ここでは、埼玉県の川越で楽しめるさまざまな名物・名所をご紹介します。
目で見たり舌で味わったりと、川越には魅力的なスポットがたくさんあります。川越で観光を楽しみたいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
※掲載内容は執筆当時のものです。今後の状況により変更される場合があるので、最新情報は事前にご確認ください。
川越名物① 人気の観光スポット編
まずは、川越に行ったらすぐにチェックしておきたい人気の観光スポットをご紹介します。
【川越名物観光スポット①】川越氷川神社
初めにご紹介する川越名物観光スポットは、宮下町にある「川越氷川神社」です。
「川越氷川神社」は、およそ1500年前の古墳時代、欽明天皇によって創建されたとされる格式高い神社です。それから長い年月の間崇敬され、今もなお多くの人々が訪れています。
本殿には繊細な彫刻が施され、縁結びの神様として崇められているこの神社。五柱の神様を祀っており、埼玉県の重要文化財ともなっています。
この神社で祀られている五柱の神様は、家族の神様です。それゆえに「川越氷川神社」は、「家族円満の神様」そして「夫婦円満・縁結びの神様」として信仰を集めています。
神社内には歴史深い文化財が多く納められており、絵巻や薙刀などの社宝が大切に保管されています。
また、「川越氷川神社」には結婚式場も用意されています。縁結びと夫婦円満の神様がいるこの神社で式を挙げれば、神様がふたりの仲を結んでくれるかもしれませんね。
神社内には、さまざまな縁結びのお守りが用意されています。
境内の小石を持ち帰り大切にすると良縁に恵まれるとの言い伝えがある「縁結び玉」、縁が花開くことを祈願したお守り「さくらさく守り」など、どれも美しい願いが込められたお守りばかりです。
春夏秋冬それぞれのシーズンに合わせ、さまざまな年中行事も行われています。
春のランドセルお祓い式や、2,000個以上の風情ある江戸風鈴が飾られる「縁むすび風鈴」など、1年を通して豊かなお祭りが楽しめますよ。
そのほか人生儀礼や商売繁栄、交通安全などのご祈願も行っています。これから大切な人生の節目を迎えられる方、人と人との縁を結びたい方は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
【川越名物観光スポット②】蔵造りの町並み
お次の川越名物観光スポットは、「蔵造りの町並み」です。
横丁の温かみと懐かしいお菓子を味わえる「菓子屋横丁」、川越に時間の流れを告げる壮大な「時の鐘」など、川越に来たらチェックしたい場所がたくさん集まった下町です。
大人にとっては懐かしく、若い人にとっては非日常な古き良き街並みが広がる「蔵造りの町並み」。こちらでは、「蔵造りの町並み」にある施設も詳しくご紹介していきますよ。
菓子屋横丁
蔵造りの町並みにある川越名物観光スポットは、「菓子屋横丁」です。
昔懐かしい和の味を現在に伝えてくれるスポット。20軒ものお菓子屋さんが連なるこの場所では、昔ながらの素朴な味わいを楽しむことができます。
昭和初期には70軒ものお店が立ち並んでいましたが、生活の変化によって現在の店数に落ち着きました。それでもなお、当時の活気あふれる雰囲気は変わりません。
横丁は人々の人情にあふれ、訪れたお客さんに安らぎを与え続けています。石畳の道路には彩り豊かなガラスが散りばめられ、歩いているだけでもうきうきしてしまいそうです。
大人なら誰もが懐かしいあの頃に返って楽しめる場所。ニッキやハッカ飴、団子、駄菓子など、童心を思い出さずにはいられないレトロなお菓子が盛りだくさんです。
大人は昔を思い出し、若い世代はノスタルジーな独特の雰囲気に浸れるこのスポット。素朴な古き良き香りの漂うこの横丁は、2001年には環境省による「かおり風景100選」に選定されました。
時の鐘
お次の川越名物観光スポットは、幸町にある「時の鐘」です。
