長瀞は埼玉県屈指の観光スポットとして知られています。
豊かな自然を感じられ、美味しいグルメが豊富な長瀞は、夏を楽しむのにぴったりです。
川下りやほたる鑑賞、天然氷のかき氷といったグルメは、都心にいるとなかなか味わうことができないでしょう。今回は夏をより感じられるスポット・長瀞についてご紹介していきます。
※掲載内容は執筆当時のものです。最新情報は事前にご確認ください。
埼玉県の「長瀞」ってどんなところ?
長瀞町は埼玉県の有名な観光スポットの一つです。雄大な荒川が流れ、山並みも美しく豊かな自然で溢れています。特に「長瀞岩畳」は有名で、国指定の名勝・天然記念物に指定されています。
東京都心からも約90分で訪れることができるため、思い立ったときに出かけることも可能です。くわえてアクティビティも充実しています。
ライン下りやラフティングなどは特に知名度が高く、一度は耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
このように長瀞では、自然を目で楽しんだり、実際に触れて楽しむことができるのですが、グルメも充実しています。
今回はグルメ情報も交えながら、夏におすすめな長瀞のスポットをご紹介していきましょう。
夏に食べたい!「阿佐美冷蔵(あさみれいぞう)」のかき氷
「阿左美冷蔵」は130年以上も前に創業した天然氷の製氷業者です。氷は今でこそ自宅で作ることができるようになりました。
しかし阿左美冷蔵では、山奥の2つの氷池に豊かな水を引き、自然の冷たさで天然氷を作り続けています。
そして1992年、その天然氷を利用したかき氷屋がオープンしました。金崎本店と長瀞町にある寶登山神社付近の支店の2店舗があり、各店それぞれで季節限定、店舗限定メニューを楽しむことができます。
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また、なんといってもかき氷のサイズ感も魅力の一つです。器に山のようにそびえ立つかき氷は、一般的なかき氷とは比べ物にならないほどのインパクトがあります。
思わず写真を撮りたくなるような阿左美冷蔵のかき氷は、メディアでも頻繁に取り上げられていることもあり、普段から多くのお客さんで賑わっています。
ふわっふわのかき氷は職人の手間がかかった“天然氷”
上質な天然氷を作るためには、不純物が含まれないよう落ち葉の除去や除雪など多くの手間と時間が必要です。年によって気候も変わりますし、どんな日であれ氷のメンテナンスを怠ることはできません。
天然氷はそうした職人たちの努力の結晶でもあるのです。そうしてできあがった天然氷は、凍らせる前の生水の味とは異なります。
口あたりはまろやかになり、水自体の甘みを感じられるため、かき氷にぴったりなのです。氷作りのプロフェッショナルが作ったかき氷をぜひ一度食べてみてはいかがでしょうか。
自分好みにカスタム!メニューもトッピングも充実◎
阿左美冷蔵のかき氷は、メニューが豊富でさまざまなトッピングも楽しめるのも特徴です。
シロップは無添加の天然シロップが使用されていて、こちらが氷の美味しさをさらに引き立てています。一般的なかき氷でイメージするのは、イチゴやメロン、ブルーハワイや練乳といった味付けです。
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阿左美冷蔵のシロップは常に6〜10種類で、いちごはいちごでもとちおとめを贅沢に使用したシロップ、コーヒーキャラメル、ラムレーズンミルクなどバリエーションに富んでいます。
メニューは店舗や時期によって変わるため、そのタイミングでしか食べられないメニューがあるのも阿左美冷蔵の醍醐味の一つです。
また、かき氷を食べた後は、飲み物も楽しんでください。
コーヒーや紅茶、ホットレモネードなどほっと一息つけるラインナップが揃っており、落ち着いた空間で優雅な時間を過ごすことができるでしょう。
長瀞といえば!ライン下りで水と風を感じよう
ライン下りは長瀞の代名詞といってもよいほど知名度の高いアクティビティです。
雄大な自然を目の前に、荒川をダイナミックに航行します。美しい自然を目の前にすると思わず息をのんでしまうことでしょう。
静かで穏やかなポイントは優雅に航行し、ときには流れの速いポイントも通過します。ゆっくりとした時間も楽しみながら、スリリングな気分も味わうことができるでしょう。
また、景観はもちろんのこと、船頭さんの個性的なガイドも魅力の一つです。船頭さんは若い方からベテランまでさまざまで、老若男女を問わず楽しませてくれます。
