年末が近づいてきましたが、もう来年の初詣先は決まりましたか?
埼玉県には初詣におすすめの神社やお寺がたくさん!初詣の時期を2月まで延ばすなど、コロナの影響で各寺社ともさまざまな対策を取っています。
今回はそんな対応もまとめつつ、2023年の初詣におすすめの神社・お寺6ヶ所をご紹介。埼玉県での初詣先を決める際に参考にしてみてくださいね。
※掲載内容は執筆当時のものです。最新情報は事前にご確認ください。
目次
埼玉で初詣【2023年】新型コロナ制限の緩和で例年とは違う対応も

毎年多くの人で賑わう初詣ですが、コロナの影響で全国の神社やお寺は感染リスク対策としてさまざまな取り組みをしています。
時期をずらした「分散参拝」を呼びかけており、12月から2月まで参拝できる神社やお寺もありますよ。御祈祷や縁起物の授与などの期間も余裕があるので、三が日以外に落ち着いて参拝するのもおすすめです。
また、団体は人数制限を設けている神社やお寺もあるので、事前に確認しておきましょう。
埼玉で初詣① 一番人気の神社【武蔵一之宮 氷川神社】大宮

埼玉県の初詣先といえばさいたま市大宮区の「武蔵一之宮 氷川神社」。
埼玉県で最も初詣客が多い人気の神社で、全国の初詣ランキング上位10位内にランクインしています。関東を中心に多くある氷川神社の総本宮で、2400年以上の歴史がある古社なんですよ。

ご祭神は須佐之男命(すさのおのみこと)、稲田姫命(いなだひめのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)。ご利益は縁結びや病気平癒をはじめ、家内安全、商売繁昌、交通安全、心願成就などさまざまです。
【武蔵一之宮 氷川神社】2023年初詣の情報
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2023年の初詣は、本殿のご祈祷を毎回150名に限定し、1月1日から16日までと、1月22日から
2月6日までの土日に実施。
団体の場合ご祈祷は1社10名までですが、密になる状況と神社が判断した場合は5名までとなり
ます。個人の祈祷は1願種1名までです。
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このほか、車の祈祷は12月31日から1月16日まで休止。御朱印は1月1日から10日までは紙での配布のみです。御札や絵馬、破魔矢など縁起物の郵送も実施しています。
埼玉で初詣② 縁結び玉をGET【川越氷川神社】

縁結びで有名な「川越氷川神社」も初詣におすすめです。
「武蔵一之宮 氷川神社」を6世紀ごろ分祀して創始したと伝わる神社で、大己貴命(おおなむちのみこと)とその両親・祖父母の夫婦神2組、計五柱が祀られています。
ご利益は家族円満や夫婦円満、縁結びなど。特に縁結びのご利益が有名で、遠方からも多くの人が訪れています。
【川越氷川神社】2023年初詣の情報
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2023年の初詣は、元朝祭(新年開運大祈願)の時期を12月24日から2月3日までに延長。
祈願は予約不要で当日申し込みます。受付は9時から17時までで、元日のみ0時から2時と
7時から17時までとなっています。
参列なしのご祈願も可能で、公式サイトで申し込んだ後、神社で授与品を受け取ることができます。
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また、新年の御札やお守り、破魔矢などの縁起物は12月から受け取り可能。御朱印は紙で配布し、初詣期間限定のものは元日から2月3日まで受け取れます。
縁結びのご利益で人気の「縁結び玉」は毎朝6時に整理券を配布し、8時より頒布。通常は1日20体ですが、三が日は特別に50体いただくことができるとのこと!
福銭撒きは中止となります。
埼玉で初詣③ 歴史ある寺院で厄除け【川越大師 喜多院】

初詣は神社だけのものではありません。お寺への初詣も毎年多くの人が訪れていますが、埼玉県でおすすめなのが「川越大師喜多院」。
830年に慈覚大師円仁によって創建された歴史のある寺院で、「厄除けのお大師」様として多くの人に信仰されてきました。27代目の住職に徳川家康に仕えた「黒衣の宰相」として有名な天海がいます。
喜多院の客殿と書院、庫裏は江戸城紅葉山の別殿を移築しています。客殿は幕府第3代将軍の徳川家光が生まれた場所で、天井や襖の装飾は見事の一言ですよ。
【川越大師 喜多院】2023年初詣の情報

2023年の年末年始については、12月19日から1月15日まで、コロナの影響で本堂内、客殿、書院、庫裏、五百羅漢などの拝観は中止するとのこと。
ただし、初詣などで本堂の正面での参拝は可能です。

お正月の初護摩については1月1日から実施。12月30日まで前受付をおこなっており、本堂または郵送で申し込みができます(郵送は12月30日必着)。
なお、護摩祈願参拝の本堂ご入堂については感染症拡散防止・三密回避のため、祈願者ご本人様
または代表者様のいずれかお一人様のみとなります。
また、1月3日は「だるま市」が開催されます。
埼玉で初詣④ 出世のパワースポット【高麗(こま)神社】日高

