埼玉県秩父市にある「秩父三社」は関東屈指のパワースポットとして知られています。日帰りよし、ゆっくり回って1泊もよしとショートトリップに最適な観光地です。
今回は「秩父三社」の巡り方や、ご利益・御朱印・周辺ランチなどをご紹介します。
※掲載内容は執筆当時のものです。最新情報は事前にご確認ください。
都内に住む、埼玉県在住歴のある主婦ライター。グルメ大好き。子連れでも行けるスポットを探してはお出かけしています。
秩父三社とは？
秩父三社の読み方は「ちちぶさんじゃ」。ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンでも一つ星を獲得している、日本武尊（やまとたけるのみこと）と神犬の話が有名な「寳登山（宝登山）神社」、秩父地方の歴史ある総鎮守である「秩父神社」、日本武尊が創祀したと有名な「三峯神社」の三つの神社のことを言います。
秩父三社は関東で有名なパワースポットとして人気があり、それぞれの素晴らしい社殿や銅像、癒しの環境があり魅力は語りつくせません。
秩父三社おすすめの巡り方は？
秩父三社の回り方ですが、県内からの出発であれば1日で効率よく回りたいですよね。
結論から言うと、秩父三社は「寳登山神社」→「秩父神社」→「三峯神社」の順番でアクセスするのがおすすめ。
秩父三社の真ん中に位置する「秩父神社」は、駅からも近いためサクッと回ることができ、上記のルートがスタンダードなコースです。
電車、車どちらでも1日で回ることが可能です。いちばん離れている「寳登山神社」と「三峯神社」が50㎞程離れており、目安として電車とバスを駆使して約9時間、車でも約7時間の所要時間を見ておくといいでしょう。
それぞれのアクセスもご紹介します。
秩父三社、電車で行く場合のルート
埼玉県の大宮からは、JR高崎線の籠原行きで熊谷駅まで約40分乗車し、熊谷駅から秩父鉄道に乗り換えて秩父駅まで70分です。
※東京から向かう場合は、西武鉄道で池袋駅から西武秩父駅まで特急が出ており80分で着くことができます。
最初の「寳登山神社」へは、秩父駅から徒歩10分の秩父鉄道まで歩きます。その後、秩父鉄道御花畑駅から長瀞駅まで約20分乗車し、下車後徒歩11分で到着です。
次の「秩父神社」へは、秩父鉄道秩父駅まで戻って、駅から徒歩3分で到着です。
最後の「三峯神社」へは、秩父神社から秩父駅まで戻り、西武秩父駅からバスに乗ります。西武秩父駅～三峯神社で約75分、下車してすぐです。
バスの本数には限りがあるので、時刻表を見て計画を立てましょう。
秩父三社、車で行く場合のルート
関越自動車道を利用する場合は、花園ICを出て最初の「寳登山神社」まで約30分です。
「寳登山神社」から次の「秩父神社」まで車で約25分、「秩父神社」から最後の「三峯神社」まで車で約60分です。
また、「寳登山神社」と「秩父神社」には神社の無料駐車場がありますが、「秩父神社」の駐車場は市営駐車場となっています。
1900年の歴史をもつパワースポット【寳登山（宝登山）神社】
宝登山神社がある宝登山は、秩父の山塊の中でも数少ない独立峰の体をしめし、四季折々の自然の美しさに心が和みます。
宝登山神社は、日本武尊（やまとたけるのみこと）が山火事にあった時に、山の神の遣いの神犬に助けられ「神日本磐余彦尊（かんやまといわれひこのみこと）」、大山祇神（おおやまづみのかみ）、火の神の火産霊神（ほむすびのかみ）の3柱を祀ったことで知られている神社です。
神社の参道を進むと二の鳥居があり、本殿への階段が続いています。
さらに山頂にある奥宮は多くの参拝客が訪れる人気スポット。歩くと1時間程かかりますが、ロープウェイで行くこともできます。
寳登山（宝登山）神社のお守り・御朱印情報
宝登山神社のお守りとして有名なのが厄除けです。特に火災盗難よけ・諸難よけの御神徳が高いことで知られています。
また、ご利益として、宝の山に登るという名前から商売繁盛や諸願成就があることでも有名です。
お守りの種類も多いので、見るだけでも楽しいですよ♪
御朱印は、紙のお渡しで500円、御朱印帳は常用と季節のものがあり、常用1500円、季節2000円です。
本殿でも、奥宮でも御朱印をもらうことができますが、奥宮では御朱印を貰える時間は10:00～16:00と限られていますので、間に合うように行きましょう。
周辺ランチ・カフェならココ【ura_hoto（うらほと）】
長瀞駅から徒歩7分、宝登山神社からは歩いて14分、宝登山の麓にたたずむ「うらほと」はランチとカフェが楽しめるお店です。
店内のインテリアやメニューは洗練された印象で、歩き疲れた身体を癒してくれます。
ランチの「うらほとプレート」は、オードブル感覚で食べられるお楽しみプレートです。
スキレットに入った「ダッチ・ベイビー・パンケーキ ハニーレモンと芳醇バター」はハチミツ・レモン・バターの心惹かれる組み合わせのお味です。
社殿の色鮮やかな装飾は見ごたえ抜群【秩父神社】
創建は二千百年以上前として知られている秩父神社は、武蔵国成立以前より栄えた知知夫国の総鎮守として現在に至る歴史のある神社です。
現在のご社殿は、天正20年（1592年）に徳川家康公が寄進されたもので、埼玉県の有形文化財に指定されています。
