埼玉県内には、様々なレストランがありますが、埼玉発祥のチェーン店も多いことをご存知でしょうか?
今回は、全国的に有名な埼玉発祥の飲食チェーン店や、埼玉にゆかりがあるレストラン、生活を支えてくれるスーパーマーケットをご紹介します。
※掲載内容は執筆当時のものです。最新情報は事前にご確認ください。
埼玉発祥のレストラン・飲食店
ここでは、埼玉が誇る有名レストランやチェーン店、7店をご紹介します。
がってん寿司
まず最初に、埼玉発祥の回転寿司チェーン店「がってん寿司」をご紹介します。
1987年、寄居町に「がってん寿司」のルーツである「元禄寿司」がオープン。1995年4月に、元禄寿司のフランチャイズから独立して「がってん寿司」となり、リニューアルオープンしました。
現在、がってん寿司の本店は深谷市にあり、関東を中心にチェーン店を展開しています。
また、新寿司業態の「磯のがってん寿司」や「匠のがってん寿司」、「江戸前 がってん寿司」もオープンし、注目を集めています。
がってん寿司の合言葉「がってんしょうち‼」は、元禄寿司の頃に店内を盛り上げようとして考案された掛け声です。
市場直送の新鮮な食材を使い、最良の状態で提供しているがってん寿司では、定番メニューから季節限定のお寿司など、幅広いメニューを提供しています。
さらに、お店の味が自宅で楽しめる、お持ち帰りメニューも豊富です。がってん寿司では、海なし県の埼玉でも、新鮮で美味しいお寿司がいただけます!
安楽亭
続いては、埼玉発祥の焼肉チェーン店「安楽亭」をご紹介します。
始まりは1963年、蕨市で「焼肉店安楽亭」が創業されました。現在、全国に180以上の店舗を展開している焼肉レストランとして知られています。
安楽亭のこだわりは、無添加で安心・安全なお肉を提供していることです。信頼のおける牧場で育ったブランド牛のみを仕入れ、100%無添加の自然肉を使用しています。
安楽亭秘伝の焼肉たれも、香料・合成着色料・保存料を一切使わない無添加にこだわり、すべて自社工場で製造してきました。
安楽亭では、定番の焼肉メニューやご飯・スープなどのサイドメニュー、さらに食べ放題メニューも人気を集めています。
また、お弁当メニューも豊富で、「焼肉カルビ」や「ネギ塩豚カルビ」などが、リーズナブルな価格で販売されています。
「安楽亭」は、すべてのお客様が気軽に来店できるように、様々なアイデアでおもてなしをしてきました。今後も、食を通して地域に貢献できるお店を目指しています。
ほっかほっか亭
続いては、お弁当で有名な「ほっかほっか亭」をご紹介します。
「ほか弁」の愛称で親しまれてきた「ほっかほっか亭」も、埼玉発祥だったのですね!草加市で、炊きたてのご飯と出来立てのお惣菜という、当時は斬新なアイデアだったお弁当が販売されたことが始まりでした。
その後、全国的に店舗数を伸ばしたものの、運営会社の複雑な事情により新ブランド「ほっともっと」が誕生。その結果、現在は、埼玉県内で3店舗のみ(越谷平方店・東所沢店・羽生東店)が営業を続けています。
定番の「のり弁当」や「幕の内弁当」のほか、子どもが大好きなメニューが揃った「ヒーロー弁当」や「すみっコぐらし弁当」も人気を集めています。
また、おかず単品購入やご飯の入れ替えなど、様々なサービスも魅力的です。
日高屋
続いては、埼玉発祥のラーメン店「日高屋」をご紹介します。
1973年、日高屋のルーツである「来々軒」がさいたま市にオープンしました。店名は、創業者の出身地が日高市だったことから、「日高屋」と名づけられたと伝えられています。
「熱烈中華食堂」というキャッチフレーズを掲げる日高屋は、創業以来、低価格でラーメンを提供してきました。看板メニューの「中華そば」は、幅広い世代に好まれているメニューです。
シンプルながら、奥深さがあるスープや麺と、お好みのトッピングを添えていただけます。
価格も、リーズナブルな390円(税込)です(トッピングは別料金)。サイドメニューも豊富で、中華料理の定番メニュー「餃子」や「麻婆豆腐」、「チャーハン」も人気を集めています。