お好きなコースを選んで、長瀞の自然を楽しもう
長瀞のライン下りには2つのコースが用意されています。
長瀞で食べたいグルメ!夏はさっぱり「お豆ふ処 うめだ屋」
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メディアでも多数取り上げられている「お豆ふ処 うめだ屋」では、自家製の豆腐を使った料理を楽しむことができます。
お豆ふ処 うめだ屋の豆腐は毎朝職人が手作りしており、使用しているのは国産大豆、天然にがり、水のみです。余計な添加物は含まれておらず、上質な素材と職人の技術でのみで作られる豆腐は高い完成度を誇ります。
外観は古民家のようで、建物のなかには土間があるなど雰囲気も抜群です。長瀞のアクティビティや景勝地を楽しんだら、さっぱりとした豆腐ランチに舌鼓をうってみてはいかがでしょうか。
おすすめは「季節のおとうふランチ」
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お豆ふ処 うめだ屋のランチタイムのメニューは「季節のおとうふランチ」のみです。
わずか1種類ながら、内容はとても充実しています。お惣菜には職人が朝から仕上げた自家製豆腐やおからがふんだんに使用されており、健康に配慮されたヘルシーさが魅力です。
季節ごとにメニューが変わり、2〜5月は春のおとうふランチ、6~8月は夏のおとうふランチ、9月〜11月中旬は秋のおとうふランチ、11月中旬〜2月は冬のおとうふランチが提供されています。
「おからドーナツ」や「ラスク」など人気のスイーツも♪
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お豆ふ処 うめだ屋では、「おからドーナツ」や「ラスク」といったスイーツも提供しています。
おからドーナツに使用されているのは、国産大豆のおから、国産小麦、国産粗糖、国産菜種油、埼玉県産たまごで、すべて国産です。
乳製品を使用しておらず、あっさりと優しい味わいを楽しむことができます。
プレーンはもちろんのこと、黒胡麻きな粉おからドーナツ、チョコおからドーナツ、定番チョコレートドーナツ、抹茶おからドーナツなどバリエーションも豊富ですので迷ってしまうことでしょう。
焼き菓子も取り揃えており、おからドーナツにメープルシュガーをふりかけ、再度焼いたラスクも定番です。こちらもハーブ味、チョコ味など複数の味が用意されています。
ギフトセットも販売されていますので、お土産として購入するのもおすすめです。
長瀞でホタルを見よう!「吉田ほたるの郷」とは
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「ほたるの郷」は、ホタルが見られる地域として有名です。埼玉県は、都心に近い場所でありながら自然も豊かですが、昔はたくさん居たホタルも一時期減少してしまった過去があります。
それでも「子どもたちにホタルを見せたい」という想いで立ち上がった有志の方々の協力のもと、ホタルが戻ってくるような環境整備が進められました。こうした活動や地域名こそが「ほたるの郷」です。
現在では夏の風物詩として多くの観光客に感動を与えています。都心では見ることのできない幻想的な風景は、貴重な思い出になるはずです。
蛍の見頃は6月中旬~7月上旬
ホタルは6月中旬〜7月上旬が見頃ですが、自然環境によって多少の前後があります。時間帯としては19:30〜21:00にゲンジボタルがピークを迎えるので、その時間を狙っていくとよいでしょう。
見頃の時期は、ほとんど毎日ホタルを鑑賞することができますが、雨の降っている日や強風の日、温度が特に低い日は少なめです。
20度以上かつ生暖かく、くもりの日は鑑賞日和ですので、より幻想的な風景に出会うことができるでしょう。
長瀞の夏はライン下りをはじめとする観光スポットが豊富!
長瀞は自然を感じられるアクティビティやかき氷など、とても充実している観光地です。都心からも近いながら、非日常感を十分満喫できるのは長瀞の大きな魅力でしょう。
特に夏のシーズンは、夏ならではのアクティビティやグルメを楽しむことができます。この夏にお出かけの予定がある方はぜひ長瀞を検討してみてはいかがでしょうか。
ブロガー/ライター【経歴】早稲田大学 ▶︎ イベント会社 ▶︎ 大手広告代理店 ▶︎ IT会社設立 これからの働き方を模索中の20代後半男子。