玉川温泉や都幾川温泉などの温泉施設で知られるときがわ町は今、自然に溢れるカフェスポットとしても注目されています。
遠方から訪れる人も多い古民家カフェや、こだわりのコーヒーをゆっくりと味わえる個性派店、口コミが口コミを呼ぶと話題の人気店まで、編集部が選りすぐってご紹介します!
埼玉県比企郡ってどこにあるの・・・?と首をかしげるそこのあなたでも行ってみたくなる、素敵なお店がたくさんありました。
※掲載内容は執筆当時のものです。最新情報は事前にご確認ください。
築190年!ときがわ町の古民家カフェ【枇杏(びあん)】

続いて紹介するのが、JR八高線明覚駅から歩いて5分の古民家カフェ「枇杏(びあん)」です。
築190年の民家をまる1年かけてリノベーションした店内にはどこか懐かしい雰囲気が残ります。

広い土間で靴を脱いであがるスタイル。都心から1時間ということもあり、ちょっとした旅行に来たような気分が味わえます。

磨きこまれた床や柱には、古民家ならではのしっとりとした輝きが宿ります。テーブルやお座敷席、お庭を望む縁側のお席に加えて愛犬と一緒にのんびりできるテラス席もあり、豊富な席の種類も人気の理由です。
「枇杏」の定食やカレーはどれもボリューム満点でおいしいと評判です。サラダ・小鉢・汁物・漬物・デザート・飲み物がセットになっているランチは栄養バランスもばっちり。
スイーツ類のメニューも揃っていて、とくのふわふわのパンケーキはおすすめ!バニラアイスとクリームがトッピングされています。
ドリンクメニューには珍しい中国茶などもあり、のどかな風景を眺めながらのんびりとティータイムを楽しめそうですね。
ときがわ町で育った自家製野菜が自慢【OLU OLU(オルオル)】
続いて紹介する「カフェOLU OLU」は明覚駅から徒歩10分程度。周辺には「とうふ工房わたなべ」や、ときがわ花菖蒲園」があります。
店名の「OLU OLU(オルオル)」はハワイの言葉で「心地よい」「喜びをもって」という意味だそう。にっこり笑うお店のロゴもぴったりです。

オーナー自らペンキを塗った、白を基調としたアンティークな店内。照明やインテリアなど、随所にこだわりが見て取れます。
人気の一品、「スリランカ風カレー」には地元産の食材がたっぷり使われているほか、サラダ・スープ・季節の小鉢で大にぎわい!お腹も心も満たされる、手づくりランチです。

デザートには様々な種類を盛り合わせた「デザートプレート」がおすすめ!どれも手づくりならではのあっさりとした甘さでいくらでも食べられそう!
そして、嬉しいのはこのボリュームで500円という値段設定です。それなら人気のあんみつも頼もうかしら・・・なんてわがままも「OLU OLU」なら叶いそうですね♪
ときがわ町の民家カフェ【うさぎや】はガレットが美味しい♡
ときがわ町の豊かな自然を間近に味わえるカフェ「うさぎや」は、民家を改装した古民家カフェ。
旅館のような和の雰囲気のなかでくつろいだ時間を過ごすことができます。店名の通り、あちこちにうさぎモチーフの小物や食器も。うさぎ好きさんにもおすすめのカフェです。

「うさぎや」でそば粉100%のガレットが人気です。定番の「ガレット コンブレッド」は、もっちり食感のガレット生地にチーズとハム、たまごが乗っています。食べ応えに加え、可愛らしいうさぎの食器にも満足すること間違いなし!
ランチの予約をしておくと100円引きになるうれしいサービスも!人気のお店なので、行くと決まれば予約を忘れずに。不定休なので、電話にて確認してくださいね。
超個性的な水出しコーヒーの虜【とき川の小物屋さん】
さて、次に紹介する「とき川の小物屋さん」。超個性派の水出しコーヒーのお店として、知る人ぞ知る名店です。

看板に書かれているのは~雨が降ったらお休みで 営業時間は日暮れまで~の文字。それもそのはず、こちらのカフェのお席はほとんどが「外」!
カウンターで注文を済ませたら川沿いに並んべられた椅子にすわってほっとひと息。お客さん同士が和気あいあいと会話をしていたり、良い雰囲気が流れています。

都幾川のきれいな水を使い、8時間かけて抽出された水出しコーヒーの飲み方は「ミルク&シロップ入り」。かき混ぜずに、変化していく味わいを楽しむのがおすすめだとか。甘さが苦手な方は、先に申告しておくとブラックで提供してもらうことができるそうです。
ホタルの時期には特別に夜営業も

また、この川沿いでは例年6月上旬ごろになると蛍が見られるそうです。ふだんは日暮れまでの小物屋さんも、この時期には特別に夜9時半まで営業する日も。竹の燈篭のともるなか、おいしいコーヒーとホタルの光に癒されてみてはいかがでしょうか。
ときがわのカフェギャラリー【番匠】

JR明覚駅から徒歩約6分と、電車でのアクセスも良い「ギャラリー番匠」。テラス席が気持ち良いこちらでは、ドリンクとケーキのデザートセットが人気です。

おかわり自由が嬉しいドリンクセットは、カプチーノやカフェラテなどの定番から、抹茶ラテやジンジャエール、アップルジュースとソフトドリンクまで種類豊富。
テラスから見える八高線の鉄橋からは、時折レトロな列車の音が聞こえてきます。
初心者でもOK!カヌー体験も楽しめる

「ときがわカヌー工房 ギャラリー番匠」の名の通り、こちらのお店ではカヌー体験をすることができます。
流れが緩やかで浅い都幾川は、埼玉県では数少ない初心者向けのカヌー体験ができる場所。心地よい日陰を作る木々に囲まれたカヌー体験は夏場でも涼しいと人気です。
都幾川の自然をたっぷり楽しんだあとにカフェでひと息、なんて休日もすてきですね。
ときがわ町のカフェでかき氷「山田屋」

日帰り温泉 都幾の湯のほど近くにお店を構えているのが、かき氷の名店「山田屋」です。
看板横の階段を降りていくと、瀧山渓谷のすぐそばにお店があります。注文はチケット制で、純氷、天然氷(数量限定)が選べるのが珍しいですね。
製氷工場で48時間以上かけて作られる純氷は癖や雑味のないすっきりとした味わい。比べて、天然氷は自然の寒さで作られた氷のこと。やや甘みのあるまろやかな味わいがたまりません。
一番人気の自家製シロップのかき氷は「いちごみるく」や「狭山抹茶スペシャル」、「ブルーベリーみるく」など。子どもたちが大好きな「おまつりシロップ」や、贅沢な味わいの「果汁シロップ」など2、全部で20種類以上から選べるシロップに目移りしてしまいそうです。
かき氷フリークには言わずと知れた名店ですが、夏場はやはり人気で行列必須ですから、6月ごろまでの早めの時期にいちどゆっくり味わっておくのがおすすめですよ。
ときがわ町のカフェは大自然も魅力の一つ
ときがわ町のカフェの多くは、豊かな自然がその魅力のひとつになっています。
自然のなかでいただくこだわりのコーヒーや食事はまた格別。埼玉県の小旅行スポットとしても話題のときがわ町のカフェへ、ぜひ足を伸ばして行ってみてくださいね。

さいたま市在住のWebライター。グルメをはじめ多岐のジャンルで記事を執筆中。5年以上にわたるスイーツ業界での経験から埼玉の「美味しい」を発信しています♪