桜の名所として埼玉県内でも一、二を争う人気を誇る熊谷桜堤。
1990年には日本さくらの会により「さくら名所100選」として選出され、毎年多くの花見客でにぎわいます。弘前公園や北上展勝地など有名な桜の名所に引けを取らない場所ですから、花見好きならぜひ押さえておきたいところです。
今回は、熊谷桜堤の歴史に加えて、開花情報のチェックや近隣の駐車場についてご紹介します。
※掲載内容は執筆当時のものです。最新情報は事前にご確認ください。
熊谷桜堤の歴史について
熊谷桜堤の始まりは今から約400年前、熊谷を治めていた北条氏邦が治水事業の一環として築いたこととされています。
多くの桜が植えられ、花見の時期には地元の住民だけでなく江戸からもたくさんの人が満開の桜を楽しみに訪れました。
1925年の「熊谷の大火」で桜を消失したのち、一時期は衰えを見せたものの、1952年から開始された復興事業を経て今日のような美しい桜並木へと生まれ変わっています。
先にも少し触れましたが、1990年には「さくら名所100選」に選出され、桜堤のシンボルとして記念碑も河川敷内に設置されました。
熊谷桜堤の開花状況はどこでチェックできる?例年の開花時期も
熊谷桜堤の桜の開花は例年3月下旬ごろから。
「熊谷観光局」の公式サイトでは、3月20日前後から開花状況を写真とともに掲載してくれています。お出かけのご予定はぜひそちらも参考にしてみてくださいね。
また、4月上旬の桜の開花時期にあわせて一週間ほど開催される「熊谷さくら祭」も毎年人気です。
多くの花見客と50店以上の出店が賑わいを見せる中、夜間にはライトアップされた桜を楽しむことができます。2024年には熱気球登場体験ができる日もあり、桜並木を上から眺めるというまたとない経験を楽しんだ人も多かったようです。
熊谷桜堤へのアクセス情報はここをチェック
熊谷市や、熊谷桜堤を初めて訪れる方に向けて、アクセス情報を記載します。
【熊谷桜堤へ車で行く場合】
関越自動車道の「東松山IC」で下車。その後、県道173号線に入り、国道407号線を目指します。国道407号線に入った後、南に30分程進むと熊谷桜堤周辺に到着します。
カーナビを利用して訪問する場合は、「埼玉県熊谷市河原町2」と住所を入力するとスムーズに到達できるでしょう。
【熊谷桜堤へ電車で行く場合】
JR上越・北陸新幹線、高崎線、秩父鉄道、「熊谷駅」の南口を出てください。駅舎を背にして、ロータリーからまっすぐ南に向かって5分程度で熊谷桜堤に到着します。
熊谷桜堤は最寄り駅から徒歩5分と電車で訪れやすいスポットですので、とくに混雑するお花見シーズンには公共交通機関でのお出かけをおすすめします♪
熊谷桜堤の近くの駐車場情報
熊谷さくら祭りの開催期間中には、荒川河川敷に無料の駐車場が設けられます。ただ、はやり土日祝日はたいへん混みあうため、時間に余裕をもっておでかけください。
万が一、無料駐車場を利用できなかった場合は熊谷駅南口周辺にコインパーキングがいくつもあります。南口すぐにある「熊谷駅南口駐車場」や「熊谷駅南口第2駐車場」は台数も多くおすすめです。
万が一南口のパーキングがいっぱいでも、北口にもコインパーキングが多数あります。北口周辺には商業施設もあり、帰り際にこちらで買い物を済ませたい方には北口へ車を停めるという選択肢もおすすめです。
熊谷桜堤で写真を撮るならここがオススメ!地元民一押しの穴場スポット
熊谷桜堤の一番の見どころは、なんといっても荒川沿いに植えられたソメイヨシノ約500本です。
桜が咲き乱れる時期には、およそ2㎞にも及ぶ桜のトンネルが作られ、見る人の心を奪います。春色に彩られたトンネルを潜った思い出は、きっと一生の記念となるはずです。
桜が最も見ごろとなるのは例年3月下旬から4月上旬辺り。満開の時期に訪れ桜を堪能するのもおすすめですが、散り際の時期に訪れ桜吹雪の中を散策するのも違った味わいがあるのでおすすめです。
数百本の桜から舞い散る桜の花びらは圧巻の一言で、この光景を見るためにと遠方から時期を狙ってくるファンも多いとか。
埼玉県屈指の映えスポットとして、趣味のアマチュアカメラマンからウェディングフォトやキッズフォトのロケ撮りとしてあちこちで撮影する姿が見受けられます。
早朝は比較的観光客が少ないため、人が写り込まない写真を撮りたい!という方は、早起きして朝日とともに写真を撮ってみてはいかがでしょうか。
ライトアップ
熊谷桜堤の夜の一大イベント、それは桜まつりの開催時期にライトアップされるソメイヨシノです。
夜空の月を背景に昼とはがらりと印象を変える桜並木を歩けば、素敵な夜桜デートになること間違いなしですね。
ライトアップの時間は、例年18時から21時です。時間に合わせて訪れてみてください。
熊谷桜堤の気になるトイレ情報!桜の時期は混雑に注意
桜堤の利用客用のトイレは、まず荒川河川敷の荒川公園内に2ヶ所設置されています。
また、荒川大橋のほうへ徒歩7分ほどの「熊谷荒川緑地市民いきいき広場」にもトイレがあります。
どちらもベビーベッドやおむつを捨てる場所等は無いようなので、小さなお子様連れの方はこちらも留意してお出かけするのが良さそうです。
近くの公共施設として、「熊谷市民体育館」や「熊谷市立熊谷図書館」もありますが、施設を利用する人も多くいらっしゃいますのでマナーを守った利用が肝心です。
いずれも、女子トイレは非常に込み合います。熊谷駅南口のロータリーにも公衆トイレがありますので、駅から向かう場合にはこちらを利用することも検討してみてください。
熊谷桜堤の開花状況をチェックして素敵な写真を撮りに行こう!
今から400年以上も前に作られた「熊谷桜堤」。埼玉県内でも有数の桜の名所です。
「日本さくら名所100選」にも選ばれるほどの絶景をぜひ見に行ってみてくださいね。
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