蔵造りの町並みのなかでも、一際存在感を見せる川越のシンボル。江戸時代の初期から城下町に時を告げていたこの鐘つき堂は、当時から現在まで多くの人々に親しまれてきました。
およそ400年前に、当時川越藩主だった「酒井忠勝」氏によって建てられた建物。それから幾度となく火災に見舞われ、銅鐘や鐘楼が焼失しましたが、そのたびに建て替えられてきました。
今見ることができる「時の鐘」は、初代から数えて4代目に当たります。
明治26年に発生し、町の3分の1が焼失した川越の大火。そんななか暮らしに欠かせないこの時計台は、自身の店さえもまだ建て直していない商人たちの手ですぐさま再建されました。
木造建築で3層のやぐらからなるこの時計台は、およそ16メートルという高さを誇ります。
鐘の音は午前6時・正午・午後3時・午後6時に時間を告げ、その時間の風景や空の色、香りにあった風流を感じさせてくれます。
時代が移り変わるなかで、鐘つきの方法は鐘つき守りから時計仕掛けへと変化しました。
それでも、当時と変わらず親しまれ続けるこの時計台。「時の鐘」が告げる偉大なその響きが人気を博し、1996年には環境省の「残したい日本の音風景100選」に認定されました。
川越名物② 名物料理(グルメ)編
ここからは、川越のグルメをご紹介します。
川越でしか食べられない名物料理が盛りだくさんですので、ぜひお読みください。
【川越名物グルメ①】鰻(うなぎ)
まずは、川越名物のうなぎが食べられるお店をご紹介します。
川越 いちのや
江戸時代古くより「うなぎの名産地」としてよく知られた町、川越。「川越いちのや」は、そんな川越で名物のうなぎを味わえるお店です。
外観は小江戸の温かみを感じるデザインの建物となっており、店内では骨董品や掛け軸などの歴史ある数々のコレクションを眺めることができます。
歴史的に名高い品々に囲まれた店内で、肉厚のうなぎをお楽しみください。
歴史深い秘伝のタレがたっぷりと塗られた、柔らかなうなぎが味わえるお店です。
割いてそのまま蒸し、油を取り払ったあとに白焼きして作られることで、「いちのや」だけが作り出せる絶品のふんわり感が実現されています。
うなぎ料理はもちろん、季節の味を感じる上品で味わい深い日本料理やコースメニューも用意されていますよ。天保3年から今もなお親しまれるこのお店で、絶品料理の数々を味わってみてください。
【川越名物グルメ②】蕎麦(そば)
続いては、川越名物の上品な蕎麦をご紹介します。
手打ちそば 川越はすみ
「手打ちそば 川越はすみ」は、小仙波町にあるおそば屋さんです。古風な建物ののれんをくぐれば、小江戸の風情ある店内が広がります。
「美味求心」をモットーとしたこのお店。鴨焼きと鴨汁をともに味わえる「こえどっこーす」をはじめとした、さまざまな手打ちそば・うどんが味わえます。
歴史深いこのお店の絶品そば・うどんを、ぜひご賞味ください。
【川越名物グルメ③】芋うどん
続いてご紹介する川越の名物は、「芋うどん」です。
鐘つきうどん きんちょう
江戸時代よりさつまいもが豊富に採られてきたここ川越で、新鮮な「芋うどん」が味わえるお店。古民家のような日本らしい落ち着いた雰囲気の中で、絶品のうどんを楽しむことができます。
「芋うどん」は、うどんの歯応えと芋の旨みが混じり合い、絶妙な美味しさを生み出す商品。太さは、一般的なうどんよりもやや細めとなっています。
しっかりとしたコシのある、つるつるのうどんをお楽しみください。
川越名物③ お土産・贈り物編
ここからは、川越に行った際家族や友人に買って帰りたくなる贈り物向けの名物をご紹介します。
【川越名物おみやげ①】菓匠右門「いも恋」
まずご紹介する川越のギフト系名物は、菓匠右門「いも恋」です。
埼玉に来たら、ひとつは買って帰りたい有名な品。さつまいもとつぶあんがぎっしりとつまったおまんじゅうです。
クセになるもちもちとした食感が特徴で、長い世代にわたって老若男女問わず愛されてきました。
