秋の季節といえば紅葉。埼玉県内でもデートや仲間、家族との日帰り旅行、ドライブなどで多くの人々が紅葉を見に訪れています。
青空と紅葉のコントラストも美しいですが、夜のライトアップされた紅葉も幻想的でとっても綺麗です!
2025年の埼玉県内で紅葉が楽しめる人気の名所スポットや見頃の時期をご紹介。人気の名所スポットを探す参考にしてみてください。
※掲載内容は執筆当時のものです。最新情報は事前にご確認ください。
全国初の国営公園で紅葉を楽しめる 【国営武蔵丘陵森林公園】
国営武蔵丘陵森林公園は比企郡滑川町と熊谷市にまたがる、全国初の国営公園です。その広さは何と東京ドームの約65倍!
そんな広大な国営武蔵丘陵森林公園内では各所で紅葉や黄葉が楽しめますが、一番のおすすめは中央口から徒歩10分のカエデ園です。紅葉を楽しむならここが公園内でおすすめのポイントです。

約20種・約500本のカエデが植えられており、例年11月中旬から下旬に見頃を迎えます。葉の色や形もさまざまなので、じっくり見比べてみると楽しいですよ。

そのほか11月上旬には紅黄葉樹園にてイチョウが、11月ごろから園内のコナラなどが一斉に色づき、秋ならではの彩り豊かな森林が楽しめます。
ハイキングやウォーキングを楽しみながら紅葉を眺めるのもおすすめです。
2025年の国営武蔵丘陵森林公園のライトアップはいつ?
国営武蔵丘陵森林公園の紅葉シーズンには、毎年中央口エリアで夜間ライトアップとイルミネーションイベントが開催されます。

2025年は11月14日(金)~11月30日(日)の夜間に紅葉のライトアップ&イルミネーション「光と森のStory 第2章 紅葉見ナイト」を開催。期間中は園内が約55万球のイルミネーションで彩られ、オブジェ展示やアート作品も楽しめます。
開催日の夜間には最寄り駅の森林公園駅と中央口を結ぶシャトルバス(有料)も運行される予定なのでぜひ活用しましょう。
約500本のカエデのライトアップとイルミネーションに包まれる、美しい夜の公園を満喫してくださいね。
長瀞の自然と紅葉の調和を楽しめる【月の石もみじ公園】
長瀞町にある「月の石もみじ公園」は紅葉の名所として有名な公園です。例年の見頃は11月上旬~12月上旬。
2000平方メートルの園内にはイロハモミジやクヌギなど約200本の木々が植えられており、秋には園内が赤やオレンジ、黄色に美しく染まります。駅から徒歩約5分と立地もよく、駐車場もあるのでドライブを楽しみつつ立ち寄るのもおすすめです。
名前の由来はモミジがたくさん植えられていることと、高岡虚子の句碑「ここに我 句を留むべき 月の石」から。天気次第では月と紅葉のコラボレーションが楽しめるかもしれませんね。
2025年の月の石もみじ公園のライトアップはいつ?
月の石もみじ公園は11月に開催される「長瀞紅葉まつり」のメイン会場としても有名です。
まつりの期間中には約150球のLEDライトによって美しくライトアップされます。
2025年の月の石もみじ公園ライトアップ開催は11月14日(金)~24日(月・祝)までとなっています。
自然豊かなテーマパークで紅葉を楽しむ【秩父ミューズパーク】
「秩父ミューズパーク」は約375ヘクタールという広い敷地内に音楽堂をはじめとした音楽施設やテニスコート、プール、展望滑り台、子供向けの遊具などがあり、さまざまな楽しみ方ができる公園です。
自然が豊かな公園内では、11月頃から「せせらぎ広場」や「芝生広場」を中心にモミジの紅葉が楽しめます。
また、10月下旬から11月上旬には約3キロメートルにおよぶ「スカイロード」のイチョウ並木が黄葉の見頃を迎えます。
約500本のイチョウが作る黄色いトンネルをのんびり楽しむのもおすすめですよ。
長瀞の紅葉を一望できる【宝登山神社】
長瀞町の宝登山にある「宝登山神社」も紅葉の名所の1つです。例年の見頃は11月上旬から11月下旬。
およそ1900年前に日本武尊が創建したと伝わる、秩父三社の1社である神社は、厄除けや火災・盗難除けなどのご利益で知られています。2011年には「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で1つ星を取得しました。
神社の随所で紅葉が楽しめますが、おすすめは二の鳥居周辺と本殿付近の紅葉。白い鳥居や本殿と紅葉のコントラストがとても美しく、つい写真を撮りたくなりますよ。
ロープウェイに乗って山頂から紅葉を楽しめる!

