一歩足を踏み入れると、どこか懐かしさを感じる川越の菓子屋横丁。食べ歩きグルメも人気ですが、川越名物を使ったランチや菓子屋横丁でしか購入できないお土産もたくさんあります。
今回は菓子屋横丁でおすすめのランチとお土産6選をご紹介します。
※掲載内容は執筆当時のものです。最新情報は事前にご確認ください。
【川越】菓子屋横丁の歴史

川越の菓子屋横丁は江戸時代に数人の菓子職人が駄菓子の製造を始めたことをきっかけとし、明治初期にのれん分けした菓子屋による横丁が誕生しました。
その後、関東大震災で被災した東京に代わって菓子製造を行うようになり、昭和初期には約70軒の店舗が並んでいたと言われています。
現在も約20軒の店舗が立ち並び、団子や飴などの江戸時代から、庶民に愛されてきたお菓子から時代に合わせて次々と登場する目新しいスイーツまで、様々な時代のグルメを楽しめる点も菓子屋横丁の大きな魅力です。
川越の菓子屋横丁までのアクセス

川越の菓子屋横丁は電車と車のどちらでもアクセスしやすい場所にあります。
電車と車でのアクセス方法をそれぞれご紹介します。
電車でのアクセス方法

電車で川越の菓子屋横丁へ行く場合は、西武新宿線「本川越駅」、またはJR / 東武東上線「川越駅」で降りると便利です。
各駅から徒歩で菓子屋横丁へ向かう場合、本川越駅からは約15分、川越駅から約30分で到着します。
蔵造りの街並みを散策しながら徒歩で向かうのもおすすめですが、各駅からバスやレンタサイクルも利用できますので、天候や目的に合わせて使い分けると良いでしょう。
車でのアクセス方法

車を利用する場合は、関越道 / 圏央道「川越IC」から約20分で菓子屋横丁へ到着します。
川越市街には複数のコインパーキングの他、4つの市営駐車場があるため、車でのアクセスも便利です。
ただし週末や連休中は混雑しますので、余裕をもって出発するだけでなく、特に混雑する蔵造りの街並み付近から少し離れた駐車場を利用することをおすすめします。
川越の菓子屋横丁で食べたいランチ♪

川越の菓子屋横丁と言えば、昔懐かしい駄菓子や食べ歩きできるスイーツなどを思い浮かべる方が多いのではないでしようか。
実は菓子屋横丁には、川越名物のうなぎや本格派の手打ちそばが楽しめる名店が揃っています。
ここでは菓子屋横丁で川越名物を堪能できるランチの名店をご紹介します。
大穀 川越菓子屋横丁店

うなぎ料理を中心とした和食料理の店「大穀」は1976年に創業した老舗料理店です。埼玉県内に10店舗を展開し、菓子屋横丁店は2016年にオープンしました。
大穀では厳選された池から活きたまま仕入れた、国産ニホンウナギのみを使用し、注文を受けてからさばいています。そのため、出来上がりまでに時間はかかりますが、1尾1尾丁寧に調理されたうなぎはふっくらと柔らかく、秘伝のたれとの相性が抜群です。
新潟県産の厳選したお米と和歌山県産の最高級山椒なども大穀のこだわりです。
菓子屋横丁店では、職人がうなぎをさばく様子や紀州備長炭で焼き上げる様子をガラス越しに見ることもできます。
クマ甚

「クマ甚」は大穀に併設する蕎麦と甘味のお店です。
クマ甚の蕎麦には北海道産または越前のそばの実を、だしには北海道産利尻昆布の一等級のみを使用するなど、国産素材にこだわって丁寧に作られています。

