「ムーミンバレーパーク」は、自然と一緒にムーミンの世界を五感で体験するテーマパークです。
今回、2021年12月にリニューアルオープンした「ムーミンバレーパーク」の新たな見どころや北欧を感じる食事、おすすめのお土産をご紹介いたします。
※掲載内容は執筆当時のものです。最新情報は事前にご確認ください。
目次
ムーミンバレーパークがリニューアルオープン!

2021年12月10日にリニューアルオープンした「ムーミンバレーパーク」。リニューアル後のテーマは、「Well-being」です。「Well-being」は、「幸福」や「健康」、そしてそれが続いていくこと。まさにムーミン谷の仲間たちのことですよね!
ムーミンバレーパークで考える「Well-being」は、「心もからだも心地よい状態が継続すること」です。新しいムーミンバレーパークは、今までと変わらずゆったりとした楽しい時間が過ごせ、その心地よさが日々の生活までずっと続く、ヒントをくれるようなテーマパークになりました。
主なポイントは7つあります。
今までパーク内の一部でしか会えなかったムーミンや仲間たち。これからは、パーク内を歩いていると、「偶然ムーミンに会えた!」というサプライズもありますよ。
お気に入りのキャラクターを探す散歩もいいですね。
など、多くのポイントがあります。新たなムーミンバレーパークの魅力は、このあと詳しくご紹介いたします。
ムーミンバレーパークのチケット料金

リニューアルした「ムーミンバレーパーク」のチケットは、「1デーパス」のみです。
今までは、「入園チケット」と「1デーパス」の2種類ありましたが、1種類のチケットになって分かりやすくなりました。
料金は、おとな(中学生以上)3,200円(税込)、こども(4歳以上小学生以下)2,000円(税込)、3歳以下無料です。「1デーパス」の料金は、今までよりお得になりましたよ。
前売り券を購入すると、それぞれ200円引きにもなります。「1デーパス」で、ムーミンの世界を思いっきり楽しめますね!
ムーミンバレーパークの駐車場情報
ムーミンバレーパークに車で行かれる方は、メッツァの平面駐車場(P1)と立体駐車場(P2)を利用できます。
お正月やGW、お盆休みなど有料になる場合もありますので、事前に公式サイトの駐車カレンダーをご確認ください。
また、土日祝日には「メッツァビレッジ」で5,000円(税込)以上の買い物や食事をすると、駐車料金が無料になります。
ムーミンバレーパークでの買い物などは対象になりませんので、ご注意ください。オートバイや自転車の場合は、いつでも無料で駐輪場を利用できます。
ムーミンバレーパークの見どころ・アトラクション
ムーミンの世界観をより感じられるアトラクション体験は、ぜひ参加しておきたいところです。
そこで、見どころ満載の施設を6ヶ所、ご紹介いたします。
【ムーミン屋敷】パークのシンボル

まずは、パーク内で一番の見どころである、「ムーミン屋敷」です。青い壁に赤茶屋根は、ひときわ目立ちますよね。
ムーミン一家の生活がのぞき込める「ムーミン屋敷」は、ムーミンパパ自身が設計して建てた理想の家です。中に入ると、まるで物語の世界に飛び込んだかのような気分になれます。
地下には貯蔵庫、1階はキッチンとダイニング、2階はリビングとムーミンパパ・ママの部屋、3階はムーミンやリトルミィの部屋、そしてゲストルームがあります。屋根裏部屋にあるムーミンパパの書斎も見逃せませんね。
それぞれの部屋を見ていると、ちょっと前までそこにムーミンたちがいたような気がして、照れて隠れているのでは?と思うくらい、ムーミン一家の生活があふれています。
また、部屋に飾られた北欧インテリアを見ていると、真似をしたくなります。地下の貯蔵庫では、扉の丸い窓をのぞいてみてください。ニョロニョロが発電中ですよ。
そのほかにも、隠された仕掛けがたくさんありますので、ぜひ探してみてください。
【コケムス】ムーミン達の物語を立体的に再現!
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つぎに、作者トーべ・ヤンソンやムーミンの世界をもっと知りたい、という方におすすめの「コケムス」です。
フィンランド語で「体験」を意味する「コケムス」は、作者トーベの生涯を通じて、ムーミンの物語を深く知ることができる展示施設になっています。
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「コケムス」のなかでも、2階から3階の吹き抜けいっぱいに広がる、巨大なムーミン谷のジオラマは壮観です。15分ごとに移り変わる風景は、いつまでも見ていたくなります。
1階の入り口では、壁に描かれたツタに潜むキャラクターに注目してくださいね。奥では、作者トーベとムーミンたちがお出迎えしてくれます。
物語の世界は、3階から始まりますよ。3階の「ムーミン谷の自然」は、立体的な展示を観るだけでなく、体感しながらムーミンの物語を知ることができます。
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また、トーベ・ヤンソンが最初に出版した絵本「それからどうなるの?」では、物語の世界に入り込んで体感していきます。モノクロの不思議な世界からカラフルな世界への変化も楽しんでください。
2階の「ムーミン谷のギャラリー」には、個性的なキャラクターたちが勢揃いです。
ムーミン通をめざして、何種類のキャラクターを知っているか試すのも面白いですよ。多くのムーミン作品にふれていると、まだまだ知りたくなりますね。
【エンマの劇場】歌とダンスで楽しもう♪