山芋ともち粉を練り合わせたしっとり生地で、さつまいもとつぶあんをやさしく包み込んだ逸品。どこか懐かしくなる日本の味わいは、埼玉県の「彩の国認定 優良ブランド品」にも認定されるほどの美味しさです。
生地であんことお芋を包む作業は、見た目以上に複雑で大変。そのため「いも恋」は、人の手でひとつひとつ丁寧に手作りされています。
スタッフの方の愛情と温もりがつまった、優しい一品ですね。
【川越名物おみやげ②】松陸製菓「元祖日本一なが~い黒糖ふ菓子」
続いてご紹介する川越の名物は、松陸製菓の「元祖日本一なが~い黒糖ふ菓子」です。
一度見たら忘れられない、驚きの長さを持ったふ菓子。こちらのお菓子は、「松陸製菓」の職人さんの手で麩から手作りされています。
このふ菓子を販売する「松陸製菓」は、この「菓子屋横丁」で最も古くからあるお店です。
「松陸製菓」はフォトジェニックでかわいいアメが人気を博すお店ですが、こちらのふ菓子も負けていません。
95cmという驚異の長さを誇るこちらのお菓子は、毎日200本が作られています。
「日本一を目指したい」という思いから作られたこちらのユニークな商品は、自分で食べるのはもちろんお土産にも最適です。
ビジュアルのインパクトが一級品なこちらのお菓子。家族や友人にプレゼントして、ぜひ驚かせてみてくださいね。
【川越名物おみやげ③】川越プリン「川越プリン(川越いも)」
続いてご紹介する川越の名物は、川越プリンの「川越プリン(川越いも)」です。
「川越プリン」は川越初となるプリンの専門店。ロゴマークは、川越に広がる昔ながらの蔵造りの街並みをイメージしています。
プリンの素材は地元埼玉で採れた食材を存分に活かし、職人の手によってひとつひとつ丹精を込めて作られています。
「川越プリン」の商品のひとつ「川越プリン(川越いも)」は、川越の代表的な食べ物であるお芋をメインとしたプリンです。
生地には濃厚な川越産のさつまいもが練り込まれ、味わい深いお芋のプリンとなっていますよ。
中にはサイコロ状に切ったお芋が入っており、トロトロのプリンとザクザクのお芋がマッチした最高の食感が味わえます。
ほかにも「川越プリン(なめらか)」「川越プリン(河越抹茶)」などのさまざまな味が楽しめます。期間限定の商品もありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
すべての工程に手を抜かず、はじめから終わりまで大切に作られたプリン。素材はすべて国産のものを使用し、化学調味料は一切使っていません。
素材の味を存分に活かした安心安全な美味しいプリンとなっており、今や大人気商品です。
なめらかな舌触りは老若男女すべての人に愛され、家族連れから学生、外国人など、たくさんの人々を虜にしてきました。
小江戸川越ならではの温かみにあふれたプリンを、どうぞお楽しみください。
川越名物④ 食べ歩き編
続いては、片手に持って川越の町を散歩したくなるようなとっておきのフードをご紹介します。
【川越名物食べ歩き①】小江戸おさつ庵「おさつチップ」
続いてご紹介する川越の名物は、小江戸おさつ庵「おさつチップ」です。
薄くて大きな「おさつチップ」は、口に入れると甘じょっぱい美味しさが広がります。
芋本来の素朴な味わいに、塩のしょっぱさとクリームの甘さが混ざり合う絶品スイーツ。インパクトあるそのビジュアルも人気が高く、フォトジェニックな魅力を持っています。
サクサクした食感とお菓子らしい味わい、そしてかわいい見た目。子供から大人にまで愛される一品です。
【川越名物食べ歩き②】中市本店「ねこまんま焼きおにぎり」
続いてご紹介する川越の名物は、中市本店「ねこまんま焼きおにぎり」です。
日本人の多くがこよなく愛するかつお節をはじめとした、さまざまな品が取り揃えられた「中市本店」。煮物やこんぶ、海産物など、大型店舗では見ることのできない乾物や商品の品々を見ることが可能です。
