川越は、小江戸と呼ばれる情緒あふれる街並みが魅力の人気観光地。
歴史ある蔵造りの建物が立ち並び、訪れるだけでタイムスリップしたかのような気分が味わえます。
そんな川越で楽しめるのは、伝統とこだわりが詰まった名物グルメの数々。
ふっくら香ばしいうなぎや、地元産のさつまいもを使った絶品料理、おしゃれなランチスポットも充実し、食べ歩きも楽しめます。
今回は、そんな川越で訪れたい名店をご紹介します!
※掲載内容は執筆当時のものです。最新情報は事前にご確認ください。
川越名物グルメといえば「うなぎ」!老舗の味を【川越 いちのや】で

江戸時代よりうなぎの名産地としてよく知られた町、川越。
「川越いちのや」は、そんな川越で名物のうなぎを味わえるお店です。
外観は小江戸の温かみを感じるデザインの建物となっており、店内では骨董品や掛け軸などの歴史ある数々のコレクションを眺めることができます。

肉厚の柔らかなうなぎは、たっぷり塗られた秘伝のタレと相性抜群。
割いてそのまま蒸し、油を取り払ったあとに白焼きして作られることで、「いちのや」だけが作り出せるふんわり感が実現されています。
うな重やひつまぶしなどうなぎ料理はもちろん、季節の味を感じる上品で味わい深い日本料理やコースメニューも用意されていますよ。
天保3年から今もなお親しまれるこのお店で、絶品料理の数々を味わってみてください。
川越名物の芋を練り込んだ絶品うどん【鐘つきうどん きんちょう】

川越のシンボル、時の鐘の斜め向かいにお店を構える「鐘つきうどん きんちょう」。
古民家のような日本らしい落ち着いた雰囲気の中で、こだわりのうどんを楽しめます。

お店の看板メニューは「芋うどん」。江戸時代から川越で親しまれてきたさつまいもを練り込んだ麺は、噛むごとにツルツルとしたコシとほのかな甘みが感じられます。
太さは一般的なうどんよりもやや細めで、食べやすいのも魅力。
川越散策の合間に、地元ならではの味をぜひ堪能してみてください。
川越の「いも恋」はお土産にしたい名物グルメ【菓匠右門】
菓匠右門の「いも恋」といえば、川越に来たらひとつは買って帰りたい有名な品。
山芋ともち粉を練り込んだしっとりとした生地の中に、ほくほくのさつまいもと上品なつぶあんが優しく包まれています。

クセになるもちもちとした食感が特徴で、長い世代にわたって老若男女問わず愛されてきました。
どこか懐かしくなる味わいは、埼玉県の「彩の国認定優良ブランド品」にも認定されるほどの美味しさです。
生地であんことお芋を包む作業は、見た目以上に複雑で大変。そのため「いも恋」は、人の手でひとつひとつ丁寧に手作りされています。
スタッフの方の愛情と温もりがつまった、優しい一品ですね。
インパクト抜群の川越名物「元祖日本一なが~い黒糖ふ菓子」【松陸製菓】
続いてご紹介する川越の名物は、松陸製菓の「元祖日本一なが~い黒糖ふ菓子」です。

95cmという驚異の長さを誇るふ菓子は、毎日200本職人さんの手で麩から手作りされています。
「日本一を目指したい」という思いから作られたユニークな商品は、自分で食べるのはもちろんお土産にもぴったり。家族や友人にプレゼントして、ぜひ驚かせてみてくださいね。
松陸製菓があるのは、川越で約30軒ものお菓子店が集まる菓子屋横丁と呼ばれるエリア。
石畳の道に並ぶお店からは、飴や駄菓子、だんごなどの甘い香りが漂い、大人も懐かしさに心躍るスポットです。
昔ながらの秘伝の製法で作る飴は、懐かしくて優しい甘さ。パリパリの飴をコーティングしたいちご飴も大人気です。
川越の名物スイーツ【川越プリン】もお芋づくし!