日高屋の自社工場は行田市にあり、「彩の国ハサップ 取組確認施設」に認定され、食の安心・安全を推進しています。
こうして、埼玉発祥の日高屋は、今や全国に380店以上展開している、大人気ラーメン店に成長しました。
山田うどん
続いてご紹介する、埼玉発祥のチェーン店は「山田うどん」です。
かかしマークでお馴染みの「山田うどん」は、1965年に所沢市で1号店がオープン、1990年代には、直営店が100店舗を達成しました。
2018年7月、屋号を「ファミリー食堂 山田うどん食堂」に変更、ファミリー向けの新デザイン店舗にリニューアルしています。
山田うどんの看板メニューは、国産小麦を使用している「うどん」です。天ぷらうどんや肉汁うどんなど、低価格で提供しています。
また、ラーメンやご飯メニュー、定食の種類も豊富で、幅広いお客さんに好まれています。
開店から午前10時まで提供している朝定食は、「目玉焼き定食」や「ミニカレー丼定食」など、朝ご飯の定番メニューがいただけます。
さらに、公式通販「おうち山田うどん」も展開、多くの人に喜ばれています。
これまで、「秘密のケンミンショー」をはじめ、メディアに取り上げられたこともあり、山田うどんは、全国的に知られるようになりました。
ぎょうざの満洲
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続いて、「ぎょうざの満洲」をご紹介します。
1964年、所沢市で「ぎょうざの満洲」のルーツである「満洲里」を創業、1977年5月に、屋号を「ぎょうざの満洲」へ変更しました。
2012年には大阪、2021年には神奈川県に初出店、埼玉県を中心に101店舗を展開しています。
ぎょうざの満洲では、「5つのF」をモットーにしています。自社工場で一貫生産体制のファクトリー、自社農園のファーム、新鮮な食材と産地にこだわるフレッシュ、家庭の食卓のようなファミリー、身体に優しい安心・安全な食を提供するヒューチャー。
これらを実践することで、「ぎょうざの満洲」は、多くのお客さんに喜ばれる飲食店に発展してきました。看板メニューの餃子は、「焼き餃子」と「水餃子」が人気を集めています。
さらに、ラーメンや一品料理も定評があります。テイクアウトやオンラインショップも展開しているので、自宅でぎょうざの満洲の味を楽しむこともできます。
るーぱん
埼玉発祥のレストラン、最後にご紹介するお店は、「るーぱん」です。
1972年、本格的なピザを提供するレストランとして、熊谷に1号店がオープンしました。
店舗は埼玉県のみで現在、東大宮店・蕨西口店・熊谷バイパス店・蓮田店・鶴ヶ島店・本庄店・上尾中分店で営業を続けています。
「ハッピー・ドリーム精神」をコンセプトに掲げ、店内には独特の掛け声が響き渡っています。
るーぱんの看板メニューは、「ピッツァ」です。定番のマルゲリータやシーフードをはじめ、「るーぱんミックス」や「まいう」というユニークなメニューも好まれています。
「まいう」は、ツナ・マッシュルーム・コーンのシンプルなピザです。パスタメニューは、「ボロネーゼ」や「ペスカトーレ」、「明太子」が人気を集めています。
さらに、肉料理やグラタン、サイドメニューも豊富で、ファミリー層からも支持を集めています。ほとんどのメニューがテイクアウトできるので、ホームパーティーにもぴったりですね。
埼玉発祥ではないけど…埼玉にゆかりのある飲食店
ここからは、埼玉にゆかりのある飲食店をご紹介します。
サイゼリヤ
まずは、人気レストラン「サイゼリヤ」をご紹介します。
サイゼリヤは、吉川市に本社を置き、国内1089店舗、海外464店舗を展開している、イタリアン&カフェレストランです。本社は、1997年に吉川工場が建設された際、同地に移転しました。
「サイゼ」の愛称で親しまれているサイゼリヤでは、リーズナブルな価格で美味しい料理を提供しています。
サイゼリヤの主力メニューである「ハンバーグ」と「ミラノ風ドリア」は、オーストラリアの自社工場で製造することで、低価格を実現しました。
