埼玉のご当地グルメというと何を思い浮かべますか?
埼玉県民なら誰もが知る名物・大宮ナポリタンやスイーツ代表の雪くま、名前は聞くけど食べたことがない行田のゼリーフライ・・・などなど。
埼玉で人気のご当地グルメ情報をまるっと調査しました!旅行気分でご覧ください♪
※掲載内容は執筆当時のものです。最新情報は事前にご確認ください。
埼玉のご当地グルメといえば!ボリューム満点の【大宮ナポリタン】

まずご紹介するのはさいたま市・大宮エリアの「大宮ナポリタン」。
「大宮ナポリタン」を名乗る条件はふたつ。一つは、旧大宮市内に店舗があること、二つ目は埼玉県産の野菜を1種類以上使用していること。地産地消の取り組みにも一役買っているサステナブルなメニューです。
現在加盟店は40店以上あり、それぞれの飲食店で個性豊かな「大宮ナポリタン」を食べることができます。
もちもちの太麺にたっぷりのトマトケチャップ。どかんと盛られたボリュームが特徴のお店が特に多いようです。
公式HPには「大宮ナポリタンMAP」が掲載されているので、ナポリタン巡りの参考にしてみてください。公式インスタグラムも随時更新されており、様々な大宮ナポリタンを紹介しています。
ぜひ、あなた好みの「大宮ナポリタン」を見つけてくださいね。
埼玉のご当地グルメ!食べたことある?行田の【フライ・ゼリーフライ】

「聞いたことはあるけど、食べたことはない・・・」という方も多いかもしれない埼玉は行田のご当地グルメ、「フライ」「ゼリーフライ」をご紹介します。
まずは「フライ」ですが、揚げ物を想像するのは大違い。行田のフライはお好み焼きのような見た目の焼き物です。
作り方もお好み焼きによく似ていて、水で溶いた小麦粉を鉄板の上で焼き、その上にネギや肉、卵などお好みの具を入れます。食べる際にソースや醤油だれをつけるのが特徴です。
食感はお好み焼きよりも軽く、クレープのようにふわりとしたもの。食事未満おやつ以上といったところでしょうか。気取らない味が、長く愛される秘密でしょうね。

続いて「ゼリーフライ」。ゼリーのフライ?それともまた揚げ物ではなく焼き物?名前だけではどんなものか想像が付きにくいご当地グルメです。
こちらは衣のないコロッケのような小判型の揚げ物。おからを主として、じゃがいもやねぎ、人参などをまとめて揚げたものです。
名前の由来ですが、小判のような見た目から、「銭フライ」がなまって「ゼリーフライ」になったという説が有力です。ソースをたっぷりかけていただく「ゼリーフライ」も「フライ」と同じく素朴な味わいで、子どもたちの小腹を満たすにはぴったりのおやつです。
行田では街をあげての取り組み「行田花手水week」も大人気。観光のついでに、ぜひ食べてみてくださいね。
埼玉の特産品を使ったご当地グルメ【北本トマトカレー】

さて、次は「北本トマトカレー」をご紹介します。その名の通り北本市の特産品であるトマトをたっぷりと使ったカレーで、「埼玉B級ご当地グルメ王決定戦」で優勝を果たしたこともある人気の商品です。
その定義は「ライスをトマトで赤くすること」「ルーにトマトを使用すること」「トッピングにトマトを使用すること」の3つ。まさにトマトづくしのカレーです!
旨味と酸味のバランスが良い「北本トマトカレー」なら、トマト嫌いの人もトマトを克服できちゃうかも?!よこすかカレーフェスティバルや土浦カレーフェスティバルなど、名だたるカレーの祭典ですばらしい成績を残したことも納得の美味しさです。
そんな北本トマトカレーは埼玉県内では北本市や鴻巣市、伊奈町などの13店舗で食べることができます。
レトルトカレーやカレーフレークなどの商品も販売しているので、気に入ったら家庭でも手軽に食べられるのが嬉しいですよね。今日の夕食は埼玉のご当地カレーで決まりです♪
埼玉に来たら食べておきたいご当地グルメ♪【浦和のうなぎ】

