アウトドアを思いきり楽しめる「夏」がやってきます!
今回は、子ども連れの家族でも安心して遊べる埼玉県内の川遊びスポット7選をご紹介します。
浅瀬が多く小さな子でも川遊びが楽しめる場所や、キャンプやBBQが無料でできる人気エリア、静かに過ごせる穴場の自然スポットまで幅広い情報をまとめています。
この夏は家族みんなで埼玉の川辺へ出かけて、自然の中で思い出をつくりませんか?
※掲載内容は執筆当時のものです。最新情報は事前にご確認ください。
埼玉の「川遊び」で気をつけたいポイント

ライフジャケットを用意しよう
安全な川遊びのためには、浅瀬であっても「ライフジャケット(救命胴衣)」を着用しましょう。小さなお子さまのみならず、ティーンや大人の着用も強く推奨します。
近年は「ベスト型」で着脱しやすいものが増えました。体にフィットするので、急流などで外れる可能性のある浮き輪より安全度が高まります。
購入時は価格よりも「性能」を重視。体に合ったサイズのライフジャケットを着用し、安全に川遊びを楽しみましょう!
河川の「増水」
川遊びのときに気をつけたいのが河川の増水です。雨の日はもちろん、雨が降った翌日に影響が残ることがあるため、少しでも水が濁っていたり水かさが増している場合は川に近づかないようにしましょう。
一見浅瀬に見えても、思わぬ急流となるスポットもあります。足を取られてしまわないよう留意し、お子さまがいる場合は目を離さないよう充分にご注意ください。
「BBQ(バーベキュー)」のマナー
バーベキューの際はゴミなどを河原に残置したり、深夜や明け方に大きな音を出したりしないよう配慮しましょう。
マナーの悪い人が増えるとバーベキューの利用が禁止になってしまうこともあります。火の始末を徹底し、綺麗な川を汚すことのないように利用しましょう。
透明度の高い清流で子連れも安心【三波渓谷】ときがわ町

「三波渓谷(さんばけいこく)」は、関越道「嵐山小川IC」「東松山IC」から20~30分。荒川水系「都幾川(ときがわ)」の両岸に岸壁を望める埼玉県有数の景勝地です。
透明度の高い綺麗な川で、浅瀬では沢蟹などの生き物の姿を見ることもできます。緑に囲まれているため日陰も多く、ゆるやかに流れる冷たい川はお子さまの水遊びデビューにもおすすめです。
周辺には散策路も整備されているため、渓谷の景観を楽しみながらリフレッシュするのもいいですね。
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さらに三波渓谷のほとりある「都幾川四季彩館」では温泉にも入れるんです!
そのほかにも敷地内ではBBQ&キャンプエリアや足湯カフェ、和牛や発酵熟成肉などが味わえる古民家レストランのほかドッグランもあり、のどかな里山のロケーションでのんびり羽をのばせます。
繁忙期のバーベキュー場は予約でいっぱいになる場合もあります。日時が決まったら事前に予約をしておきましょう。
埼玉で手ぶらバーベキューもできる駅近の川遊びスポット【飯能河原】飯能市

「飯能河原」は、西武池袋線「飯能駅」から徒歩15分。清流の浅瀬と飯能の山々を望める、知る人ぞ知る川遊びスポットです。
赤の鉄橋「割岩橋」が映る写真はSNS映え間違いありません!
川遊びは無料で楽しめますが、バーベキューで火気使用可能エリアを利用する場合は中学生以上1人1,000円の利用料がかかります。利用料にはゴミ処理代も含まれるため、バーベキューで出たゴミを持ち帰る必要がなく便利です。
手ぶらで行きたいという方は、その場でバーベキューの器材や食材をレンタル・調達できるショップを利用しましょう。駄菓子や水遊び道具など、あると嬉しいアイテムも充実しています。
なお、飯能河原には専用駐車場がありません。周辺の駐車場も少ないため、訪れる際はできるだけ公共交通機関の利用がおすすめです。
曼殊沙華の名所は川遊びも人気【巾着田河原】日高市

「巾着田河原」は、西武池袋線「高麗駅」から徒歩15分。
高麗川(こまがわ)が丸く蛇行し、まるで「巾着」のように見えることからその名が着いた観光スポットです。日和田山(ひわださん)へハイキングすると、山頂近くの鳥居から巾着の形を見られます。
出典:日高市巾着田公式サイト
秋になると500万本もの曼殊沙華が咲き誇るスポットとして全国的に有名ですが、夏場には緩やかに流れる高麗川で川遊びも楽しめます。ほっとする浅瀬に足をつけ、涼をとってみてはいかがでしょう。
また、曼殊沙華の開花時期(例年9月上旬から10月頃)以外は、バーベキューやデイキャンプなどのアクティビティも可能です。
行楽シーズンは混雑するため、駐車場は午前中で満車になってしまいます。早めの時間に出かけるか、公共交通機関を利用して行くのがおすすめです。
気軽にキャンプができる埼玉の川遊びスポット【かわせみ河原】寄居町