また、近くを通る宝登山ロープウェイに乗ることもできるので、上空から紅葉や山々のパノラマを楽しむことができますよ。山頂から長瀞の自然も一望できるおすすめのスポットです!
山頂には、小動物園や休憩場所も完備されているので子ども連れにも嬉しい場所になっていますよ。
2025年の宝登山神社のライトアップはいつ?
宝登山神社では毎年11月の紅葉シーズンに夜間ライトアップを開催しています。
2025年の開催は未定ですが、11月に入った頃に公式サイトで告知される見込みです。荘厳で見ごたえのある神社のライトアップをお楽しみください。
渓谷の大自然の中で紅葉鑑賞【中津峡の女郎もみじ】
峡谷で紅葉を楽しみたいのであれば、奥秩父の中津峡がおすすめです。例年の見頃は10月下旬~11月中旬 。約10キロメートルも続く深い峡谷がモミジやカエデなどで赤や黄色に染まる様子は一見の価値ありですよ。
ごつごつした岩をさらさらと流れる川に浮かぶ色づいた葉は、秋を感じさせますね。埼玉県の名勝地にも選ばれています。
中津峡のなかでもおすすめのスポットが、持桶トンネル手前にある「女郎もみじ」。昔、紅葉の見頃の時期にあでやかな男女が突然現れ、酒を飲んで舞い踊り、ふっといなくなってしまったのだそう。
そこにあった2本のもみじが2人の姿に重なったことから、女郎もみじの名がつけられた、という少し不思議な伝説が残っています。
ダムの湖と紅葉が美しい風景を作り出す【名栗湖&有間渓谷】
秩父市と飯能市の間にある人造湖「名栗湖(有間ダム)」は湖と紅葉を一度に楽しめるスポットです。例年の見頃は11月上旬~11月下旬。
1周約5キロメートルの道をのんびり散策した後は、レストラン「レイクサイドテラス名栗湖」で蕎麦や山菜料理を楽しみながら紅葉を眺めましょう。
また、名栗湖からの上流にある有間渓谷は、渓谷の美しい景観と紅葉で名高いスポット。
釣りやバーベキューができる「有間渓谷観光つり場」もあるので、家族や仲間と紅葉を見ながらわいわい楽しんでみてはいかがでしょうか。
紅葉を見ながらバーベキューも楽しめる【嵐山渓谷】
比企郡嵐山町にある嵐山渓谷は京都の嵐山に似ていることからその名がつけられた景勝地で、11月末から12月上旬にかけての紅葉の時期はケヤキやモミジ、ヤマザクラの美しい紅葉が楽しめます。
特に岩畳が連なる渓谷を流れる槻川に映った紅葉は絶景です。1939年には歌人の与謝野晶子が訪れ、渓谷の自然などをテーマに29首の短歌を詠んでいます。
また、嵐山渓谷にはバーベキュー場もあるので、紅葉狩りのついでに河原でバーベキューを楽しむのもおすすめです。
紅葉と桜のコラボレーションを楽しめる【城峯公園】
児玉郡神川町の観光の中心地、「城峯公園」は神山の中腹にある公園です。城峯公園では全国でも珍しく、晩秋から冬にかけて咲き誇る花「冬桜(十月桜)」を鑑賞できることでも知られています。
真っ赤なモミジと淡いピンクの冬桜のコラボレーションはなかなか見ることができない貴重な光景ですよ。紅葉の例年の見頃は11月上旬~11月下旬。
城峯公園にはキャンプ場があるので、バンガローやテントでキャンプを楽しみながら紅葉や冬桜を楽しむのもおすすめです。
2025年の城峯公園のライトアップはいつ?
城峯公園では冬桜の見頃期間に合わせてライトアップも行われます。2025年の開催は10月下旬~12月上旬に開催されます。
10月26日(日)には冬桜まつりが開催されます。神川町観光協会が委託製造した梨のクラフトビールやステージでの催し物を見ながら飲食を楽しめますよ。
紅葉と冬桜の貴重なコラボレーションを暖かい服装で見に行きましょう!
埼玉の紅葉とライトアップを楽しもう!
埼玉県は、西部・北部を中心に紅葉が楽しめるスポットがたくさんあります。2025年も公園や神社では夜間ライトアップを実施しているところもあるので、夜に幻想的な紅葉を鑑賞することもできますよ。
今年の秋は、季節ならではの埼玉の紅葉を見に出かけてみませんか?
※日程は色づき具合などで変更になる場合があるためHPをご確認ください。天候や気温などの条件によっても見頃が変わります。

旅行メディアから出産を機に独立した、埼玉県在住のフリーライターです。得意分野は旅行と歴史と食事。最近、公園やテーマパークを中心とした県内の幼児連れのお出かけ先には詳しくなりました。埼玉県の魅力を皆様に伝えられるよう、頑張ります!