また仙台市には、「サイゼリヤ仙台トマト農場」があり、サイゼリヤ専用品種の栽培が行われています。
このような企業努力によって、多くの人に愛されているお店に成長している「サイゼリヤ」。その本社が埼玉にあるのは、誇らしいですね。
ジャンクガレッジ
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続いて、「ジャンクガレッジ」をご紹介します。
2007年、東京都品川区にある「六厘舎」の隣にオープン、翌年さいたま市に移転し、「ジャンクガレッジ・東大宮店」として開店しました。
現在は、埼玉県内の店舗と群馬・太田店が営業を続けています。
さらに、「キッチンカー」の営業も行っています。ジャンクガレッジといえば、「まぜそば」発祥のラーメン屋さんとして知られています。
「まぜそば」とは、少量のスープに太麺、トッピングを絡めて食べる、新感覚のラーメンです。
ジャンクガレッジ秘伝の醤油タレと旨味が凝縮されたスープ、太さが違う3種類の特注麺が、「まぜそば」という新ジャンルの味を引き立てます。
トッピングは、ニンニク・アブラ・チーズ・辛味・エビマヨ・ベビースターが無料で追加できます。
有料トッピングは、「1豚増し~10豚増し」や「味玉」が好まれています。
多彩なトッピングで自分好みにアレンジできる「まぜそば」や、ボリューム満点で豪快なメニューは、若年層を中心に人気を集めています。
埼玉発祥のスーパー
ここからは、埼玉発祥のスーパー5店をご紹介します。
マルエツ
まずは、スーパー「マルエツ」をご紹介します。
1945年、マルエツの前身「魚悦商店」をさいたま市に創業、1974年に商号を「マルエツ」に変更しました。マルエツのシンボルマークには、頭文字のMに生命感がある色調と、食をイメージする形が表現されています。
現在、埼玉県内に54店舗あり、「しあわせいかつ。」をブランドメッセージに掲げ、営業を続けてきました。
マルエツ独自のサービス「いーとぴあ」は、料理教室を中心に、様々な講座があり多くの人から支持を集めています。
また、マルエツがおすすめするレシピ紹介や、フリーペーパー「くらし方録」の配布を行っています。マルエツは、地域に密着するスーパーマーケットとして、環境活動にも力を入れています。
ヤオコー
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続いてご紹介する、埼玉発祥のスーパーは「ヤオコー」です。
ヤオコーの歴史は古く、1890年に小川町で創業された「八百幸商店」がはじまりと伝えられています。1958年には業態を、セルフサービス形式の販売形態である「スーパーマーケット」に転換しました。
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本社は川越市にあり、埼玉県を中心に177店舗を展開しています。
ヤオコーでは、お客様の豊かで楽しい食生活を応援するため、自社商品の開発に力を入れてきました。「yes!」のロゴでお馴染みのヤオコー自社商品は、品質や美味しさに加えて、低価格で提供することを目指しています。
さらに、原料・産地・製法にこだわった高品質「yes!プレミアム」商品も開発しています。
ヤオコーは、様々な取り組みを通して、日々お客様の食生活をサポートしているスーパーマーケットです。
ベルク
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続いて、埼玉発祥のスーパー「ベルク」をご紹介します。
1959年、秩父市に「主婦の店秩父店」として開店。1983年、営業地域の拡大に伴い、店名を「主婦の店・ベルク」に変更しました。
鶴ヶ島市に本社を置くベルクは、関東で約120店舗を展開しています。イオングループと提携後は、プライベートブランド「トップバリュ」商品の販売も行っています。