「良いものをお求めやすい価格で」の思いを初代より受け継ぎ、旨味のある海の幸を届け続けています。かつお節は鹿児島県枕崎産の本枯節をメインに、厚削りや粉削り、花かつおといったものをバリエーション豊かに取り揃えていますよ。
とくに燻製かつおの「新さつま」は、関東地方ではあまり見かけることがない商品。ピーラーやナイフでらくらく削ることができ、出汁やおつまみに幅広く使用できる点が人気です。
そんなかつお節にこだわりのある「中市本店」で食べ歩きにおすすめしたい商品が、「ねこまんま焼きおにぎり」です。
こちらは、店頭でひとつひとつ手作りされたおにぎり。地元埼玉県で作られたお米「コシヒカリ」を用いて、丁寧に作り上げられた優しい美味しさが人気です。
表面に塗られたオリジナルのだし醤油は、かつお節とこんぶで出汁をとったもの。そこに中市本店自慢のかつお節をまぶして完成です。
ここでしか味わえない美味しい焼きおにぎりを、ぜひお楽しみください。
【川越名物食べ歩き③】Coedo Tradish Curry Jam3281「お散歩カレー」
続いてご紹介する川越の名物は、Coedo Tradish Curry Jam3281「お散歩カレー」です。
「時の鐘」の裏道にひっそりとたたずむ、こじんまりとしたお店。外国からの観光客も多いこの土地で、日本の国民食であるカレーライスを和食器で提供しています。
カレーの専門店ならではのこだわりある美味しさが人気のお店となっています。
おすすめしたいメニューは、「お散歩カレー」です。
こちらはなんと、「食べ歩きできるカレー」。斬新なアイディアとかわいらしい見た目が話題を呼んでいる一品です。
風情ある小江戸の街並みを散歩しながら楽しみたい方には、うってつけの商品。ご飯の上にはカレーのほか、チーズやひき肉、野菜、うずらの卵といったものが彩りよく乗せられています。
カレーは辛さも自分で選べるため、辛いものが大好きな方から得意でない方まで、誰もが美味しく味わえるお店です。
観光のお供が欲しくなったら、ぜひ訪れてみてくださいね。
【川越名物食べ歩き④】川越 これがかき氷「富の川越いも」
続いてご紹介する川越の名物は、「川越 これがかき氷」の「富の川越いも」です。「川越 これがかき氷」のメニューは、かき氷ならではの頭がキンとなる感覚がありません。
これは、南アルプスの天然氷で作られているからです。
強い寒さの中で自然に生まれるのが天然氷。非常に長い時間をかけて凍っていくことで、不純なものが含まれない透明な氷となります。天然氷は普通の水と比較して、溶けにくい性質を持っています。
またとても硬いため、かき氷機にかけた際薄くてふわふわなかき氷になりやすいのも特徴です。
ボリューミーな優しい口溶けのかき氷は、現在までに多くの人々を虜にしてきました。
雑味がないため、練乳やあずきといったトッピングがより美味しく溶け込み、素材の味が生かされた絶妙なコラボレーションが実現されます。
とくにメニューのひとつである「富の川越いも」は、名産の「川越いも」と川越いも焼酎の「富の紅赤」が仕込まれた人気の逸品です。
柔らかな焼き芋がふんだんに使用され、なめらかな味わい深さを生み出しています。別添えのカシスソースをかければ、また一味違った良さが楽しめますよ。
川越ならではの良さが存分に引き立てられた、特別なかき氷をぜひお楽しみください。
川越の名物を、目でも舌でも楽しみ尽くそう
この記事では、埼玉県の川越で楽しめる数々の名物をご紹介してきました。
古き良き風情を感じるもの、地元の良さを生かしたもの…食べ物から観光地まで、川越はさまざまな魅力に満ちた名物であふれています。
川越にお越しの際は、この町ならではの名物にたくさん触れてみてくださいね。
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ライターです!イラストレーター・映像クリエイターとしても活動しています。遊び心のある場所やアイテム・世界観の作り込まれたスポット・動物・映画が大好きです。