浦和には老舗のうなぎ屋さんが数多くあることをご存知ですか?埼玉のご当地グルメ、4つ目は「浦和のうなぎ」です。

浦和駅前のやなせたかしさんがデザインした浦和区のマスコットキャラクター「うなこちゃん」も浦和区民ならおなじみのはず。
かつて沼地が多く、鰻が採れることもあった浦和。中山道を行き交う人々へのもてなしを込めて提供されたうなぎの味の良さが評判となり、うなぎが採れなくなった現在でも、その歴史は引き継がれています。
高級品として少々敷居の高いうなぎ専門店ですが、浦和では例年5月に「さいたま市浦和うなぎまつり」が開催されます。
香ばしいうなぎのかば焼きの実演販売や和太鼓、地元の和菓子店があんみつを出したりと、かつての宿場町の賑わいが想像できますね。
お祝いや会席の際には、「浦和のうなぎ」専門店へ集まることもぜひ検討してみてください。
埼玉のご当地スイーツ♡【熊谷の雪くま】

「あついぞ!熊谷」のキャッチフレーズでおなじみ、毎年高温を叩き出す熊谷市のご当地スイーツ「雪くま」。ふわふわのかき氷ですが、「雪くま」を名乗るにあたって3つの条件をクリアしなければなりません。
①熊谷のおいしいお水で作った氷を使用すること②雪のようにふわふわした食感を楽しめること③お店オリジナルのシロップや食材を使っていること。
口に入れるとふあ~っと溶けていくような優しい食感と、店ごとに違う味のシロップは見た目とは裏腹に、ぺろりと食べられます。
ウェブ上でも見られる「雪くまガイドくまがや」には、様々な雪くまが写真とともに紹介されています。どれも立派な「料理」と言えるような食べてみたくなる雪くまがいっぱいで、夏を待たずに熊谷へ行ってみたくなりますね!
他のスイーツと比べて、カロリーが低めなかき氷だから2店、3店と巡ってみるのも楽しいかも。ぜひ、お気に入りのお店を見つけてくださいね。
川の国・埼玉を象徴するご当地グルメ【こうのす幅広うどん】

「海なし県」と呼ばれて久しい埼玉、実は「川の国」という二つ名があることをご存知でしょうか?実は埼玉県の河川面積は日本一(!)。日本最長の川幅は鴻巣市と吉見町の間を流れる荒川なんです。
その川幅はなんと2,537m。広~い!その広い川幅にちなんで作られたのが「こうのす川幅うどん」。幅広でなじみ深いきしめんなんて目じゃない、もはやラザニアと見まごうほどのうどんを見てください!
温かいものも冷たいものもありますが、共通しているのはもちもち、つるつる、ぷるぷるの食感。
鴻巣市内の十数店舗で味わうことができるほか、お土産用を販売しているお店もあります。また、「川幅グルメ」としてうどんの他「川幅ロールケーキ」や「川幅鉄火丼」「川幅とんかつ」なども。
どれも見た目のインパクトに驚き、食べて納得の楽しいグルメです。ぜひ、足を運んでみてくださいね。
埼玉のご当地グルメといえば深谷の【煮ぼうとう】

うどん系グルメからもうひとつ。花や野菜の生産量が多いことで有名な深谷市の「煮ぼうとう」です。
先程紹介した「こうのす幅広うどん」よりも少し細め(とはいってもきしめんのように太いです!)、少し厚めのもっちりした麺に、名産の深谷ねぎをはじめとした野菜がたっぷり入った一品です。
生麺から煮込んでいるため程よいとろみがあり、醤油ベースで万人受けの「深谷煮ぼうとう」。新紙幣の顔となった渋沢栄一も好んで食べたとか!現在でも命日には「煮ぼうとうの会」が開かれ、鍋を囲んで追悼するのだそうですよ。
そんな煮ぼうとう、深谷市内で食べられる一覧は深谷市のサイトからも見られます。家庭用のレシピも掲載されているので、深谷はちょっと遠いかな・・・という方も、ぜひ作ってみてくださいね。
埼玉の隠れたご当地グルメ【川越太麺やきそば】

うどん、ほうとう、と来たら次は焼きそばです。麺類が大好きな埼玉県民ですが、川越では「川越太麺焼きそば」なるものが人気です。
その名の通りもっちり太めの麺を濃いめのソースで味付けしたパンチのある焼きそばには、目玉焼きのトッピングがお約束。これを食べたら、普通の焼きそばではもう物足りなくなるかもしれません!
市内の専門店や居酒屋、お寺の境内など様々なところで食べられる川越太麺焼きそばは、リーズナブルなところも市民の人気の秘密。
川越観光の際のちょっとしたおやつやさっと済ませたいお昼ごはんに「川越太麺焼きそば」、ぜひ召し上がってみてください。
埼玉のご当地グルメ♪秩父地方から4つご紹介
埼玉のご当地グルメをいくつかご紹介してきましたが、ここからは秩父グルメに絞ってお伝えしたいと思います!
観光名所や自然がたっぷりの秩父ならではのおいしいご当地グルメ、秩父さんぽの参考にしてくださいね。
【わらじカツ丼】大きさ驚き!味に納得!

