秩父は都会から離れすぎない位置にありながら、自然が多く残る場所。秩父夜祭やアニメ・ドラマの舞台となっている影響で知名度が高く、観光に訪れる方も多いです。
そんな秩父には、秩父観光にぴったりのグルメスポットも多数あります。この記事では、特におすすめな7店舗を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
※掲載内容は執筆当時のものです。今後の状況により変更される場合があるので、最新情報は事前にご確認ください。
目次
秩父観光グルメ編① わへいそば「ざるそば」
「わへいそば」は、昔ながらの田舎そばが食べられるお店です。
昭和57年に開店して以来ずっと、秩父でそばを提供してきました。素朴ながらも深みのある味わいは、当時の人々にはもちろん、現在も愛され続けています。
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特徴は、「そば殻も一緒に挽いた粗挽きのそば粉」です。粗く挽くことで、香り高くしっかりした風味のあるそばになります。ここには、素材の味を大切にする店主のこだわりがあります。
老舗料亭で修業をした店主は、そば粉の挽き方にも妥協しません。そのため、わへいそばでは、そば本来の美味しさを楽しめるんです。
噛めば噛むほど香りが鼻に抜けていき、箸がどんどん進みます。
人気のつけ汁「くるみ汁」に変更して栄養素も満点◎
わへいそばでは、つけ汁を「くるみ汁」に変更可能です。くるみ汁とは、そばつゆに秩父産の山くるみを砕いて溶かしたつけ汁のこと。
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店主が自らすり潰し、最適な配分で混ぜ合わせています。そのため、香り高いそばとよく合っていて絶品です。
さらに、「くるみ汁には嬉しいヘルシー効果」もあります。くるみは、ビタミンEなどのビタミン・ミネラルを多く含む食材です。なので、女性には最適。また、くるみは飽和脂肪酸が低いため、生活習慣病の予防にも役立ちます。美味しくて健康にも良いのですから、食べない理由がありません。
甘みが強いこともなく、見た目よりさらさらとしているので、そばと合わせても食べやすいです。口に広がるそばとくるみが合わさった風味は、やみつきになること間違いなしですよ。
秩父観光グルメ編② 野さか「豚みそ丼」
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「野さか」は、秩父名物の「豚みそ丼」が食べられるお店です。豚みそ丼とは、豚肉をみそ漬けにしたものを丼にしたもの。
もともと秩父では、古くから伝わる保存方法として、肉をみそ漬けにする習慣がありました。現在では、その習慣からみそ漬けにした肉が秩父名物となり、多くの人に親しまれています。
豚みそ漬けを炭火で焼いた秩父名物
野さかの豚みそ丼は、そんな秩父名物の豚のみそ漬けを炭火でこんがり焼き上げ、白いご飯の上に盛った食欲をそそる1品です。2008年に専門店としてリニューアルし、豚みそ丼にこだわり続けています。
まず最初のポイントが、「豚肉を漬けるみそだれ」です。自家製のみそだれは、炭火で焼く豚肉にマッチするよう考えられています。みそというとこってりしているイメージがありますが、野さかのみそはあっさり。まろやかで女性にも人気です。
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もちろん、肉にもこだわっています。しっかりみそだれに漬けこまれた豚肉は、「炭火で焼くことで、さらにふっくらジューシー」に。脂もほどよく落ちるのでしつこくなく、焦げ目がジュワっと香ばしく仕上がっているため、すいすい食べ進められてしまいます。
豚みそ丼は並盛の他に、並盛の1.5倍ある大盛、並盛の2倍ある特盛もあります。たくさん食べる方でも大満足のボリュームです。ぜひ友人や家族と一緒に足を運んでみてくださいね。
秩父観光グルメ編③ 阿左美冷蔵 金崎本店「蔵元秘伝みつ 極みスペシャル」
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「阿左美冷蔵」は、秩父に金崎本店と寶登山道店の2店舗を構える、老舗のかき氷店です。かき氷ブームの火付け役となったお店でもあり、全国各地から多くの人が訪れています。
使っているのは「秩父の天然氷」。鋭い刃で細かく削っているため、ふわふわな食感が楽しめます。透き通るようなかき氷は、他では出会えない一品です。
また、使っているシロップも天然素材にこだわったもの。ミルクやフルーツといった素材の味が楽しめるシロップが、常時10種類以上取り揃えられています。
中でも人気なのが「蔵元秘伝みつ極みスペシャル」。その名の通り、お店自慢のスペシャルメニューです。
あずき・白あん・抹茶あん・白玉などのトッピングも多数!