日高市にある「高麗神社」は毎年約40万人の初詣客でにぎわう神社です。
高句麗から渡来した高麗王若光を主祭神としており、そのほかにも導きの神として有名な猿田彦命や長寿で名高い武内宿袮命を祀っています。

高麗神社は参拝した政治家が相次いで内閣総理大臣に就任したことから「出世明神」としても知られる出世のパワースポットとしても有名です。2022年は出世したい!という人はぜひ訪れてみましょう。
【高麗(こま)神社】2023年初詣の情報

2023年の初詣については、年内の正月先詣(さきもうで)祈願は、行なわず通常の祈願のみとなります。
会社・団体様に限り、年内「先詣(さきもうで)」および1月4日以降で、祈願のご予約を12月26日締切で受付ており、人数制限は行いません。
御朱印は12月15日から1月限定の紙朱印をいただくことが可能。
このほか、三が日にはお札への名前の記入は中止するほか、車の交通安全祈願も休止します。
新年恒例の屋台については1月1日より出店。ただし、神社はコロナ対策の観点から境内やその場での飲食は控えるよう呼びかけているので、買ったものは持ち帰りましょう。
さらに1月中は敷地内全域が禁煙となっています。
埼玉で初詣⑤ 駅近!関東最古の大社【鷲宮神社】久喜

久喜市で初詣におすすめの神社が、「関東最古の古社」といわれる「鷲宮神社」です。
その成立は何と神代の昔で、ご祭神である天穂日命(あめのほひのみこと)と武夷鳥命(たけひなとりのみこと)が大己貴命(おおなむちのみこと)を祀ったことが始まり。
この3柱が祀られており、ご利益は家内安全や縁結びから交通安全まで多岐にわたっています。
12月の「酉の市」の起源の神社としても有名ですよ。
鷲宮神社が一躍有名になったのが、アニメ『らき☆すた』のモデルになったこと。境内では今も『らき☆すた』の絵入りの絵馬が奉納されています。
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アニメのオープニングで登場した神社の鳥居は2018年に老朽化が原因で倒れてしまいましたが、今年の12月に無事復活しました!
【鷲宮神社】2023年初詣の情報
2023年の初詣については、ご祈祷が1日~3日は7:00~19:00、4日以降は9:30~17:00までとなっています。
御守り・御札・御朱印授与所は1日は0:00~3:00・7:00~21:00、2日~3日は7:00~19:00
4日以降は9:00~17:00までです。
屋台は1日~3日までは駐車場へ移転しています。なお、境内での飲食はしないようご注意ください。
舞殿では国指定重要無形民俗文化財の「鷲宮催馬楽神楽」を鑑賞できますよ。
このほか、らき☆すたのオリジナルグッズなどが売られる「初売り」も開催されるようです。
埼玉で初詣⑥ 関東唯一厄除けと開運の同時ご利益【龍泉寺】熊谷

最後にご紹介するのは、熊谷市にある龍泉寺。「日本三大厄除け開運大師」として1200年の歴史を持つ古い寺で、関東では唯一、厄除けと開運の利益を同時に得ることができます。
ご本尊も「厄除け金色大師」「開運金色大師」と2体お祀りしており、三が日限定で特別開帳されています。
【龍泉寺】2023年初詣の情報
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2023年の初詣大祈願祭は1月1日から9日まで。入場前に参拝者の検温・消毒をするなどのコロナ対策を徹底して開催します。
護摩祈願は三が日と1月7日~1月9日が9時から17時まで、それ以外はの日は時間が異なるため
ホームページをご確認のうえおでかけください。
入場は祈願者のみ。護摩祈願に参加しなくても祈願した札を持ち帰ることが可能です。

三が日には授与枚数を多めにして、初詣限定の切り絵御朱印も1月1日から1万枚配布予定です。

さらに江戸時代から続く県内最古の「だるま市」も同時開催されます。
焼きそばやたこ焼きなどの屋台も出店されるとのことですから、正月らしい賑やかかつ華やかな
雰囲気になりそうですね。
ただし、寺院内での飲食は禁止されているので注意しましょう。
埼玉県の神社やお寺に初詣に行こう!

埼玉県には初詣にぴったりの魅力的な神社やお寺があります。
分散参拝対策をはじめ、各寺社ともコロナ対策はしっかり行っていますが、自身も参拝の際はマスクをするなどのルールを守り、礼儀正しくお参りしましょう!

旅行メディアから出産を機に独立した、埼玉県在住のフリーライターです。得意分野は旅行と歴史と食事。最近、公園やテーマパークを中心とした県内の幼児連れのお出かけ先には詳しくなりました。埼玉県の魅力を皆様に伝えられるよう、頑張ります!