一目みればその名付けの理由に納得、わらじのように巨大なカツが乗った「わらじかつ丼」をご紹介します。
どんぶりの上に収まり切らないカツでご飯はまったく見えません!揚げ物好きにはたまらない秩父の「わらじかつ丼」ですが、ちょっぴり甘いタレがかかっているのが特徴。
平たくサクッと揚げてあるので、見た目ほど重たくないのも嬉しいですね。
「わらじカツ丼」の発祥だと言われている安田屋 小鹿野店をはじめとして、秩父市内や小鹿野町周辺の多くの店で食べることができます。ぜひ、お腹をすかせて行ってみてくださいね。
【豚みそ丼】甘辛ジュワッ!がたまらない

つづいての埼玉ご当地グルメ秩父部門は「豚みそ丼」です。
見るからに食欲をそそるビジュアルに、焦げた味噌の香ばしさ・・・日本人は米食だ、と魂が叫び出すのを感じます。
秩父の「豚みそ丼」のルーツは、イノシシ肉を味噌漬けにして保存していたことからきているとか。豚みそ丼の元祖である、「野さか」で秩父の伝統食であるこの味噌漬けを食べやすく応用して「豚みそ丼」が生まれたのだそうです。
味噌に漬けた豚肉を炭火でじっくりと焼いているのが特徴で、分厚くてもやわらかな食べ応えはそのため。
「豚みそ丼ならどこも同じでしょ」と思うなかれ!お店によって玉子や紅ショウガ、ネギなどのトッピングは様々です。漬けこむ味噌の甘辛具合もそれぞれですから、ぜひ、2つ3つと食べ比べてみてくださいね。
【くるみそば】さっぱり・こっくり楽しむお蕎麦

ガツンとしたご飯ものが続きましたが、美味しい水でしめたお蕎麦も秩父名物のひとつ。
なかでもくるみダレでいただく「くるみ蕎麦」はご当地グルメとして掲げたい逸品です。
くるみをピーナツバターのようにすり潰し、そばつゆと合わせたくるみダレは香り高く、また見た目よりもさらりとした食べ応えです。
お店によってはくるみを粗めに摺って使うところや、すりゴマとあわせてさらにコク深く仕上げているところも。
秩父の「くるみ蕎麦」もまた、他のご当地グルメと同じく食べ比べしてみたくなりますね。
秩父のご当地グルメ【味噌ポテト】は外せない

秩父のご当地グルメなのに「アレ」が出てこない・・・と思っていたお方、多いんじゃないでしょうか。
秩父のみならず埼玉県民に人気のご当地グルメ、「みそポテト」です!
ふかしたじゃが芋を油で揚げ、甘い味噌ダレをつけた品で、飲食店だけではなく道の駅や観光地でも串に刺して売られています。
要するに味噌ダレがついてる芋の天ぷらでしょ?というお声が聞こえてきそうですが、その通りです!その通りなのに、美味しくて見かけるとついつい買ってしまう・・・それがみそポテトの魅力のひとつではないでしょうか。
もともとは農作業の休憩中の「小昼飯」として食べられてきたみそポテトは、素朴で腹持ちが良く、今も昔も子どものおやつやお酒のおつまみとして人気です。
甘めのたれがオーソドックスですが、店舗によってゆず風味やピリ辛味など様々な工夫が凝らされています。
思った以上にお腹がいっぱいになるので、おやつに食べるなら家族や恋人、お友達とシェアするのがオススメですよ♡
埼玉のご当地グルメはおいしい知恵あり歴史あり

埼玉のご当地グルメをいくつかご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
埼玉県民でも、まだまだ食べたことがない!という美味しいグルメがきっとあるはず。
今度のお休みには、観光気分で埼玉の各地を、グルメツアーしてみてはいかがでしょうか?新しい埼玉の魅力を見つけられるはずです。

埼玉県を楽しむ為のおすすめグルメ情報をはじめ、埼玉県民も知らなかった目からウロコの情報をお届けします。