クマ甚の蕎麦は、そばの実の中心部から少ししか取れない一番粉とも呼ばれる更科粉を使用しているため、一般的なそばよりも色が白いのが特徴です。
蕎麦本来の甘みと香りを引き出すために、大穀職人が心を込めて打った蕎麦をぜひ堪能してみてくださいね。
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食後には、クマの形がかわいい「甚くん」の最中を使ったアイス最中やぜんざいなどの手作り甘味はいかがでしょうか。
甘味と一緒に京都の厳選した茶葉を贅沢に使用した抹茶もいただくことができます。
うなぎ専門店 うなっ子
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うなぎ専門店「うなっ子」は、川越名物のさつまいもを使用したいも懐石が人気の料理店「いも膳」の姉妹店です。
店先には五円玉に乗った大きなカメレオンのオブジェが置かれ、菓子屋横丁の中でも一際目を引きます。
うなっ子のおすすめメニューは、うなぎの蒲焼の下にサイコロ状のさつまいもが入ったご飯が隠れている「いも重」。川越名物のうなぎとさつまいもを一度に楽しめる欲張りな一品です。
ホクホクとしてほんのり甘いさつまいもと甘辛いうなぎのたれのハーモニーをぜひ試してみてください。
川越の菓子屋横丁で人気のお菓子・お土産

菓子屋横丁でランチを楽しんだ後は、旅の思い出としてお土産探しも欠かせません。お土産には、ここでしか買うことのできないお菓子がおすすめです。
ここでは菓子屋横丁のお土産として人気のお菓子をご紹介します。
日本一長いふ菓子「松陸製菓」
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松陸製菓は1976年の江戸時代から続く老舗飴屋です。昔ながらの味と製法を守り、添加物を使用しない製法にこだわっています。
松陸製菓の名物商品が見た目にもインパクトのある「長いふ菓子」です。その全長は一番長いものでなんと95cmもあります。麩から手作りしている松陸製菓のふ菓子は沖縄産黒糖の優しい甘みがやみつきになります。
このまま持ち帰るのは少し勇気がいりますが、菓子屋横丁を訪れた際は話のネタにぜひ購入してみてください。
駄菓子量り売り「江戸屋」
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ピンクの看板が目を引く江戸屋には、昔懐かしいおもちゃや駄菓子が所狭しと並び、子どもだけでなく大人もワクワクしてしまう駄菓子屋です。
江戸屋で最も人気があるのが飴やグミ、ラムネ、チョコレートなどのお菓子の量り売り。100g300円から購入でき、1つ100円のポットと呼ばれるプラスチック容器または無料のビニール袋に好きなお菓子を入れていきます。
30種類以上もの色とりどりのお菓子が並び、どれにしようかと悩みがら選ぶ時間も楽しいものですよね。おせんべいが風船のように膨らんだ「福福せん」も人気商品のひとつです。
手作り飴「玉力製菓」
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創業約100年の歴史を持つ玉力製菓は菓子屋横丁で唯一の手作り飴のお店です。
昔ながらの手法で飴作りをするお店が少なくなってきた中、昔から受け継がれる飴作りの技術や伝統を大切に守っています。
タイミングが良ければ、お店の奥で職人さんたちが飴を作る様子を見学することもできます。砂糖と水飴だけを使用して丁寧に作られた飴は、後味がさっぱりしていてどこか優しい味がします。
店内には季節ごとの花をモチーフにした組飴や薬屋さんと調合した薬草を入れたのど飴など種類も豊富ですので、ぜひお気に入りの飴を見つけてみてください。
川越の菓子屋横丁で絶品ランチとお土産探しを満喫!
今回は川越の菓子屋横丁で川越名物を堪能できるランチの名店と人気のお土産をご紹介しました。
色とりどりのお菓子やスイーツが並び、団子やうなぎを焼く香ばしい香りが漂う菓子屋横丁は口だけではなく、目や鼻でも楽しめる観光スポットです。
菓子屋横丁を訪れた際は、職人技を間近で見られるお店や甘く懐かしい香りが漂うお店など、魅力あふれるお店で絶品ランチやお土産探しを満喫してくださいね。

北本市在住のワーママWEBライター。結婚後に埼玉を離れるも、2022年にUターン。一度離れたことで発見した埼玉の魅力をわかりやすくお伝えします!