埼玉県の南端に位置する川口市。古くから鋳物の町として知られており、都心にアクセスしやすいことからベッドタウンとして人気の特例市です。
今回は川口市で、家族で楽しめる体験型の施設など、素敵なおすすめ観光スポット5か所をご紹介します♪
※掲載内容は執筆当時のものです。最新情報は事前にご確認ください。
【川口観光】親子で楽しめるイベントがたくさん!雨でも◎
川口市立科学館

さいたま新産業拠点「SKIPシティ」内にある「川口市立科学館」は科学について体験しながら楽しく学べる屋内施設で、「科学展示室」「プラネタリウム」「天文台」の3施設からなります。

科学展示室には約40の実験装置があり、自由に触ることができます。触り方や理由についてはあえて説明がなく、子どもたちの考える力を引き出す仕様です。
科学館の中にいるインストラクターがサポートしてくれるから安心ですよ。土日祝日には各種教室やサイエンスショーなどのイベントが開催されています。

直径20mのドームからなるプラネタリウムは木・土・日・祝日に各種プログラムを投影。星空の生解説と番組を組み合わせた「一般投影」に加え、小学校低学年向けの「キッズアワー」も用意されています。
天文台は3つのドームに月や惑星などの明るい天体向け、星雲や星団などの暗い天体向け、太陽専用の望遠鏡をそれぞれ設置。通常は中に入れませんが、土曜日に天文台ガイドツアー、第2・第4土曜日に夜間観測会(要事前申込)を開催しています。
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川口ハイウェイオアシス
「川口ハイウェイオアシス」は2022年4月にオープンした首都高直結の複合施設です。
サービスエリアでおなじみの食堂・売店以外に、屋内外の遊び場「ASOBooN(アソブーン)」や公園「イイナパーク川口」もある緑豊かな遊びスポットとなっています。一般道からのアクセスもOKです。

子ども連れに一押しなのが「アソブーン」。0歳から遊べる大人気のスポットでGWや夏休みには多くの親子連れが訪れる、高速道路風の内装が特徴的な遊び場です。

内部は7つのエリアに分かれており、ボールプール付き複合遊具、レインボーブリッジのあるジオラマ、三輪車のサーキットなどどれも個性的。乳幼児向けのスペースもあるほか、外には水遊び・砂遊びが楽しめるスペースも用意されています。

イイナパーク川口は8.9haもある広々とした公園。里山の自然を生かした公園には3歳から小学生まで遊べる「フワフワドーム」や、1歳から6歳まで遊べる遊具広場があります。
このほか歴史自然資料館、川口市産の鋳物羽釜で炊かれたご飯や埼玉名物の肉汁うどんが楽しめるレストラン、猿田彦珈琲焙煎のコーヒーがおいしいカフェに地元の名産品等を販売している売店もあり、食やショッピングも楽しめます。
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川口市立郷土資料館

歴史好きにおすすめなのが、かつての日光御成道の鳩ヶ谷宿にある「川口市立郷土資料館」です。2階の常設展示では、約1万5千年前から現代までの川口の歴史が出土品や当時の品々、ジオラマ、写真などで分かりやすく展示されています。
3階の常設展示では、川口市内の郷土の偉人を紹介。江戸後期に活躍した思想家で、富士山信仰の一つ「不二道」を全国に広めた小谷三志や、靖国神社の大村益次郎像の作者である日本最初の西洋彫刻家の大熊氏広について学ぶことができます。

3階には、日本一の展示量を誇るベーゴマの展示コーナーも!川口市弥平にあったベーゴマ専門メーカー(株)日三鋳造所に展示されていたコレクションが、事務所の移転にともない2022年6月に郷土資料館に寄贈されました。
展示ケースには大正時代から現代まで様々なベーゴマがずらりと並び、郷愁を誘われます。
同コーナー内「ベーゴマ道場」では、実際にベーゴマを回して遊ぶことも可能。家族みんなで楽しめそうですね!
旧田中家住宅
もう一つご紹介したい歴史的なスポットが「旧田中家住宅」。
国の重要文化財に指定されており、大正12年に完成した煉瓦造三階建ての洋館と、昭和9年に増築された数寄屋造りの和館、文庫蔵や茶室、煉瓦塀、昭和48年に造営された池泉回遊式庭園から成り立っています。
味噌醸造業や材木商を営んでいた四代目田中德兵衞が最高級の資材を使って建てられ、迎賓館としての役割も担っていました。

茶褐色の化粧煉瓦で覆われたレトロな雰囲気の洋館には洋風の書斎や座敷、大広間などがあり、大正ロマンあふれる空間が広がります。
正面玄関には帳場や神棚が設けられており、商家のスタイルに和の部分も残されています。

洋館の東側にある和館とは廊下でつながっています。1階の日本間は仏間・次の間・座敷を合わせて37畳あり、特に奥座敷は本格的な書院造りで日本の伝統を肌で感じられます。
なお、旧田中家住宅では季節にちなんだ企画展示や演奏会などさまざまなイベントが開催されているので、イベントに合わせて訪れるのもおすすめです。
【川口観光】子どもが大喜び間違いなし!大人気ミニ鉄道や遊具で遊ぼう
川口市立グリーンセンター
最後にご紹介するのが「川口市立グリーンセンター」です。1967年に植物園として開業しているため、園内には美しい花々や植物がたくさん!1年を通して四季折々の花々が楽しめます。
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子ども向けの遊具が豊富にあるのも大きな特徴で、特に東門近くの「わんぱく広場」にあるミニ鉄道が有名です。
SLから新幹線まで、6種類のミニ鉄道が9時30分から16時まで(12・1月は15時30分まで)運行しています。
また、わんぱく広場には迫力満点の展望スベリ台やアスレチック、複合遊具などたくさんの遊具が揃っています。長時間いても飽きずに遊べそうですね。
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さらに令和4年には全22種類のフィールドアスレチックからなる「冒険の森」(小学生以上)や幼児向けの木製遊具・砂場などがある「ちびっこ広場」、チョウやトンボ、カブトムシが観察できる「昆虫の森」もオープンしました。
川口市を楽しみつくそう!
川口市には親子で楽しめる体験型のスポットや内部を見学できる歴史的な建造物などたくさんの見どころがあります。
家族で訪れてぜひいろいろ体験してみてくださいね♪

旅行メディアから出産を機に独立した、埼玉県在住のフリーライターです。得意分野は旅行と歴史と食事。最近、公園やテーマパークを中心とした県内の幼児連れのお出かけ先には詳しくなりました。埼玉県の魅力を皆様に伝えられるよう、頑張ります!