ベルクの店内で流れている印象的な音楽は、自社のイメージソング「Just for Your Life!」です。この曲は、2つのバージョンがあり、ベルク店内で定期的に流されています。
ベルクは、不定期で開催されている食育イベントや、移動スーパー「とくし丸」など、様々なサービスを通じて、地域密着型食品スーパーとして注目されています。
マミーマート
続いて、「マミーマート」をご紹介します。
本社はさいたま市にあり、埼玉県を中心に78店舗を展開しています。
1959年、マミーマートのルーツである「八百清1号店」が東松山市にオープン、その後、店舗数を増やし、1988年に「マミーマート」へ変更しました。
マミー(お母さん)のような優しさと、活気があるマート(市場)でサービスを提供していきたいという思いから、「マミーマート」と名づけられました。
シンボルマークは、頭文字のMをベースに、コンセプトである「地域密着」「顧客本位」「スーパーマーケットの原点追求」を表現しています。
マミーマートでは、「エンジョイライフ」という独自のコンセプトも掲げてきました。
ヘルシーコンシェルジュが常駐する店舗では、お客様にメニュー提案や食に関する相談を受け付けています。
また、マミーマートのオリジナルブランド「マミープラスエンジョイライフ」は、素材や製法にこだわった商品を、低価格で提供することを目指しています。
スーパーバリュー
最後にご紹介する、埼玉発祥のスーパーは「スーパーバリュー」です。
ホームセンターとスーパーマーケットが融合した店舗「スーパーバリュー」は、1996年に設立されました。本社は上尾市にあり、埼玉県を中心に34店舗を展開しています。
スーパーバリューの特徴は、生活に欠かせない食品スーパーマーケットと、ホームセンターが融合した都市型スーパーセンターです。
暮らしを支える食品と、生活必需品の「ワンストップショッピング」を実現した、新しいタイプの店舗として発展してきました。
食品スーパーでは、豊富な品揃えと品質の高さ、価格の安さで多くのお客さんに喜ばれています。
ホームセンターは、家庭用品や化粧品、ペット用品の品揃えを充実させることで、地域に密着した店舗として支持を集めています。
埼玉発祥の激安スーパー
ここでは、埼玉発祥の激安スーパー、2店をご紹介します。
スーパーマルサン
まず、「スーパーマルサン」をご紹介します。
現在、埼玉県内の越谷花田店・吉川店・久喜店・桶川店の4店舗で営業しています。
メディアに度々取り上げられるスーパーマルサンでは、タイムセールやイベントも行われ、さらに激安になることもあり話題になっています。
アイスクリームの毎日半額や、驚きの10円セール、さらに「マル弁」と呼ばれる250円のお弁当など、ほとんどの商品が激安で購入できます。
そのため、休日やイベント開催時には、多くのお客さんが来店します。
このように、地域に密着した激安スーパー「マルサン」は、日々お客様に喜ばれるサービスで注目されています。
フーコット
続いて、埼玉発祥の激安スーパー「フーコット」をご紹介します。
「フーコット」とは、2021年8月「ヤオコー」から誕生した新業態の激安スーパーです。現在、飯能市にある「飯能店」が営業しています。
フーコットでは、クレジットカードやポイントカード、ギフト券の取り扱いがないことで、激安価格を実現してきました。
店名の「フーコット」は、「Food Cost Performance Market 商品の圧倒的な安さと鮮度、品揃えで満足できる店」という意味が込められています。
オープンしたばかりのフーコットは、今後ますます発展していくことでしょう。
埼玉発祥の有名チェーン店はたくさんあった!
全国的に展開している焼き肉店やラーメン屋さんが、埼玉発祥だったことは誇らしいですね。
新業態の店舗やサービスも、今後の発展が期待されています。埼玉県民の生活を支えてくれるスーパーマーケットも、様々な取り組みでお客様に喜ばれているのですね!
行田市在住の、webライターです。生まれも育ちも埼玉県!埼玉の魅力を伝えていきたいと思います。