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「蔵元秘伝みつ極みスペシャル」は、ふわふわのかき氷に、トッピングのあずき・白あん・抹茶あんが別添えで付いてきます。それぞれ1つずつかけて味わうも良し、3つブレンドして楽しむも良し。和三盆の秘伝みつをかければ、もうたまりません!
さらに、白玉のトッピング追加も可能です。ふわふわな氷ともちもちの白玉はベストマッチしていて、いくらでも食べられますよ。
夏場は長蛇の列になることも多いため、ピークの8月や週末は避けるなどするとスムーズです。駐車場もありますので、夏は熱中症対策をしっかりとして訪問するとよいでしょう。
秩父観光グルメ編④ 安田屋「わらじかつ丼」
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「安田屋」は、秩父名物「わらじかつ丼」の専門店です。大正5年に創業した小鹿野にある本店は、わらじかつ丼の元祖とも言われています。
わらじかつ丼とは、その名の通り、「わらじのように大きなかつがのった丼」のことです。丼から溢れ出るくらいのかつが、1足のわらじをイメージして2枚のせられています。
西武鉄道のCMで映っていたこともあり、今では「秩父といえば、わらじかつ丼」とも言えるほど知名度が高いです。そんなわらじかつ丼は、秩父では多くの店が提供しています。
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しかし、元祖である安田屋はやはり違います。安田屋本店のわらじかつは、醤油ベースの濃い目のたれで味付けしており、かつとご飯だけのシンプルさが特徴。余計な味が混ざらないので、かつの味を存分に楽しめます。
また、ロース肉を使っているため柔らかく、大きさに反して食べやすいです。サクサクの衣にも、食欲が刺激されます。
本店の「小鹿野店」以外に「日野田店」も!
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安田屋は、小鹿野にある本店以外に日野田店もあります。日野田店では本店と異なり、「ヒレ肉を使ったかつを使用」。そのため、本店のかつより肉厚でジューシーです。
また、本店よりもたれが甘めに感じる人が多いようです。同じ安田屋でも、店舗によって食べ比べられるのが楽しいですよね。
日野田店は本店より駅に近く、丼にみそ汁と漬物も付いてくるのが嬉しいポイント。観光の合間に、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
秩父観光グルメ編⑤ 水戸屋本店「ちちぶ餅」
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「水戸屋本店」は、地元の人々で知らない人はいないほど有名な、古くから愛される和菓子店です。その味は海外にも認められており、2008年には世界規模の食品コンクール「モンドセレクション」で銀賞を受賞しました。
現在は、水戸屋本店の店舗の裏側で、5代目が新たに洋菓子店を開店しています。カフェも併設されており、和菓子・洋菓子の両方を贅沢に楽しめるのが特徴。秩父観光の合間にひと休みできます。
1875年(明治8年)創業の老舗で、秩父土産を買おう♪
「水戸屋本店」の自慢はやはり、秩父土産として広く親しまれている「ちちぶ餅」。ちちぶ餅とは、中にあんが詰まった大福のような和菓子です。
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食べてみると、餅の柔らかさに驚かされます。柔らかくふわふわですが、ちゃんと弾力もあって噛み応えがあります。中のあんは、つぶあんとこしあんが混ざったようになっていて、上品な甘さです。深みのある味は、さすがは老舗の和菓子店。他には真似できない1品です。
「ちちぶ餅」は、2個や3個など少なめの個数で袋入りになっているものと、多めの個数で箱入りになっているものがあります。袋入りのものは自宅用に、箱入りのものはお土産用に、と分けて買うことができて便利です。
なので、秩父土産にはちちぶ餅が最適。必ず喜ばれるはずですよ。
