埼玉でおなじみのソウルフードといえば何が思い浮かびますか?
市町村ごとに様々なものがあると思いますが、今回は埼玉発祥のチェーン店を中心に、要チェックのソウルフード5選を選んでみました。
埼玉県民なら1つくらいは食べたことがあるはず…?
※掲載内容は執筆当時のものです。最新情報は事前にご確認ください。
埼玉のソウルフードと聞いてまず思いつくのはやっぱりココ!
山田うどん食堂
埼玉のソウルフードといえばうどんですが、その代表格が「山田うどん食堂」です。
埼玉県を中心に関東に約150店舗を展開する地域密着型のチェーン店で、値ごろ感のある価格が魅力。赤いかかしのマークは埼玉県民にとってはすっかりおなじみです。
もともと男性を中心に「山田うどん」として親しまれてきましたが、2018年から「ファミリー食堂山田うどん食堂」に名前を変え、家族連れでも訪問しやすくなりました。
そんな山田うどん食堂の定番メニューが国産小麦100%で作られたうどん。柔らかめの口当たりの麺は気取らない味わいです。
また、かき揚げを特製たれで煮込んで卵とじにした「かき揚げ丼」は山田うどん食堂ならではの名物。
「パンチ」と呼ばれるもつ煮込みも愛されています。
ちなみにご飯ものにはうどん・そばセット、ラーメンセットも用意されており、麺1人前+ご飯1人前のセットは、「カロリーのK点超え」と呼ばれているのだとか…。
キッズメニューも用意されており、家族みんなでおなかいっぱいになれるお店ですよ。
埼玉に根強いファン多し!これぞソウルフード
スタミナラーメン【娘娘(にゃんにゃん)】
続いてご紹介するのが埼玉県さいたま市の老舗中華料理店「娘娘」「漫々亭」が発祥のソウルフード「スタミナラーメン」です。
もともと2店を運営する矢島商事が開発したメニューでしたが、すっかり埼玉のソウルフードにまで成長しました。
スタミナラーメンは醤油ラーメンの上に、挽肉とニラ、もやしにニンニク、ショウガや豆板醤などで作ったとろとろのスタミナ餡をかけたもの。
ピリッとしたアツアツの餡とラーメンと麺のからみは最高ですよ!ちなみに同じピリ辛餡をかけた「スタカレー」もあります。
矢島商事は現在は解散しており、同じ「娘々」でものれんわけ&独立営業しているため味が微妙に違います。お気に入りのスタミナラーメンを探していろいろ巡るのも楽しそうです。
これぞ埼玉県民の味!県内に6店舗を構えるイタリアン
【るーぱん】
埼玉県内のご当地チェーン店のひとつであるイタリアンレストラン「るーぱん」。埼玉県出身の星野源さんが学生時代、蕨西口店に通っていたことで知られる、ボリューム満点でコスパの良いレストランです。
1972年に熊谷市に1店舗目をオープン(現在は閉店)し、一次は関東に36店舗まで拡大しましたが、現在は蕨西口店に加え、蓮田店、上尾中分店、鶴ヶ島店、熊谷バイパス店、本庄店の6店舗が営業中です。
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るーぱんといえば「ボンゴレ赤」!40年以上続く定番で、トマト2個を使ったというソースはほのかに甘く、あさりにぴったりです。
お店がおすすめする食べ方は、残ったトマトソースにバターライスを入れて食べるリゾット風。昔から愛されている食べ方だそうですよ。
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もちろんピザもおすすめ。るーぱんでは17cmのピザを「ハッピー」、27cmを「ドリーム」と呼ぶ仕様です。
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金曜日は人気の「ルーパンミックス」に「まいう」「ボンベイ」とピザ3枚が半額になる特典も。ピザを食べるなら金曜日がおすすめです!
行田市民からアツく愛され続ける2品
フライ・ゼリーフライ【かねつき堂】
行田市にはちょっと変わったソウルフードがあります。その名も「フライ」「ゼリーフライ」。
「フライ」は鉄板の上で水溶き片栗粉を薄く焼き、肉やネギ、卵などの具とともに焼いてソースやしょうゆだれで食べる、薄いお好み焼きのようなもの。農家のおやつとして食べられたのがもとで、素朴な味わいが人気です。
一方の「ゼリーフライ」はおからとじゃがいもに野菜を入れて丸め、素揚げして作る、衣のないコロッケのような揚げ物。ソースをかけて食べる庶民のおやつです。
名前の由来は小判のような形からで、もとは「銭フライ」と呼ばれていたものが変わりました。もちもちっとした食感が魅力的で、お店により味はさまざまです。
両方とも行田市内の約20店舗で楽しめますが、両方楽しめるお店でおすすめなのが忍城近くの「かねつき堂」。元行田市の職員によるお店で、行田観光の一休みにピッタリです。
埼玉県民もその意味を知らない?!3割うまい!!中華といえば
【ぎょうざの満洲】
最後にご紹介するのが、創業1964年の「ぎょうざの満洲」。埼玉県はもちろん、関東・関西地区に約100店舗を展開する中華料理店です。
「3割うまい!!」のキャッチコピーで知られていますが、これは「うまい、安い、元気でおいしさ3割増し」という意味。
社内的には品質を保つため、売上高の3割を原材料費に充てるとともに、人件費やその他経費もそれぞれ3割ずつにして、バランスの良い経営を心掛けているそうです。
さらにぎょうざの満洲の食材は全て自社工場で作られており、材料は国産にこだわっています。自社農園ではキャベツも生産。新鮮な食材で作られた餃子にチャーハン、ラーメンはボリュームたっぷりでコスパが最高です。
餃子は分厚い皮にみっしりと餡がつまっていて癖のない定番の味。冷凍や冷蔵で販売されている持ち帰り用の生餃子は、特売日には特に買って帰るお客さんが多いとか。
特売日の曜日は店舗ごとに異なるので、ぜひお近くの店舗をチェックしてみてくださいね。
埼玉ならではのソウルフードは身近な存在
埼玉発祥のソウルフード5選、「近くにある」「食べたことがあった」という人も多かったのではないでしょうか。
行田のフライやゼリーフライなど、ほぼご当地限定メニューもあるので、まだの方はソウルフードを制覇しにぜひ埼玉をめぐってみてくださいね♪
旅行メディアから出産を機に独立した、埼玉県在住のフリーライターです。得意分野は旅行と歴史と食事。最近、公園やテーマパークを中心とした県内の幼児連れのお出かけ先には詳しくなりました。埼玉県の魅力を皆様に伝えられるよう、頑張ります!