埼玉県の嵐山町(らんざんまち)は、林学博士として有名な本多静六博士が立ち寄った際、その風景の美しさから「埼玉の嵐山(あらしやま)」として呼ばれたことが由来です。
京都には同じ漢字の「嵐山(あらしやま)」という地名がありますが、埼玉では「嵐山(らんざん)」になっています。
豊かな森や自然に囲まれた嵐山町は、歴史ある寺社や文化財にも恵まれ、四季折々の美しい景色を楽しめる公園もあるエリアです!。そこで今回は週末日帰りのおすすめスポットを紹介していきます。
武蔵嵐山駅周辺の観光スポットや嵐山渓谷に行く予定の方はぜひチェックしてみてください。
※掲載内容は執筆当時のものです。最新情報は事前にご確認ください。
武蔵嵐山の車・電車でのアクセスガイド
車での行き方
車で行く場合は、国道254号線を利用するルートと、関越自動車道を利用するルートがあります。関越自動車道を利用する場合は「嵐山小川IC」で降りると便利です。道中は田園風景や小川沿いの自然を楽しみながらドライブできます。
また、週末や観光シーズンは周辺道路が混雑することもありますので、時間に余裕をもって出発するのがおすすめです。武蔵嵐山周辺には駐車場も複数あり、観光場所も駅から離れているところもあるため、車でのアクセスは非常に便利です。
電車での行き方
電車で向かう場合は、東武東上線「武蔵嵐山駅」が最寄り駅です。東京都内からのアクセスは池袋駅から直通電車で約60分、川越から30分ほどで到着します。駅周辺にはランチスポットなどの飲食店も多数あります。
駅から嵐山渓谷までは少し距離があるためバスやレンタサイクルを利用するのがおすすめです。散策しながら街や自然を楽しむことができます。徒歩で移動する場合でも、緑豊かな道や小川沿いの風景を感じながら散策できますよ。
武蔵嵐山で自然と観光を満喫!おすすめスポット一覧
嵐山渓谷の広い河原でバーベキュー【嵐山渓谷バーベキュー場】

続いて紹介するのは、美しい大自然に囲まれたアウトドア施設「嵐山渓谷バーベキュー場」です。事前に予約すれば手ぶらで、バーベキュー機材のレンタルや食材まで現地で手配できます!アウトドア初心者でも安心してバーベキューを楽しめますよね!
こちらのバーベキュー場は埼玉県の景勝地として知られる嵐山渓谷沿いにあります。嵐山にドライブしながら来ると、その美しい景色も道中に楽しむことができますよ!

夏にはすぐ目の前の川で川遊びをしたり、川を眺めながらバーベキューを楽しんだりと、思い思いの時間を過ごしましょう!
4日前までの予約で、1人500円の施設利用料も込みの上に、大きな野外炉を利用できるお得セットは、大人数でのバーベキューに最適です!家族での利用なら携帯炉のお得セットもおすすめですよ!いっぱい食べて、遊んで嵐山の大自然を満喫しちゃいましょう!
秋には紅葉まつりも開催!
嵐山渓谷バーベキュー場では毎年秋(11月後半〜12月前半)になると、紅葉祭りが開催されます。
ウォーク&グルメイベントで嵐山観光協会のボランティアの方が武蔵嵐山の紅葉について解説やおすすめルートを回ってくれます!
また、会場にはキッチンカーや地元野菜などの販売などが出店するので、美味しい食べ物を食べながら紅葉を鑑賞できますよ。
日本最大級の広さを誇る【千年の苑ラベンダー園】

まず紹介するのは、約10.5ヘクタールの土地に約5万株のラベンダーが咲き誇る「千年の苑ラベンダー園」です。関東最大級の植付面積を誇るこちらのラベンダー園は、町の活性化に向けて地域一体で取組み、美しい花の絨毯が広がる幻想的なお花畑となりました!

千年苑ラベンダー園は鎌倉時代の武士である畠山重忠公の居住していた菅谷館跡から見下ろせる場所にあり、木曽義仲公誕生の地としても知られます。温厚で優しい性格の持ち主だったとされた2人の思いを込めて、当時から約千年の月日を経たこの地に「千年の苑」と名づけました。
園内では、ラバンディン系のグロッソやロングホワイトを栽培しており、毎年6月上旬から7月上旬にかけて見ごろを迎えますよ!

例年開園時期に合わせてらんざんラベンダーまつりを開催しています。1回20分程度で最大50~60本程度のラベンダーが摘み取れる「摘み取り体験」や火・木・土・日限定開催の「ラベンダースティック制作体験」を特設テントで実施していますよ!
優雅な優しい香りが漂うラベンダーに癒されてみてはいかがでしょうか。
あじさいの咲く境内が人気のお寺【金泉寺】
続いて紹介するのは、色鮮やかなあじさいが美しいと評判の「大龍山 金泉寺」です。曹洞宗のお寺で1618年に建立された後、1715年に現在の地に再建されました。境内地の裏山に多くのあじさいが咲き誇り、植栽をしながら月日を重ねた今日では圧巻の姿を見ることができますよ!

約5500本にも及ぶあじさいは西洋アジサイやガクアジサイをはじめ、アナベルやウズアジサイなどバリエーション豊富なあじさいを堪能できます。これらのあじさいを現住職が40年以上にわたって、大切に育ててきました。
毎年8月にはあじさいの摘み取りボランティアを募集しており、翌年も綺麗なあじさいが咲くようにと剪定を行っています。ぜひ興味のある人はチェックしてみましょう!
またこちらのお寺では御朱印をいただくこともできるので、御朱印集めに立ち寄るのもおすすめですよ。彩り豊かなあじさいに癒されながら、心寛ぐ穏やかな一日をアジサイ寺で過ごしてみてはいかがでしょうか。
嵐山町の田園風景を見ながらブルーベリー狩り【観光果樹園ふるさと】

次に紹介するのは、雄大な田園風景の傍らでブルーベリー狩りを行うことができる「観光果樹園ふるさと」です。丘陵地にあるこちらの果樹園からは、田植えを始めて間もない青々とした田畑を一望でき、とても開放的でのびのびとした空間でブルーベリー狩りができますよ!
こちらで育てているブルーベリーは安心安全な無農薬栽培で育てており、嵐山の大自然が育て上げた味わいを堪能できます。園内には約700本のブルーベリーの木が植えられ、ブルーベリーの直売も行っていますよ!
植えられているブルーベリーは2種類あり、6月中旬から7月上旬に収穫できるハイブッシュ系と7月中旬から8月下旬に楽しめるラビットアイ系があります。
ハイブッシュ系は早い時期ほど大粒の実を味わうことができ、程よい酸味が生食にぴったりです。
一方でラビットアイ系は甘さをしっかりと感じることができ、ジャム作りにもおすすめですよ。ぜひ優雅に香るブルーベリーの上品な甘さと酸味のハーモニーを楽しんでみてくださいね!
埼玉の嵐山町で自然に癒される週末旅へ!

嵐山町は四季折々の花々や自然と一体となったアクティビティを、年中通して楽しむことができます。春の桜から始まり、ラベンダーやあじさいが咲き誇ります。
さらにブルーベリー狩りやバーベキューを楽しんで、秋を迎えると美しい紅葉や冬の雪景色もまた圧巻ですよ!季節の移ろいを眺めながらいただく、グルメもたまりません。ぜひ埼玉の嵐山町へ週末旅に足を運んでみてはいかがでしょうか。