つづいては、子どもはもちろん大人も楽しめる「エンマの劇場」です。
リニューアルした「ムーミンバレーパーク」では、ムーミンたちと一緒に歌って踊れる、参加型の「ダンス・ダンス・ウィズ・ムーミン」ショーに変わりました。
ショーの上映は、12:00と14:30の2回、15分ずつです。ムーミンたちがリードしてくれるので、お子さんも楽しく踊ることができます。
以前に上映したショーを見てみたいという方は、コケムス2階の映像スペース「トーベの記憶シアター」で楽しめます。雨の日もいいですね。
また、ムーミンバレーパークの公式サイトから動画を観ることもできます。おうち時間も、ムーミンたちと一緒に歌って踊れますよ。
【リトルミイのプレイスポット】リトルミイのいたずらにドキドキ

毒舌、だけどにくめない可愛らしさをもつ、リトルミイが登場します。
「ムーミン谷エリア」にある「リトルミイのプレイスポット」は、リトルミイのいたずらにハラハラする物語を観ながら、案内のガイドさんと一緒に楽しく物語に参加する、シアター型体験施設です。
「リトルミイのプレイスポット」を体験すると、ミイのファンになりますよ。そのときは向かいにある、リトルミイグッズ専門の「リトルミイの店」に立ち寄ってみてください。
ムーミンバレーパークでしか買えないリトルミイグッズが揃っています。
【海のオーケストラ号】冒険に出かけよう!

つづいては、ムーミンパパたちと一緒に、冒険の旅に出ましょう。
ムーミンパパが若い頃、スナフキンのお父さんやスニフのお父さんと一緒に、「オーケストラ号」に乗って冒険の旅にでました。その冒険を体験できるのが、体感モーフィングシアター「海のオーケストラ号」です。
スクリーンから床面にかけて広がる美しい映像や迫力の音、風や水の演出、びっくりする仕掛けなど、躍動感ある演出にどんどん引き込まれ、一緒に冒険をしているような感覚が楽しめます。
アトラクションのあとは、向かいにある「ニブリングの店」にも立ち寄ってみてください。
「なんでもかじってしまうニブリング」のぬいぐるみなど、「海のオーケストラ号」に出てくるキャラクターたちのグッズが揃っています。
「ニブリングの店」には楽しいゲームもあり、成功するとニョロニョロのぬいぐるみが手に入りますよ。
【ヘムレンさんの遊園地】自然を活かしたアスレチック

さいごに、パーク内で最も自然豊かな「おさびし山エリア」の「ヘムレンさんの遊園地」です。
「ヘムレンさんの遊園地」は、「ムーミン谷の仲間たち」に登場する「しずかなのがすきなヘムレンさん」のストーリーをモチーフにしています。
ヘムレンさんの温かさを感じる遊具で、小さなお子さんが元気いっぱい体を動かせる場所です。

ツリーハウスの中を自由に動き回ったり、自分でペダルをこいでメリーゴーランドを動かしてみたり、「きのこの黒板」にお絵かきをしてみたり、ワクワクがつまったアスレチックになっています。
対象年齢は6歳から12歳で大人は楽しめませんが、見ているだけでワクワクしてきますよ。
また、フィンランド発祥のスポーツ「モルック」のキットを貸し出しています。「モルック」は、「モルック=木製の棒」を投げて「スキットル=木製のピン」を倒すスポーツです。ご家族でいかがですか。
自然と一体となって思いっきり体を動かす子どもの姿を見ているのも、心地よい時間ですね。
ムーミンバレーパークで食事も楽しもう♪
ムーミンバレーパークでは、ムーミンの世界観を堪能できる空間の中で、北欧の家庭料理やスイーツなどのオリジナルメニューが楽しめます。
食事をしながらムーミンの魅力を体感できる、4つの場所をご紹介いたします。
ゆったりとしたカフェスペース「レットゥラ ラウンジ」