寄居町の「かわせみ河原」は、東武東上線「鉢形駅」から徒歩15分。花園ICからは車で10分とアクセス良好の川遊びスポットです。
荒川のほとりの広大な河原で、年間を通してキャンプやバーベキュー、カヌーなどが楽しめます。豊かな自然の中、地名の由来となったカワセミの姿を見ることもあるでしょう。
流れが穏やかな浅瀬も多く、子どもでも安心して遊べる環境が整っています。ただし川の中央付近には水深が深くなる場所もあるため、お子さまが近づかないよう十分に注意してください。
駐車料金は1日500円で、キャンプ場は好きな場所にテントを設営できるフリーサイト。車ごと河原に入れて予約も不要のため、気軽にデイキャンプや宿泊ができると人気です。
近くにある「埼玉県立川の博物館」の展示で荒川の自然と歴史を勉強したり、館内の「荒川わくわくランド」でウォーターアスレチックを楽しんだりするのもおすすめです。
ファミリーで1日遊べる公園【ウォーターパーク・シラヤマ】横瀬町
出典:ウォーターパーク・シラヤマ | 【公式】横瀬町ホームページ(埼玉県秩父郡)
「ウォーターパーク・シラヤマ」は、西武秩父線「横瀬駅」から徒歩約10分。
荒川水系「横瀬川」の対岸2つからなる、豊かな自然に囲まれた公園です。広々とした公園には遊具も設置されており、子どもをのびのび遊ばせられるのも魅力的。
2024年からジャンプマットに複合遊具、砂場と新しい遊具も登場しているのでぜひ遊びに行ってみてくださいね。
横瀬川は浅瀬が多いため、川の小さな生き物たちを観察したり、穏やかな川のせせらぎに耳を傾けながら大人ものんびりとした時間を過ごせるスポットです。
なお、公園内は火気の使用(花火やバーベキュー)は禁止です。
秩父神社の神様がお住まいだと言い伝えられる「武甲山」を背景に記念撮影も忘れずに!
浅瀬から深場まである穴場的スポット【中平河原】飯能市
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「中平河原」は、圏央道「狭山日高IC」から車で約20分。吾妻峡(名栗渓谷)の一画にあり、飯能河原よりも人が少ない穴場的スポットです。
浅瀬になっている場所が多いですが飛び込みできるほど深い場所もあり、水がとても綺麗なところも嬉しいポイント。
天候が良い日であれば、愛犬を伴って遊びに行ってもいいでしょう。
両岸は木々に覆われており岩場も多く、大自然の中で日差しを避けて涼むことができます。
日をまたぐ駐車場の利用はできないため、日帰りでバーベキューやデイキャンプを楽しみましょう。
埼玉でウォーターアクティビティを満喫するなら【ウォーターパーク長瀞】秩父郡長瀞町

長瀞町の「ウォーターパーク長瀞」は、自然豊かなロケーションで様々なアウトドア体験ができる人気のキャンプ場です。
中でも注目なのが、ライン下りやラフティングといったスリル満点の川遊び。荒川の緩急ある流れを進みながら、天然記念物の岩畳を望む贅沢な時間も味わえますよ。

キャンプエリアでは、オートキャンプやデイキャンプはもちろん、コテージやウッドトレーラーでの宿泊も可能。利用スタイルに合わせて選べるのが魅力です。
フィッシングエリアでは、お子さま向けのエサ釣りからフライ・ルアーなど本格派も満足の体験が楽しめます。
こちらは冬季限定で、10月下旬〜翌年6月初旬までの営業となっているため、お出かけ前に公式サイトで詳細をご確認ください。
秩父鉄道「長瀞駅」から徒歩圏内とアクセスも良好。自然に囲まれた静かな環境で、心も体もリフレッシュできる場所です。
2025年、埼玉で「川遊び」を楽しもう!
埼玉県には自然や川遊びを楽しめる観光スポットが多数あります。
思い切り泳いで楽しむも良し、透き通る水に少し足をつけてみるだけでも夏を感じて穏やかな気持ちになれることでしょう。
近年はなかなか夏のレジャーも楽しめない状況が続いていましたが、今年はぜひ気になる川に足を運んでみてはいかがでしょうか。

埼玉県戸田市に住む40代女性です。植物、無印良品、和菓子、浦和の蔦屋書店、大宮のecuteを愛してます。