都心からアクセスも良く、自然豊かな飯能。
テーマパークや公園など観光施設も多く、せっかくなら泊まりで行きたいですよね。
今回は、飯能市にある温泉旅館「名栗温泉 大松閣」の気になる日帰りプランや夕食プランを大調査!周辺の観光スポットもご紹介します。
※掲載内容は執筆当時のものです。最新情報は事前にご確認ください。
大松閣の名栗温泉は100年の歴史♪柔らかな癒しの湯
名栗温泉・大松閣は、大正3年創業の歴史ある温泉旅館。四方を飯能の自然に囲まれ、四季折々の風景を満喫することができます。
100年の歴史が自慢の温泉は、少しぬるめの柔らかい泉質。その起源は鎌倉時代に遡り、手負いの鹿が湯に入り傷を癒すのを猟師が発見したことに由来するとか。
心も身体もゆったりと解放できる大浴場は最上階の5階にあり、露天風呂は自然が目の前。そのほかにも、大松閣の正面にある中庭に3つの貸切風呂があります。
離れ屋「桧香庵(ひこうあん)」にある「木風呂」「岩風呂」「土風呂」は、宿泊者ならいずれかを無料で利用することができます。チェックインの際に予約表を案内してもらえるので、お目当てのお風呂がある方は、当日早めに確認するのがおすすめです。
3つそれぞれ特色のある貸切風呂ですが、庭から掘り出された大きな岩を活かした「岩風呂」は迫力たっぷり!こちらは一棟独立した温泉棟になっているので、子ども連れの家族旅行でも気兼ねなく入浴できますね。
客室はいくつかのタイプがありますが、どのお部屋も清潔で居心地よく整えられています。おもてなしのお茶菓子のほか、名栗のおいしいお水がすぐに飲めるようになっていて、これもうれしいポイント。
8名まで宿泊できるお部屋もいくつかあるので、3世代での旅行にもいいですね。
やわらかい温泉とおいしいお料理で体をほぐして眠ったら、朝は大きな窓から入る日差しで気持ち良い目覚めを迎えます。
温泉旅館の楽しみといえば、朝風呂と朝食。大松閣の朝食は、おもてなしの心が伝わってくるような豊富な品ぞろえです。そうそう、朝はこれが食べたかった・・・と思わずにはいられません。
木の器にたっぷりと入っているのは自家製のお豆腐。これがするする食べられてしまいます。
たくさんの種類のおかずに、ごはんのおかわりを呼ぶ声があちこちから聞こえてきました。お粥かごはんか、好きな方を選べるのもお粥好きの筆者にとっては嬉しかったです。
気になるお夕食については、このあとたっぷりご紹介していきますね。
到着したらまずはラウンジでゆったり
「名栗温泉 大松閣」のチェックインは15時からですが、早めに到着してもラウンジの利用をすることができます。
「談話ラウンジ川の音」は、名栗の木々がふんだんに使われた上品なインテリア。ウェルカムドリンクとして、埼玉県の名産狭山茶やコーヒー、アイスクリームなどが用意されています。
この日は「おくむさし」「さやまいち」「むさしのかおり」の茶葉が用意されていました。美味しいお茶の淹れ方の説明もあって、なんだかワクワク。
本格的なコーヒーマシンに、オシャレなエスプレッソカップ。お茶をいただいたあとで、やっぱり食べちゃおう・・・とアイスに手が伸びます。
このラウンジには、木製のおもちゃも用意されていて、自由に楽しむことができます。子どもたちも木のぬくもりあふれるおもちゃに触れて、のびのびと過ごしていました。
また、夜にはがらりと雰囲気を変えてバーラウンジとして利用できます。座席もゆったりと配置されているので、落ち着いた大人の雰囲気に浸ってみてはいかがでしょうか。
大松閣は子連れにもおすすめ◎木のおもちゃがたくさんのキッズスペース
「名栗温泉 大松閣」を埼玉の子連れ旅行におすすめしたい理由がもう一つ。それはロビーの奥にある「キッズスペース」です。
こちらもまた厳選された木の素材に囲まれた心地の良いスペース。床や壁には弾力性のある素材が使用されているため、素肌にもやさしく安心です。
子どもが大好きなボールプールのボールも木製です。すべすべした手触りや木の香りは、きっと子どもたちの良い刺激になるでしょう。
読書ラウンジは大人の雰囲気♪
子どもたちが楽しんでいる間、大人たちは手持無沙汰・・・なんてことはありません。スマホやパソコンから離れて、「読書ラウンジ」へ向かってみてください。
壁一面の本棚には様々なジャンルの本がぎっしり。いつもは選ばない本を選んで、ドリンク片手に静かな読書の世界へ出発してみませんか。
日帰りプランも充実!ゆったりもお手軽も思いのままに
「名栗温泉 大松閣」には、日帰りプランも豊富に用意されています。都心からアクセスのよい観光地だからこそ、日帰りという選択肢があるのは嬉しいですね♪
昼食・夕食を個室で楽しめ、大浴場だけでなく貸切風呂まで利用できるゆったり満喫プランから、昼食を個室で楽しんだあとは大浴場での入浴ができるおてがるなプランまで。