まずは、リニューアルオープンしたカフェです。
「はじまりの入江エリア」にあった「パンケーキレストラン」は、「レットゥラ ラウンジ」になりました。美味しいパンやコーヒーなどが味わえる「レットゥラ ラウンジ」では、「シナモンロール」(300円税込)がおすすめです。
店内に入ると、シナモンロールの香りが広がり、自然と食べたくなるでしょう。焼きたてのシナモンロールが食べられる、嬉しいタイミングもありますよ。
宮沢湖を眺めたり、原作小説を読んでみたり、ボードゲームを楽しんだり、そのときの気分でゆったりした時間が過ごせます。開放感あるテラス席で、自然と調和するのもいいですね。
しっかり食事を楽しみたいときは「ムーミン谷の食堂」

つづいては、北欧らしい家庭料理が楽しめる「ムーミン谷の食堂」をご紹介いたします。
店内は夜の森にいるかのような雰囲気。まるでムーミン一家のパーティーに招かれたようです。
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「ムーミン谷の食堂」では、北欧の定番であるミートボールをメインにした「ミートボールセット」(1,600円税込)が味わえます。
6個のミートボールに、マッシュポテトとリンゴンベリージャムが添えられ、ジャムの甘酸いアクセントがクセになる味です。

小さなお子さんには、「キッズミールバケット」(1,500円税込)がいいですね。ムーミン屋敷のバケットや「何でもエプロン」は、思い出に持ち帰れますよ。
約400冊のムーミン書籍が楽しめる「ライブラリーカフェ」

つづいてご紹介するカフェも、リニューアルオープンした場所です。
コケムス2階にあった「ショップ&カフェ」が、「ライブラリーカフェ」になりました。フィンランドの図書館にいるような空間には、子どもから大人まで楽しめるムーミンに関する本が、約400冊も置いてあります。
そこに併設されたカフェでも、シナモンロール(300円税込)が食べられますよ。
北欧のスイーツパンを味わいながらムーミンの世界に触れていると、北欧を旅した気分になれるでしょう。テラス席からは、ムーミン屋敷が見れるのもいいですね。
小腹が空いたときにちょうどいい「テイクアウトフード」

さいごに、手軽に食事を済ませたいときにおすすめのテイクアウト専門、「テイクアウトフード」です。
オリジナルホットドッグやグリーンレモネード、クラフトビールなどが楽しめます。広々とした屋外で食べたいときにいいですね。
ムーミンバレーパークのおすすめのお土産

ムーミンバレーパークに訪れたら、ムーミンの世界を自宅まで持ち帰りたくなりますよね。また、周りの人に、楽しい思い出のおすそわけをしたくもなるでしょう。
パーク内でお土産が買える場所は、6ヶ所です。
「はじまりの入り江エリア」にある「はじまりの店」や、「コケムス」1階の「ムーミン谷の売店」をはじめ、貴重なグッズが揃う小さなショップが4店舗。
ここでしか買えないオリジナルグッズが揃い、品揃えは世界最大級です。可愛いグッズがたくさんあり、迷ってしまいそうですね。
そこで、おすすめの人気商品を4つご紹介いたします。
ハウス型キャニスター缶チョコインクッキー 1,620円(税込)
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まずご紹介するのは、「ハウス型キャニスター缶チョコインクッキー」(8個入/1,620円税込)です。
パークのシンボル、ムーミン屋敷をモチーフにした缶は、店内でも目立つ存在ですね。缶には、窓からのぞくムーミンたちが描かれていて、キャラクターを見つける楽しさもあります。
とろっと濃厚なチョコが詰まったサクサククッキーには、ムーミンバレーパークのロゴ付き。食べるのがもったいなくなる可愛らしさです。
クッキーを味わった後の缶は、コーヒー豆や紅茶入れにもいいですね。インテリアにもなり、おうち時間が楽しくなるでしょう。
アソートクッキー 1,400円(税込)
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つづいては、色鮮やかな缶に入ったアソートクッキー(12枚入/1,400円税込)です。
ムーミン谷の仲間たちがデザインされた缶は、見ているだけでワクワクします。缶を開けると、カラフルな袋に描かれた仲間たちに、さらに心弾みますよ。
クッキーは、バター、ストロベリーホワイトチップ、ココアアーモンド、キャラメルヘーゼルナッツの4種類が3枚ずつ入っています。
袋に描かれたキャラクターに合わせたようなフレーバーのクッキーは、香り豊かでサクサクです。缶の中に何を入れようか考えるのも楽しいですね。いつまでも持っていたくなります。
オリジナルのぬいぐるみ
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つづいてご紹介するぬいぐるみは、テーマパーク定番のお土産ですよね。ムーミンバレーパークでは限定のぬいぐるみが揃い、人気を集めています。
さまざまなサイズが揃うムーミンをはじめ、いたずら顔が愛くるしいリトルミイ、2021年12月に新登場したスナフキンなど、ふわふわの手触りがずっと触っていたくなります。
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なかでも、ムーミンバレーパーク限定の「アングリーフェイス」(3,300円税込)や「ナーバスフェイス」(3,080円税込)のムーミンはおすすめですよ。
なかなか見ることができないムーミンの表情は、ムーミンファンだけでなく、多くの人に愛されています。
子どもにも喜ばれるぬいぐるみは、インテリアとして飾ると、ムーミンの世界に仲間入りしたような温かい空間になりますね。
アラビアのオリジナルマグ
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さいごに、アラビアのオリジナルマグをご紹介いたします。アラビアは、フィンランドで140年以上愛されている陶磁器ブランドです。
日本でも多くのコレクターがいるアラビアのムーミンシリーズは、ムーミンバレーパークでも多くの種類が色鮮やかに並んでいます。
なかでも、ムーミンバレーパークのために作られた、限定のマグ(4,455円税込)はおすすめです。
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限定マグには、ムーミン一家と仲間たちが一列になってどこかに向かう様子が描かれています。
このデザインは、作者トーベが当時のノルディックユニオン銀行のために描いたイラストがもとになっています。デザイナーが作者トーベのイラストを見て、「ムーミンバレーパークのオープンを心待ちにしていた人たちが急いでいる様子」を思い浮かべたと、語られています。
マグの底には、ムーミンバレーパークのスタンプが付いた特別な商品です。マグから見えるムーミンの世界も素敵ですね。
ムーミンバレーパークは犬やペットも入場OK!