さらに、知恵の神様と言われる八意思兼命（やごころおもいかねのみこと）をはじめ四柱の神々をお祀りする本殿は埼玉県重要文化財です。
境内の見どころとして、「お元気三猿」「つなぎの龍」「北辰の梟」「子育ての虎」の、社殿の装飾が有名です。色鮮やかで分かりやすい装飾は、見る者をグッと引き付ける力があります。
訪れた際はぜひチェックしてみてください。
秩父神社のお守り・御朱印情報
学問や開運の神である八意思兼命、秩父開拓の祖神が祀られている「秩父神社」。
受験シーズンになると多くの学生たちが足を運び、絵馬への合格祈願を書いて行きます。
ご利益としては学業成就・合格祈願・家内安全・子孫繁栄が期待できますよ。
先ほどご紹介した「お元気三猿」「北辰の梟」「つなぎの龍」など社殿の装飾にちなんだお守りをゲットしたという声も多くあります。
お気に入りのお守りを見つけてみてくださいね♪
御朱印は500円、御朱印帳は1,500円で販売されています。
周辺のおしゃれカフェならココ【泰山堂カフェ】
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秩父駅より徒歩7分、秩父神社からは徒歩2分にある「泰山堂カフェ」。小さなカフェですが、有形文化財に登録されている建物が特徴です。
落ち着いた店内の雰囲気で、おしゃれなカフェメニューを堪能しちゃいましょう。
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定番メニューの「ヌガーグラッセ」。こちらはメレンゲ、生クリーム、アーモンド、ドライフルーツのラム酒漬けなどを冷やし固めたフランスのお菓子です。
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「自家製ジンジャソーダ」は、生姜をはじめ数種類のスパイスの入ったシロップを炭酸で割ったもの。
樹齢約800年のご神木に注目【三峯神社】
雲取山・白岩山・妙法ヶ岳の三山が美しく連なることから「三峯の宮」と名づけられたのが名前の由来として知られる「三峯神社」。
秩父三社の中ではもっとも高い位置にあり、標高は約1,100ｍです。寒い時期は都市部との気温差も大きく、三峯神社だけ積雪になるなんてことも。
天気を確認してから出発することをおすすめします。
三峯神社の入り口には、三ツ鳥居という全国でも珍しい形の鳥居があります。鳥居の左右には、狛犬ではなく、三峯神社の神の使いであるオオカミの像が鎮座しています。
三峯神社の拝殿の前には、樹齢約800年と言われている2本のご神木の大杉が立っています。こちらは定番で人気のあるパワースポット。
現地にも、「神木より発する“氣”は活力そのもの」と説明があります。来訪者が近くへ行けるようになっていますので、ぜひパワーをもらって来たいですね♪
三峯神社のお守り・御朱印情報
三峯神社は日本武尊（やまとたけるのみこと）が創祀したのが始まりとされており、日本で最初の夫婦神である男神のイザナギノミコト・女神のイザナミノミコトが祀られていることでも有名です。
そのため、夫婦和合（夫婦仲良くすること）にご利益があると言われています。
また、三峯神社の神の使いであるオオカミは災難を除けると言われているので、災い除けのご利益も期待できます。
三峯神社のお守りは、色違いで「氣」と書かれたパワーをもらえる物があります。夫婦和合のご利益もあるので、縁結びのお守りを受ける方も多くいるようです。
御朱印は、500円で受けられて御朱印帳は2種類あります（1,500円・3,000円）。
周辺で秩父の名物グルメを味わうならココ【三峰お犬茶屋 山麓亭】
「三峰お茶屋 山麓亭」は三峯神社のすぐわきにあるお店。奥秩父で唯一、名物グルメの「いもでんがく」が食べられるお店です。
お店と席の境目はオープンになっており、標高が高く澄んだ空気の中で食事をすることができます。
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「いもでんがく」は奥秩父大滝町の特産品。みそだれの中にエゴマを使用しています。
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蕎麦など、ランチになるメニューもあります。店内はお座敷もあるのでゆっくりといただくことができます。
「やまめの塩焼き」「三峯だんご」などのワンハンドフードもありますよ。
秩父三社をお参りしてパワーをもらおう！
今回は埼玉県のパワースポット「秩父三社」と、そのご利益やランチ情報、御朱印情報についてお伝えしました。
素晴らしい神社の造りや自然に囲まれた環境など、非日常を感じることができる「秩父三社」は気持ちをリフレッシュしたい時にぴったりな場所。
また、学業のご利益、夫婦和合のご利益などたくさんのご利益がある「秩父三社」。ライフステージの目的に合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。
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