秩父観光グルメ編⑥ おやつ本舗「みそポテト」
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「おやつ本舗」は、西武秩父駅前温泉「祭の湯」のフードコート内にあるお店です。祭の湯は温泉などを利用する場合は入館料がかかりますが、フードコートは無料で入場できます。
フードコート内には9店舗あり、おやつ本舗の他にも、わらじかつを出すお店や秩父そばを出すお店などが揃っているのが特徴です。
しかし、ひときわ目を引くのは「みそポテト」。実は、秩父のイメージキャラクター「ポテくまくん」のモチーフにもなっているんです。
食べ歩きにも!秩父B級グルメの定番
「みそポテト」は、秩父を代表するB級グルメであり、郷土料理です。秩父では古くから、農作業の合間などにみそポテトを食べていました。
そのため、地元の人々には親しまれているおやつなんです。ソウルフードと言っても過言ではありません。
「みそポテト」は、ホクホクになるまでふかしたじゃがいもをカリッと揚げ、甘めのみそだれをかけていただきます。ホクホク感とカリッとした食感が絶妙なバランスは、手頃な値段でありながら最高です。「おやつ本舗」では揚げたてサクサクの状態で出してくれるため、より一層美味しく味わえますよ。
また、串に刺さった状態なので、「持ち歩きやすいのも嬉しいポイント」。秩父観光では歩く場面が多いため、食べ歩きにも最適です。
秩父観光グルメ編⑦ ジェラテリアHANA「本日のジェラート」
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「ジェラテリアHANA」は、テレビや雑誌でも紹介されている秩父の人気カフェです。自家製ジェラートやワッフル、ピザなどの軽食が食べられます。どれも秩父の素材を使っており、秩父を味で楽しむなら最適なお店です。
また、お店は山奥にあるので、テラス席でたっぷり自然を感じられます。街中の喧騒を離れ、ほっと一息できますよ。
駐車場も完備◎隠れ家カフェで秩父スイーツを味わおう
「ジェラテリアHANA」は駐車場が完備されており、車でアクセスしやすいのが魅力です。古風な温かみのある店内も居心地がよく、ついつい長居したくなります。
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お店の自慢は、やはりジェラート。ジェラート好きのマスターが、毎朝手作りしています。季節に合った素材でジェラートを作るため、内容は日替わりです。その日のラインナップは店内の掲示とHPの「本日のジェラート」に掲載されており、いつも10種類程度が用意されています。
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内容の一例を挙げると、定番のフレッシュミルクやリッチカカオ、ラムレーズンなど。珍しいものだと、トマトや梅酒、蕎麦の実のジェラートまであります。
秩父で採れる食材を中心に作っているというジェラートは、素材を大事にした味わいが特徴です。さらに、口どけの良さ、舌触りの滑らかさまで計算されています。
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ジェラートは店内で食べるのはもちろん、食べ歩き用のカップとコーンでの購入や、蓋つきで「テイクアウトも可能」です。店内で食べる場合は、自家製ワッフルに添えることもできます。
また、ジェラートは「オンラインでの販売」もしています。
おすすめは、焼きたてサクサクのワッフルに合わせる食べ方です。ぜひ実際に店舗を訪れてみてくださいね。
秩父観光ではグルメも楽しもう!

秩父にはご飯ものからスイーツまで、あらゆるグルメが揃っています。どれも、観光の際の食べ歩きやちょっと一休みのお供に最適です。
さらに、秩父でしか食べられないものも数多くあります。秩父観光ではこちらで紹介したお店も忘れずに、グルメも楽しみましょう!

食べること大好きなライター。埼玉県在住で、美味しいものを探し回ることが趣味です。まだまだ知られていない埼玉の魅力を、余すところなく発信していきます!