滞在時間や食事内容に合わせて、様々なプランが用意されています。
正面入り口を出てすぐのところには、川遊びができる流れや、木漏れ日が心地よい散歩道が整備されています。
なかなか旅行の日程が取れないという時でも、温泉や川遊びのあとに個室でゆっくりできれば最高のリフレッシュになりますね。
日帰りプランは「名栗温泉 大松閣」の公式サイトで詳細をご確認ください。公式サイトからの予約が最安値のベストレート保証をしています。
名栗温泉で温まったあとは大松閣自慢の夕食
大松閣から徒歩1分!ふるさと料理と炭火焼が自慢の【山の茶屋】
大松閣に宿泊する場合は、いくつかの夕食プランから好みのものを選択できます。
正面入り口から徒歩1分、坂道をすこし上ったところにある「山の茶屋」での人気は、新鮮なお肉や魚を炭火で焼きながらいただくコース。
「和牛ステーキ炭火焼プラン」は宿泊用のプラン。熱々の炭火で焼き上げるステーキはとろけるような舌触りです。
店内は古民家の趣を残しつつも、どんな人でも過ごしやすいテーブル席が充実しています。天井や壁はシックな雰囲気で、旅の風情を盛り上げてくれます。
また、ランチタイムは宿泊者以外もこちらで食事を楽しむことができます(コース料理は完全予約制)。秩父へのドライブコースの合間に、人気の「秩父そば」を食べて休憩、なんて休日もすてきですね。
お部屋でのお食事は季節感たっぷりの会席
温泉旅館の醍醐味といえば、やはりお部屋でのお夕食ですね。「名栗温泉 大松閣」のお食事の定番は、季節感あふれる深山会席です。
涼し気なじゅんさいや、ほろにがい稚あゆ。目にも美味しい食事のメニューは2ヶ月に一度リニューアルされるので、どの季節に行っても新鮮に味わえます。
とうもろこしの茶碗蒸しはやさしい甘さで、こちらはこどものメニューにも同じものが出ていました。
「お子さま会席」は小学生、小学生未満、1~2歳の乳幼児向けの3種類。乳幼児向けのお食事は電話での予約が必要です。
海老フライやポテトフライなど、子どもなら誰もが喜ぶメニューだけでなく、大人の会席料理と同じものを食べられるのは嬉しいですよね。
初めて見る食材やお料理に興味を示す子どもたちに、ちょっと食べてみる?そっちのポテトと交換ね!なんていうのも、旅の良い思い出です。
会席料理は「和牛会席」にグレードアップもできるので、お祝いの席にもぴったり!お料理の内容もぜひ、電話で相談してみてくださいね。
次は、大松閣でゆったり滞在を楽しむ前後におすすめの周辺のおすすめ施設をいくつか紹介していきます♪
名栗温泉【大松閣】への行き帰りにもおすすめの観光スポット
飯能といえば【メッツァビレッジ】
「名栗温泉 大松閣」の行き帰りに通りかかる人も多いのではないでしょうか。「メッツァビレッジ」は、大松閣から飯能駅方面へ車で40分ほど。西武線飯能駅からは、バスで13分ほどのアクセスです。
メッツァビレッジには宮沢湖を囲むように北欧雑貨のショップやカフェなどがあり、豊かな自然を感じながらのびのびと過ごせます。
カヌーやアイランドボートで湖の上を満喫するのもおすすめ。アイランドボートは最大6名まで乗船でき、食べ物や飲み物の持ち込みも可能です!「アイランドボート ワンワン号」には愛犬と同乗することもできちゃいます。
こちらは空きがあれば当日予約もできますが、お昼頃は人気の時間帯のため、公式サイトより空き状況を確認して事前に予約をして行くのがおすすめです。
四季折々のイベントやワークショップが充実しているメッツァビレッジ。予定をたてずにふらっと訪れても新しい発見に出会えるはず。
夏には「メッツァの北欧花火」やクラフトビールが満喫できるビアガーデンの開催も決定しています。とっても楽しみですね!
ダム好きにおすすめ!【名栗湖・有間ダム】
大松閣から有間ダムまでは「メッツァビレッジ」と逆方向に車で約5分。堤防の上に直接バイクを停めることができるので、バイカーには特におすすめのスポットです。
名栗湖は有間川と名栗川をせき止めて作られた人造湖。石を積み上げて作り上げるロックフィル式ダムで、水面には周りの山々が写り込むさまがフォトジェニックだとSNSでも人気です。
管理所のすぐそばにはお食事処もあります。晴れた日にテラス席で名物メニューの「筏うどん」や「ダムカレー」を頂きたいですね。
また、平日9時~16時には有間ダム管理所にてダムカードを配布しています。ダム好きは平日に行ってみるのがオススメですよ!
「大松閣」で名栗の自然を満喫しよう!
「名栗温泉 大松閣」を中心に、3つのおすすめスポットをご紹介しました。
大人のゆっくりデートにも、子連れのアクティブ旅行や3世代での旅行にもおすすめの大松閣。ぜひ、訪れてみてくださいね。
植物と埼玉への愛が止まらない埼玉出身のライターです。まだまだ知られていない埼玉の魅力を発信します!