。
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約2,500㎡の「ハーブガーデン」では、各種ハーブやオールドローズが育てられています。
植物園の売店では東松山産のいちごをまるごと使用した贅沢なソフトクリームも販売しているので、ぜひ召し上がってみるのはいかがでしょうか。
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その他、四季折々の花を楽しめる「ボーダー花壇」、約20種、500本のカエデが植栽された「カエデ園」、約3,000株のヤマユリが満開となる「やまゆりの小径」など、圧巻と言えるボリュームで満開の花々を鑑賞できます。
レンタサイクル(別料金)で楽しめる、全長約17kmのサイクリングコースもあります。
電動アシスト自転車や子乗せ自転車、子ども用自転車などが借りられるので、ご家族で、豊かな自然の中、サイクリングを楽しんでみてはいかがでしょうか。
【埼玉県の植物園】天然記念物、野鳥や昆虫観察も
【越谷アリタキ植物園】越谷市
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越谷アリタキ植物園は、埼玉県の南西に位置する越谷市にあります。越谷市出身の植物学者、故・有瀧龍雄(ありたきたつお)氏が所有していた「アリタキアーボレータム」を市に寄贈し、現在に至っています。
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園内には世界各地から集められた約320種、1000本ほどの樹木が植栽されており、中には幹周りが4m以上もある「シナサワグルミ」や天然記念物に指定されている「ラクウショウ」といった珍しい植物もあります。
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自然豊かな庭園で、さえずる野鳥や美しい蝶なども鑑賞してみませんか。
「温室」のある埼玉の植物園へ行ってみよう!
埼玉県には、さまざまな植物を鑑賞できる植物園が複数あります。親しみのある樹木や草花だけでなく、温室で育てられる熱帯の果樹や灌木なども鑑賞できるので、南国気分も味わえるでしょう。
若葉が芽吹き、花がほころぶ季節です。新緑と色とりどりの花や、希少な熱帯植物に癒される埼玉の植物園へ行ってみませんか。
埼玉県戸田市に住む40代女性です。植物、無印良品、和菓子、浦和の蔦屋書店、大宮のecuteを愛してます。