ムーミンバレーパークでは、大好きなペットと一緒にのびのびと散歩ができるのも、魅力のひとつです。買い物や食事も同伴可能なエリアがありますので、ご紹介いたします。
入店する際は、ドギーキャリーなどを利用して入店しましょう(盲導犬・聴導犬・介助犬を除く)ペットを抱えての入店は出来ませんのでご注意ください。
2店舗ともテラス席のみ、利用ができます。
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また、ムーミンバレーパークでは、ワンちゃんと一緒に楽しむ特別なイベントを定期的に開催しています。
例えば、2月14日から2月20日までは、「かわいい犬のしっぽウィーク」を開催していました。
ワンちゃんと一緒にアトラクション体験ができたり、ワンちゃんと一緒に撮った写真がラテアートになったり、今までにない、ムーミンバレーパーク初のイベントになりました。これからのイベントにも目が離せませんね。ぜひ今後もチェックしてみてください。
また、ペット同伴で入場する際は、事前に注意事項の確認をして楽しんでください。
ムーミンバレーパークは赤ちゃん連れや子連れにもおすすめ!
ムーミンバレーパークは、赤ちゃんや子どもと一緒に訪れても安心して楽しめます。
今回のリニューアルで、新たに「ウェルネススペース」や「キッズスペース」ができて、さらに過ごしやすくなりました。
「ウェルネススペース」は、写真スタジオがあった場所です。このスペースには、授乳室とおむつ台、奥には救護室があります。ムーミン柄の壁紙が、リラックスする空間を作っていますよ。
授乳室は試着室のように仕切られていて、テーブルや椅子も置いてあるので、ゆっくり授乳ができます。ムーミンのブランケットが置いてあるのも嬉しいですね。

また、コケムス2階にあった「ワークショップ」は、「キッズスペース」に。ソフトブロックなどのおもちゃやムーミンの絵本が置いてあり、ムーミンの世界を学んで遊べる、子どもがワクワクする場所です。
なかでも、ガラスにいたずら書きができるのは、好奇心をくすぐられますね。絵本の読み聞かせワークショップも開催しています。小さなお子さんが外で遊び飽きたときや、雨の日にもいいですね。
いろんな人が集まるムーミンバレーパークはたくさんの学びがある場所

ムーミンバレーパークは、ムーミンたちやスタッフが、「赤ちゃんも子どもも大人もペットも楽しんで!」と迎えてくれるところがいいですね。
ムーミン谷の仲間たちは個性豊かで、それぞれが違うキャラクターがあります。その違うものを受け入れて楽しく生活をしているのが、ムーミン谷の魅力です。
ムーミン谷の良さが、パーク内にもつまっています。訪れるたびに新しい学びがあるムーミンバレーパークを、みんなで楽しんでください。
ABOUT USこの記事を書いた人
埼玉で生まれ育ち、40年以上埼玉に住む、生粋の埼玉人です。埼玉の魅力を楽しく発信していきます!