「川越プリン」は、川越初となるプリンの専門店。
地元埼玉で採れた素材を活かし、職人の手によってひとつひとつ手作りされたプリンは、シンプルながら素材の味が引き立っています。

名物として外せないのが「川越プリン(川越いも)」。
川越産のさつまいもが練り込まれた生地に、サイコロ状のお芋が入ったお芋づくしのプリンです。お芋をより贅沢に味わいたい方は、川越いものプリンにお芋のモンブランとさつまいもチップをトッピングした「どんだけ~芋プリン」がおすすめ。

ほかにも「川越プリン(なめらか)」「川越プリン(河越抹茶)」などのさまざまな味が楽しめます。
期間限定の商品もありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
伝統とこだわりの川越名物グルメ「ねこまんま焼きおにぎり」【中市本店】
かつお節を中心に、煮物やこんぶ、海産物などの乾物や珍しい品々が揃う中市本店。
「良いものをお求めやすい価格で」の思いを初代より受け継ぎ、旨味のある海の幸を届け続けています。
かつお節は鹿児島県枕崎産の本枯節をメインに、厚削りや粉削り、花かつおなど種類も豊富。店内を見て回るのも楽しい時間です。
そんな中市本店の店頭では、金土日月曜日の12時~売り切れまで「ねこまんま焼きおにぎり」を販売しています。
一つ一つ網焼きされるおにぎりは埼玉県産のコシヒカリを使用。
かつお節とこんぶで出汁をとった特製のだし醤油を塗り、仕上げにお店自慢のかつお節やいわし節をたっぷりまぶしてもらえます。
香ばしさと旨みがぎゅっと詰まった焼きおにぎりを、風情ある川越の街並みとともに味わってみてくださいね。
食べ歩きで絶品カレーランチを堪能「お散歩カレー」【COEDO Jam3281】

時の鐘から徒歩2分、裏路地に静かに佇む「COEDO TRADISH CURRY Jam3281」。
こちらのカレーはなんと20年間毎日継ぎ足しされており、深みのあるコクが魅力です。

お店の名物 「お散歩カレー」 はカップに入った食べ歩きスタイルのカレー。 斬新なアイディアとかわいらしい見た目が話題を呼んでいる一品です。
ご飯の上にはカレーのほか、チーズやひき肉、野菜、うずらの卵などを彩りよくトッピング。
辛さも自分で選べるため、辛いもの好きの方も控えめが好みの方も美味しく味わえます。
もちろん、席が空いている場合は店内メニューをゆっくりいただくのもおすすめ。川越散策のお供に、ぜひ立ち寄ってみてください。
川越名物を使った天然氷のかき氷【川越 これがかき氷】
続いてご紹介するのは、弁天横丁のすぐそばにある「川越 これがかき氷」。
築100年以上の長屋を改装した古き良き空間で、ふわふわで美味しいかき氷をいただける専門店です。
こちらのかき氷は南アルプスの天然氷を削って作られているため、頭がキンとなる感覚がないのが最大の特徴。
長い時間をかけて凍っていく天然氷は普通の氷と比べて溶けにくく、とても硬いため、削ることで薄くふわふわの食感が生まれます。

フルーツを贅沢にトッピングしたものや、川越の地酒「鏡山」や河越抹茶を使ったものなど種類も充実していますが、川越らしい人気メニューといえば「富の川越いも」です。
焼き芋にした川越いもと、川越いも焼酎の「富の紅赤」が仕込まれた滑らかな舌触りの逸品。
別添えのカシスソースをかければ、また一味違った良さが楽しめますよ。
川越の名物グルメを味わい尽くそう
この記事では、埼玉県の川越で楽しめる数々の名物グルメをご紹介してきました。
古き良き風情を感じるもの、地元の良さを生かしたものなど、川越はさまざまな魅力に満ちた名物であふれています。
川越にお越しの際は、この土地ならではの名物グルメを堪能してみてくださいね。

ライターです!イラストレーター・映像クリエイターとしても活動しています。遊び心のある場所やアイテム・世界観の作り込まれたスポット・動物・映画が大好きです。